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中立作品

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女性kaya。さん

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その秘密を吞み込めるか、否かにかかってる

上巻から引き続き。

ははぁ…そうくるか!

まさしく「衝撃のラスト数ページ!」
なんてキャッチコピーができちゃいそう。

最後の最後ですっごい爆弾をぶち込んできやがったな…と。

読み終えてから改めて振り返ってみると、
邦之の妹に対する兄というにはやや過保護すぎる愛情にも納得がいくし、
菊丸の「お父さんみたい」発言の際の邦之の表情と言い、
あちこちにその伏線は散らばっていたんですよね。
それに気付いてしまうとこのラストでの伏線回収への流れもとても秀逸。

が!!!
問題はその“秘密”の内容でした。
個人的にはここまで邦之の人生を過酷にする必要あった?と
ちょっと引いちゃった…。

秘密を聞かされたときの妹の心中を思ったら…
愛し合う二人に望まれたわけでもなく、
自分の出生の理由がそんなことって…あまりにも不憫だ。
若かったとは言え、ほんとバカで弱くてどうしようもねえ奴だったんだな、と。
起きてしまった後に邦之が背負った苦労に関しては同情を禁じ得ませんが、
その一方で全ては自身の臆病が引き起こしたことでもあり自業自得なのかも…。

ここまでにも攻めの女の子との絡み(肉体関係、婚約含)やら、
受けの脇役との微絡み(キスetc...)など地雷原を駆け抜けてきた感は
ありましたが、このラストで明かされる攻めにまつわる“秘密”は
間違いなく本作最大の地雷になり得る要素だろうし、
これよって評価が分かれるのだろうな、と。

自分の場合はやや引き気味(ごめんなさい )でしたが、
そんな邦之の秘密もひっくるめて愛せる菊丸の愛って無償の愛なんですよね。
なので、邦之の過去を受け容れられる方であれば、
これだけのこと乗り越えれるならもう何があっても二人は大丈夫!と
二人のクソ重愛が感じられてぐっときてしまう、のかもしれない。

というわけで、すみません。
現状は二人のハピエンに良かったね、的な意味合いで中立で。

最終的にはちゃんと邦之の愛情も見れたし、
末永く添い遂げるであろう的な二人の雰囲気にホッとできました。

今はまだこの“爆弾”に関しては上手く呑み下せてないのだけれど、
少し間をあけて読み返したら意外と神評価に寝返ったりするのかもしれない。