作家さん買い。めがね先生、10冊目なんですね。おめでとうございます。
そしてやっぱりぶれずに受けくんは眼鏡さんです。うーんでも前に書いたかどうか忘れましたが、めがね先生、受けくんを眼鏡キャラにしたいのはいいんですが、そろそろ眼鏡のデザインの幅が欲しいんですよね…まあそれは置いといて。
作家さん買いしたのであらすじはほぼ読まずに読み始めたんですが、アイドルさん同士のカップリングなんですねー。
アイドルらしくないオラつきタイプの攻めさんが、スキャンダルをきっかけにまるで牙を抜かれたみたいになっちゃってて、それが淋しい受けくんは発破をかけにいく。そしたら何故か美味しく頂かれちゃってーな展開です。
こういうパターンの場合、俺はただ憧れてる、ヲタクとして好きなだけで恋愛じゃない!という葛藤が有ったりなのですが、攻めさんの強火ヲタで、俺様でオラついてるそのキャラが好きな受けさんなので、そんな葛藤を感じる暇などほぼなく。事務所に俺様キャラを控えろと言われている攻めさんに、オラつきを復活させるべくアドバイス?をしながら美味しく頂かれ、仲を深めてくという流れです。攻めさんにセフレが居るのは解釈一致なのに、自分がセフレになるのは解釈違いなの、何か解る(笑)
受けくんは本来東大にいけるほどのインテリくんだったはずなのですが、推しの前ではIQ下がりまくりです(笑)ある意味何も考えず楽しめるBL。
攻めさんに近づきたくてアイドルになったという受けくんもある意味アイドルらしくないような。2人がダンスレッスンしてたりボイトレしてたりするシーンがほぼ無いから、芸能ものとしては物足りないかも。タイトル見たとき、受けくんもアイドルとは思わなかったもんで…。
はっきり言葉にして恋人らしく、という2人ではないのですが、この2人はこういう感じでいいんだろうな、というのは分かるので、これはこれで満足なのですが、もう少し深みが欲しかったと思う部分もあり…。
それにしても帯の「推しのち●ぽしゃぶり会」っていうパワーワード、凄いな…。
あらすじ買いです。
ギャル属性の淫魔(♂)が、ゲイ向けにエロ配信してる男性のところに抱かれにやってきてーというところからお話スタート。
何で抱かれにかって、淫魔なのに勃たなくなっちゃって、じゃあとお尻を開発してたら一チン惚れ(あらすじより)したため。淫魔さんだからかフットワーク軽くて話が早いですね…。
まあもちろん据え膳はがっつり頂かれちゃった訳で、そこからのなんやかんやが第2話より。
うーん、何でしょう、がっつりエロいし、テンション高めのお話で、でもそれなりにシリアスな展開もあり、話としては悪くない…と思うんですが…。
いややっぱふと我に返ると、別にこれ、BLじゃなくても成立するよなあ、と…。
受けの淫魔ちゃん、勃たなくなったから、というところからスタートしてる訳ですが、うん、もうそれ、男子としてのアイデンティティみたいなのを初っ端から設定上無かったことにされてるようなもんじゃないのか…。
で、後はもう設定としてギャルで淫魔でーというだけなんで…まあ、その最初の勃たなくなった云々のページが亡かったら、普通に女の子淫魔がイケチン男子に抱かれにいったっていうようなもんで…。
チンがあることが男子であること、とは言いませんが、ストーリーだけ見たときに、これわざわざBLで描いてる必要ある??となった訳です…。ギャル属性な男の子だから余計に。
淫魔ちゃんが人間男子とずっと一緒に居るために頑張る、というストーリーは悪くない、うん。エロも迫力ある。男性同士だからBLなんでしょう、うん。でも、BLじゃなくてもいいよなあと思ったため、中立です。
ちるちるさんのトップページ、直近のレビューが表示されてますが、こちらの作品についてのレビューが気になり、あらすじ見てみたら何回か気になり、よし買おう!と。
ただこれ、今私が書いている日より半年ほど前に出た作品。いやもう紙本が全然見当たらない。ネット書店にもないし、中古でもなかなか流れてない。いやもうそんなん余計気になっちゃうってば。そして何とか見つけたリアル書店で購入しました。因みに第2版。
いやもう独身アラフォーには刺さりましたわ。但しイケメンに限る案件ではあると思いますが、いやこんなんいいよねーと思わずにはいられないアラフォーですよ。
主人公さんみたいに要領悪い訳ではなくても、もうそれなりに仕事漬けになる毎日。主人公さんみたいにゴミ屋敷にはしないけど、家のこととかやんなきゃいけないし(女は寝る前にも色々ケアせなあかんのんよ…)。
それなりに性欲だって溜まるけど、もう相手を探すのすら面倒くさい。気付けば過ぎてく休日。いやもう誰か勝手に突っ込んで腰振って気持ちよくしてくれたらいいのに。
ただし、やっぱり誰でもいいわけじゃなくて、それなりに私の事を想ってくれててほしい。もうわがままなんですけど、それが理想。
もういっそそんな風にも思ってしまうアラフォーには、もおお最高じゃないの、このストーカーさん…。受けちゃん解るよ…受け入れた方が楽なの、めっちゃ解るよ…。
気味悪い部分はある。けども、ギリギリで生きていた主人公の受けちゃんにとっては救いの手だった。多分この辺に共感するかどうかで刺さる度が変わってくるんじゃないでしようか。
そんな風に夜というかプライベートでは謎のストーカーさんからの好意を受け取る日々。身体を差し出すという代償はあれど、最早それも感謝してるからという理由も出来てるし寧ろこっちも気持ちよくなってるしでウィンウィンとも言えるほど。
そして昼間は、仕事が出来ない訳ではないけど要領悪く色々溜め込んじゃうところを、よく出来る後輩君に助けて貰う日々。
先輩として頑張らなきゃ、助けて貰ってるのは自分が頼りないからだから、もっと頑張らなきゃ、なんて思考回路だから悪循環とも言える…。その疲れを、ストーカーさんに癒してもらってるような状態。
好奇心でストーカーさんにいざ話しかけてみたところから話は動き出します。
ストーカーさんな癖に、まあこの彼の方がある意味思考回路はまとも。確かに主人公さんに愛情を持ってる。けども、不法侵入してたり同意のないセックスをしているという罪を解ってるから、いくら主人公さんがストーカーさんを受け入れていても、彼自身の方がストーカーである自分を許してなくて、まともな方へと主人公さんを誘導するけど、でも、というところが、いやー好きです。刺さる。
まあそのストーカーさんが結局誰なのって、別に謎な訳でなくそりゃそうよね、という人物ではあるんですが、まあこのストーカーさんの言い分もよく解るんですよ。
主人公さんの事が好きで大事だからこそ、自分じゃない方がいい。この彼にはどういう人が合ってるかも解ってるから、昼間のまともな時間に色々と勝負しているけど、頑固者の主人公さんにはいまいち刺さってない。
それが辛くて、ストーカーさんは身を引く訳ですが…でもそこからの主人公さんの頑固っぷりもなかなか。刺さってないことが辛い。けども、でも主人公さんを最終的に突き動かしたのは、まともな時間に接した時に主人公さんへ向けた自分の言葉だった。いやもう、熱かった…!
とまあ独身アラフォーが長々語ってしまいましたが、最初はお世話されてる主人公さんの方に解るよーと感情移入してたのに、何かいつの間にかストーカーさんの方にも、解る解る!となっちゃってたんですよ。疲れた時に読み返したくなるお話でした。
満足度は高いんですが、このお話の盛り上がりどころというか。お話が大きく動く4話終わりくらいから、何か途端にコマ割りが下手になってる感じがするというか…。せっかく盛り上がるところなのに、コマ割りだったり、盛り上がるための表現だったりが何か物足りなくて…。漫画の技術、という部分で多少残念というのがあり、星5つよりの4です。
個人的にこういう、丸々は~したい、みたいな、タイトルが文章になっている作品って、それが達成されるともう後は蛇足になると思ってます(BL・一般作限らず)。
この作品においてはもともと1巻完結でしたが、その1巻で達成されてたんですよね…。話題になったことにより続編が続いてますが、そこからのストーリー性がどうにも物足りない。出会ってくっつくところまでがBLの1つのパッケージだとして、それが終わった後そこから続編を作るとなると大体、他キャラ出して世界を拡げるか、家族関係か過去を出して深掘りしていくかですけど、このシリーズはどうもそれも薄い。気軽に読めるライトBLという部分ではいいのかもしれないですが、目の肥えたBL好きには物足りないよなあと感じずにはいられません。
思わせぶりに次巻に振る、という手法で今回も続いてますが、うーん。今までのパターンを考えると、どうせ大したこともなくあっさり解決するんだろうなあ、とか…。
個人的にすっかり期待値低いシリーズになってしまってますが、何故買ってしまうか?冊子付き特装版が出るから、何か買っとかないと損な気がしてしまうからなんですが…それももういいかな…。
絵は綺麗だし、エロシーンの魅せ方も上手い方だとは思うんですが…。上手い原作者さんと組んでみるのはどうなのかなあ。
ちみっこ×ガタイのいいお兄さんが好きな方には刺さるだろう梶原先生のシリーズ。早5巻なんですね。
コンスタントに出てるので続けて読めてますが…気になるのはお話の進捗度。
ゲームの世界に転生したゴズさんが、最終的には勇者に倒されてしまう魔王(今はまだそこまで目覚めてない)と一緒に旅をして、エンディングを変える、というのがこの物語の本筋。つまりゲームの流れに沿って話が進みながらも、本来と違う動きをして話の流れを変えていく、という訳なんですが…。
今一体ゲームの話の中ではどれくらいの進捗度なんでしょうか…。既にコミックスは5巻。ひょっとしてまだ30パーもいってないんじゃなかろうか…なんて心配も。
所謂RPGものなので、少年コミックスでよくあるような物語にBLも加えられてる訳ですが…いや本当心配なのは、ちゃんと物語の最後まで描かれるのかな、と…。少年誌でも人気がないと旅の途中だろうが打ち切りになったりしてますが、BLというジャンルの中で連載してて、エンディングはこれがベスト、というのに向かって話を進めている訳ですよね。例えば単巻で完結なら5,6話で終わるように物語を作る訳ですが、そうではなく、正直何話で終わるか判らないという中で連載してるなら…ちゃんと最後まで描かれるのかが怖いというのもあったりします…。編集部の都合で打ち切りになったりしないかドキドキしてます…。
というストーリーとは関係ない部分でのドキドキがありつつも、お話は次の展開へ。ゴズさんのメス兄さんっぷりが加速しております(時々エッチシーンで身体のパースが崩れてる気がするのが気になる…)
2人の行動によって、勇者が強くなるための妨害が少しずつ働いていっているようです。
作家さん買いです。先月のに続いてヤンキーものですが、こちらは続き物でなく新作。先輩後輩ものです。
ざっくりした中身で言うと、嘘の告白から本当の恋人同士になる、という、どちらかというと男女ものでよくあるやつでしょうか。
このお話としましては、受けさんは本当は元々攻めさんのことが好きだということ。嘘きっかけではあるものの、思いがけず受け入れてもらえ、自身の片想いが実る、けどーという流れ。1冊でまとまってると思います。
もうとにかく先輩がかっこいいのと(容姿がいい、というより単純にキャラがいい。おばあちゃんに優しく、礼儀もあって、人として正しい)、主人公である後輩くんが先輩のことを全力で好きなのがめっちゃ可愛い。好きすぎてエロに積極的な受けさん…いい…。
もともと先輩後輩で信頼関係が成り立ってる中で、先輩はノンケなので今まで恋愛対象として後輩くんを意識してなかった訳ですが、きちんと考え向き合ったりするところも良く、でもひょんなことから意識の対象になるっていうところも、そりゃあるよね、と納得もあり。終始可愛くてニヤニヤしちゃうお話でした。2人ともヤンキー上がりなのに可愛すぎる。
ちょっとその嘘の原因である双子くんが、個人的見解でうーん、というのと。
あと帯のアオリが先輩視点なんですよね。あとタイトルも。ですが、お話は基本後輩くん視点です。そこがちょっと違和感だったくらいでしょうか。
紙本派の私ですが、発売日直後に手に入れることが出来ず、本屋に行ったときには通常仕様しかなかったんですよね…。
ご縁がなくしょんぼり、でも、インタビュー&試し読みを拝見して買おう、と思ってたので上下巻同時に買って読んだ訳ですが…あれ?ないじゃないですか、インタビューページの試し読みにあったあのちびっこ時代の部分が。
そう、あの部分こそが、この特典小冊子の内容なのです。
ええーあれ見て買うと決めたくらいなのにー!より一層特典付きを買えなかったことにしょんぼりしたのですが、なんとその小冊子だけでも電子で買えるじゃないですか!わーい!
という訳で、電子でわざわざ読んだこちら。買った甲斐がありましたー。
本編自体、琥士郎くんは、相手には忘れられない昔の女性が居るということすらひっくるめて愛しているのだと解るものでしたが、こちらを読んで、より一層納得出来ます。
自分のせいで、と悔やんでいた源慈さんが、思い出と共に前向きに生きていくきっかけとなった、温かなお話でした。
最近読み始めた作家さん。まだ全ての過去作を追えていないところでの最新刊を読んだのですが、どうやらまだ読んでなかった作品のスピンオフだったようです。が、読んでなくても特に問題なし。
…ではあったんですが、作品として、うーん、何処か中途半端なのかなあ。
犯した罪を後悔していて彷徨っていたところ、旧知の人に拾われる。もちろんただ住まわせてもらうだけじゃなくてー、という流れではありますが。
どうせ行く場所なんてないんだからと主人公の彼は受け入れざるを得ない。が、別に酷くされる訳ではない、寧ろ快感に落とされて甘やかされてグズグズにされてるくらいなのでサドはサドでも毛色が違う。暗いトーンではあるんですが、酷さがないのと猫とで穏やかな雰囲気なんですよね。
主人公の彼も、クスリをやってたというのがあったけど、しなくなった(軟禁状態になり手に入らないし)中で、全然禁断症状みたいなのもないし…。
こっちが2人の距離感がどんな状態になっているのかがまだ掴めないうちに、何かあっという間に1年経ってたりするし…。
何かねー、中途半端な感じなんですよね…。
今まで読んできた分の木田先生のお話って、きちんとお話を組み立てていらっしゃった感じがするので、それらに比べて、何で今回こんな?と感じるというか…うーん。
1巻でこのお話に惚れ込んで以降、紙本派にも関わらず、電子で単巻買いしちゃってるんですけども、、、
漸く4巻発売!待ってましたー!早く言いたかったー!!遂に主音声までうるさくなったーー!!
3巻まで、まあ猫谷さんとか出て来てはいつつも、基本的には同じパターン(セックスはするのにセフレ関係のため、お互い好きで仕方ないのに言えなくて関係が進まない)でお話が続いていたので、多少のマンネリ感が出かけてたのですが、遂に進展。
表紙の向かい合って笑う2人がいいですよね。主音声までうるさくなった2人ですが、英子先生独特のテンポ感はそれでも健在でとても楽しく読めました。
取り敢えずまだ読んだことない方は1巻からこの最新巻までまとめて読んでー!
先日別の作品で逆転ドムサブについて触れたところでしたが、作家さん買いしている野萩先生の新刊がそうなら、そりゃ読まねばでしょう!
そして、なるほど、流石皆様、ネタバレ防止処置が凄い!確かにネタバレなしで読んでいただきたいです。
風俗がきっかけで出会った2人は、心が求めていることと、身体が求めていることが逆が故に、なかなかパートナーを作れずに居た。そして、プレイ込みでセックスしてみると、もの凄く相性がよくて…!と始まります。
バース系のお話の中でもドムサブって、より一層心の機微が描かれていないといけないと思うのです。ドムだから、サブだからこの人に惹かれた、だけじゃ何か足りない。もう一つ、この人じゃなきゃ!というのがお話的に欲しいのですが、今回のお話の2人は、互いの欲が一致しており、そして更にそこから心の距離もつめていく…と、読み応えがあります。
その心の距離をつめていった結果、あることが起こる、というのが、この話の特異点。まあ正直評価が分かれるところではあると思います。せっかくそういう設定にしたのに、とも思う。が。そもそもドムサブという世界観の中にそれは存在しており、今まで触れられていなかっただけなのである。それがこの話においては上手く填まってて、ああなるほどね、この2人ならそうなってもいいよね、と納得できるのであります。
プレイ込みのセックスをしてみる、というところから始まったのと、レーベル的なのもあるかな?野萩先生作品の中でもエロ度高めです。
先生が精神的リバ、と書いてるのですが、確かにその通り。単純に役割をひっくり返してるだけじゃなく、互いの心と身体が納得している上でのひっくり返りなので、うんうん、素敵。
ですが、これはあくまで私の個人的意見でして。
これは地雷、という方や、否定的意見が出るだろうなあとも思うのです。なので評価は分かれるとは思いますが、「納得できる」という部分に重きをおいて、私は神評価としたいと思います!