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賛否両論の否の方でした

泣けるという前評判を見たので読んでみました。帯に賛否両論の話だと書いてありましたが、私はBL漫画を作家さんの頭の中を覗くような感覚で読んでいるので大丈夫だろうと思いそのまま読みました。結論から言うと全くと言っていいほど合いませんでした。

私がこの漫画に萌えられなかった理由はおそらく2つあって、1つ目はメインのカップリング(福太×葵)に全く萌えられなかったこと、2つ目は前後編分かれている、他の作品で例えると「ひぐらしのなく頃に」に近いような造りをしていて、比較的ゆっくりと話を進められるのに話がふわっとしていることにあると思っています。
まず1つ目のカップリングに萌えられなかったことに関してですが、これは完全に私の好みの問題かとも思います。カップリング萌えができなかった理由は、福太と葵の2人が同じ方向を向いている感じがしなかったからです。福太は、過去に葵が自分の前からいなくなったのは見知らぬ男に葵が連れ去られたのを自分が止めなかったからだと思い込んでいて、もう一度葵を見つけた今は葵を離すまいと葵に執着しています。一方葵は、福太がアパートに入居してすぐにドアへの落書きを始めたことから、恐らく自分のことは忘れて他の人と幸せになって欲しいと考えているんだと思います。確かに葵は福太のことが好きですが、好きだからこそ離れなければいけないと思っています。2人の望んでいることが全く違うため、どこかちぐはぐな感じがしてしまって全く萌えられませんでした。
2つ目の理由については、まず疑問に思ったのは「なぜ福太に死んでいるはずの葵が見えるようになったのだろう」ということでした。幽霊が現れる理由はこの世に未練があるからだとよく言われますが、葵の未練が一体なんだったのかよくわかりませんでした。そこで考えられたのは「そもそも葵は幽霊ではないのではないか」ということです。福太の夢の中で起こったことが現実の葵の体にも起こっていたことから考えたのですが、葵は福太の記憶の中の存在なのだろうと思います。夢は過去の記憶がつぎあわされてできるという話をよく耳にします。福太が夢を見る時、絶対に葵の体に同じことが起こるのは不自然なような気がします。ですが葵を福太の記憶の中の存在と仮定してしまえば、その原理にも納得がいきます。ですが、どうして福太に記憶の中の存在の葵が見えるようになったのかは本編を読んでも分からずじまいでした。
他にも話の裏付けが足りない部分がいくつか気になりました。この作品は他の作品と比べて考察をさせるような作品なので、裏付けはもう少しされていて欲しかったというのが正直な感想です。

市梨きみ先生の他の作品はそこまで合わなかったわけではなかったので、これからも面白そうであれば作品は買わせていただこうと思います。ですが、この作品に関しては本当にいろいろもやもやしてしまって楽しめませんでした。ごめんなさい…。

陽キャ×クーデレ

エロ要素がない作品ですが、2人のキャラが立っているので読んでいて面白かったです!がっつり恋愛している作品ではないのでBL初心者の方でも読みやすいと思います。
受けの鬼塚くんが本当にいいキャラで、高校時代ヤンキーのような見た目で「鬼獅子」という通り名で恐れられて、大学から黒髪にしたという逆大学デビューを果たした子なんですけど、本当は強くて優しくて猫が好きな男の子なんです。そこに気づいた順平くんは、鬼塚くんにとって太陽みたいな存在なんじゃないかな〜と思います。
続編を切望しています。どうかご検討を……

悲壮感なしのラブコメオメガバース

とにかくエロい本でした。絵と構図が本当に上手くて読み応えがありました。登場人物の表情も細かく描かれていて、キャラクターの心情変化がわかりやすくてよかったです。
オメガがさほど虐げられない世界の話なので、オメガバースがさほど得意ではない人でも楽しめる作品になっていると思います。この作品は確かにエロ描写多めの作品ではあるんですけど、キャラクターの内面にも注目して読んでもらいたい作品です。中学時代の宿敵である獅子倉と虎谷は最初はお互いのことを煽り合っているような関係性なのですが、獅子倉がヒートに入ったのをきっかけに2人の関係性がだんだん変化していくところが見どころです。
キャラクターも魅力があって、読んでいて楽しい本でした!

日本画を見に行きたくなる本

こめり先生の本は初読みでした。読了いたしましたのでレビューしていきたいと思います。

絵(人物) 5/5
商業BLっぽくはない絵柄ですが、人体構造がしっかりしていてデッサンを熱心にやられていた方なんだな、と感じました。鶴間の髪の毛の描き方ももふもふ感溢れる描き方で、すごく好みでした。幅広い年代のキャラクターが出てきますが全員同じ顔なんてこともなく、しっかりと描き分けができていました。

絵(背景) 5/5
自然物の描写が秀逸でした。逆にバスとか家とか直線で構成されているものは苦手なのかな、という印象を受けましたが、木や花などの自然物の描写を素材に頼らずやっていたのはプロ根性を感じました。表紙の芍薬(だよね?)もすごく綺麗でした。

ストーリー 9/10
10年来の親友が恋人になる話です。受け攻めは黒髪×灰色髪です。鶴間(攻)が三木(受)のことを一途に想っていて、10年めげずに告白し続けているのですが三木はそれをかわしている。そんな2人に転機が訪れます。
何か大きい事件が起こるわけでもないのですが、2人の恋人としての関係性の描き方が秀逸でした。恋人になったとしても10年親友でいた頃の名残は変わらず、お互い軽口を叩き合いながら愛し合っている描写が印象的でした。その軽口もクスッと笑えるものが多く、これぞ親友だな、と感じさせられます。
お互いに美大出身の日本画家×美術教師のカップリングなのですが、やけに日本画に関しての説明が細かくて、もしかして作家さんも美大の日本画専攻のご出身なのかな…?と思いました。自然物がうまいのも納得です。

キャラクター 9/10
三木は今の学校にこんな人がいたら絶対人気だろうな、と思わせられるキャラクターです。高校の美術教師で、美大に行こうか迷っている生徒に対して進路指導をするシーンがあるのですが、生徒の目線に立った的確な指導をしているにもかかわらず不快感を感じなくて、誰もが担任に欲しくなるキャラクターだと思いました。人柄も良く、多くの人から好かれるのも納得です。
反対に鶴間は四六時中絵を描き続けているようなキャラクターで、絵を描いていない時でも絵のことを考えているくらいの絵好きです。2人の個性が噛み合って、あの絶妙な距離感が出るのだな、と思いました。

エロ 7/10
まぁそこが主軸の本ではないので、あんまり気にする要素ではないと思います。

総評 35/40
読み終わった後に日本画を見に行きたくなるような本です。ぜひ読んでみてくださいね〜

初心者にはおすすめ

文川先生の本は「イヤよイヤよも?」以来でした。読了したのでレビューしていこうと思います。

絵(人物) 3/5
商業BLの中ではかなり可愛らしい部類に入る絵柄だと思います。目の上部と下部にハイライトがあって、全体的にキラキラしてる感じの絵柄です。個人的には髪の毛の描き方がすごく印象的で、自然なふわっと感が感じられました。表紙の目、髪の毛の描写も好みです。今までBLの独特の絵柄に苦手意識を感じていた方でも入りやすい絵柄ではありますが、人によっては好みではない気もするのでこの評価にしておきます。

絵(背景)3/5
全体的に3D素材を多用している感じの絵柄で、これといって印象的なところはありませんでした。

ストーリー 7/10
受け攻めは黒髪×ピンク髪です。学年一のモテ男、飯田くん(攻)に嘘の告白をすることになってしまった紺くん(受)が、どんなに可愛い女の子でも振る飯田くんの性癖を探るストーリーです。
この漫画はBLにしては珍しく攻め視点での物語展開があって、飯田くんの頭の中が全部見れて面白かったです。飯田くんがかなり無表情なので、攻め視点を読んでからまた読み返すとなんか笑えてきます。まぁ言ってしまえば無難なストーリーです。そこまで異色のストーリーではないですね。

キャラクター 8/10
メインキャラクター含めユーモアな人物が多く、読んでいて楽しかったです。紺くんは鈍感+アホの子で、たまに大胆ですごく可愛らしいキャラクターだったのですが表紙の印象と全く違ったのでびっくりしました。
飯田くんは実はゲイなのですが、学校ではそれを隠して過ごしています。だから女の子にはなびかなかったけど、紺くんに告白されてから彼の心の中がかき乱されていく様子は面白かったです。
物語中に不快なキャラクターが出てこないのもプラスポイントです。

エロ 8/10
BLでは珍しい男の潮吹きシーンがあります。相変わらず受けの顔をドエロく描かれることは健在ですね。終盤のお互いの認識が食い違ったままのセックスシーンでも大爆笑しましたし、エロの中にもユーモアのある濡れ場でした。

総評 29/40
全体的にコメディテイストの本で、BL初心者の方には親しみやすい内容かと思われます。ですが悪く言ってしまえばよくある設定のありきたりな本なので、新規開拓をしたい方には少し向いてないかもしれません。

以上です。閲覧ありがとうございました。

初恋 コミック

一樹らい 

ぎゅんぎゅんしました

めっちゃきゅんきゅんしました。きゅんきゅん飛び越えてぎゅんぎゅんしてたような気もします。ちょっとヘタレな攻めっていいですね。

ワケありで女装をさせられてた過去を持つ受けと勇者に憧れていたヘタレ攻めのお話です。

ストーリー:25/30

もっとSFっぽいのがくると思っていたのでちょっと期待はずれでしたが、いいお話だったと思います。設定もよく作り込まれていたと思います。小さい頃に会った人と再会するってわりとよくある話ですが、姫要素と勇者要素、そして男の子を好きになってしまったことへの葛藤要素が足されたことでよくある話から抜けていたと思います。いろんな葛藤から抜けて、いちゃいちゃする2人の描写も秀逸の一言です。

絵:28/30

すごいどっかで見たことあるけど、画力自体は高いと思います。キャラの照れ顔を描くのが本当にうまい!読んでる側が恥ずかしくなるほどです。


キャラ:40/40

これは文句なしの満点です。キャラの作り込みはよくされてると思いました。姫川くんまじでかわいい。

総合:94/100

楽しんで読ませていただきました!今度から作家買いしようかな〜

もっとやってくれー!

ん〜、個人的には微妙でした。病むならとことん病んで欲しい、バドエンでも構わない派なのでちょっと物足りなかったです。でも攻めの剣くんの狂気の描写は秀逸でした!普通に怖かったし、狂気を感じたので、もっといろいろやってほしかったです。

エロい受けオブザイヤー


絵:9/10

繊細でとても綺麗な絵でした。濡れ場の受け、黒谷くんの顔がこの上ないほどエロくて、たぶんこれを超えるエロい受けがいる漫画はないな、と思いました。
ただ、黒谷くんの受け顔で目をつぶってるシーンが若干微妙だったので1点だけ減らしています。えっちかったので全体的には大満足ですが!

キャラクター:10/10

最初に買って本を開いたときびっくりしたのが、「黒い方が黒谷じゃないの!?」ってことです。黒い方が白丘で、白い方が黒谷です。そしてわたしはその妄想をまんまと信じて攻め受けが逆だと勘違いしたまま買いました。みんなは気をつけるんだぞ☆
黒谷:経験人数多めの陽キャ。非常におモテになる。白丘くんが好き。
白丘:経験人数1人。まぁまぁおモテになる。わんこ。黒谷くんが気になってる。
って感じで、白丘×黒谷です。わたしはてっきり白丘くん受けの前提で買ったんですが、大満足だったので気にしなかったことにします。
お互いがお互いを想ってる気持ちもすごく伝わってきて、永遠に爆発しろって思いました(冗談です)

ストーリー:4/10

ストーリーなどない!!!(断言)
最初の付き合ったころあたりはまだストーリー性あった気はしますが、それ以降ほぼセックスor強姦未遂のオンパレードなので(あとで数えたら未遂と他キャラ含めて濡れ場10個ありました。抜いても8個)、ストーリー性は期待しない方がいいです。

濡れ場:10/10

まぁさすがにこの項目設けますよね…
最初見たときあまりにもエロすぎたため「これまさか18禁BL本なんじゃ…?」と思って表紙を端から端まで見ましたが何もなく、というかそもそもメジャーな某熊系の書店さんが18禁BL本なんか子どもに見える位置に置くわけないので、まぁ18禁じゃないんですけど、腐女子なりたての18歳未満の子にはあんまり選んでほしくないなーと思いました。

ですがとてもエロいので読む価値は充分にあります!!!
シチュエーションはオーソドックスなものが多いのですが、とにかく黒谷くんの顔がエロいのと、白丘くんがビジュアルと性格に反してガツガツ系で、濡れ場中の顔が完全なるド攻め様でひえ〜〜〜ってなります。黒谷くんマジえっちぃ。たぶん2018年エロい受けオブザイヤーに堂々と輝くと思います。
あと、本編では脇役だった人たちの話も入ってます。えっちぃです。この2人の本も出て欲しい…!

総合:34/40(前のに合わせると24/30)

とにかくエロい本なので万人にお勧めできる本ではありませんが、「あ〜〜〜美少年たちのエロ本読みて〜〜〜」って思ってる方にはおすすめの本です!!!ぜひ買って、エロい受けオブザイヤーの凄さを感じてください。

文句なしの良作です!


絵:10/10
最近読んだARUKU先生の本が「スクールナイト」だったんですが、たった1年の間ですごく絵上手くなったなーと思いました。絵柄は昔から変わってないけど、構図のレパートリーとかデッサンとかがめきめき上達している気がしました。人を選びそうな絵柄ではありますがわたしは好きです。

キャラクター:10/10
今回のメインキャラを一言で表現するならクズ×清楚系クズってところで、攻めの凍月さんがひたすらにクズなのに明らかに奏くんに惚れてる描写があるのが個人的に萌えポイントでした。奏くんも、こんな男いたら男でも惚れるよなぁって感じの子でした。でもこの本は攻めに萌えると思います。

ストーリー:10/10
(まぁこの方の本で満点つけない方が間違ってるとは思うのですが)文句なしの10点です。ARUKU先生の作品って、先程挙げたスクールナイトのような若干ファンタジー要素のある作品が多かった気がするのですが、今回は違います。ファンタジーなどありません!!!
凍月さんの形式上の奥さんも、最初見ただけじゃただのウザい女なんですが、回想シーンを読むとそりゃああの人(ネタバレなるので伏せます)を殺したくもなるよなって思えるようになっていて、よく設定が練られているな、と思いました。
笑えるところもあれば泣けるところもあって、キャラクターの心情表現も秀逸でした。タイトルの伏線も見事に回収していて、改めてARUKU先生の強みを感じました。

総合:30/30

いやー、やっぱりこの方はすごいですね。ファンタジーものを描かせても最強なのに現代ものを描かせても最強で、しかも絵まで上手くなってるとは…。人の成長って素晴らしいですね。
若干グロ描写、流血表現があったりするので
苦手な方にはあんまりおすすめできませんが、とにかくストーリーが秀逸な作品です。買って損はないと思います!

ほかの2冊も読みます

日曜日の午前4時に2時間かけて読了しました。気づいたら泣いてました。むちゃくちゃ分厚いけどむちゃくちゃいい本です。
ネタバレしちゃったらおもしろさ半減するのでネタバレしないでいきます。感想としては、切ないし泣けます。トラブルとかもたくさん起こったけど、結果的に記憶障害が2人を前に進めたんだと思います。あと、情景描写がめっちゃうまいです。慈英が頭痛で倒れるシーンも、慈英の視界に映っているものが精密に描かれていて、なんか感動しました。
恥ずかしながらこの本がシリーズの最終作(?)ということを知らなくて、なんか1番最後から読んじゃったんですけど、ほかの2冊もちゃんと読みます。