とにかく面白いです!
ですが、Bl色は薄いので、BLを期待して読むとちょっと物足りないかもしれません。約半分は少女と青年のお話です。
でもとにかく面白いです!
ストーリーがよく練られているので、BLを抜きにしても1つの作品としておすすめしたい作品です。
1巻を読んだときも思いましたが、「願いが叶う薬」という一見すると幸せなイメージのものを木原先生が書くとこんなに痛いお話になるのかと驚かされました。
特に「eternal friend」を読んだ後は辛すぎて次の話に進む気になれず、思わず本を閉じてしまいました(笑)
ニコラスとジョンには本当に幸せになってほしい…
こんな切ない設定と展開を思いついてしまう木原先生は本当にすごい(笑)大好きです(笑)
「私の少年」と表紙から爽やかなイメージを抱いていたのですが、一番最初から体の関係のある二人の話でいい意味で裏切られました(笑)
きれいな絵に加え、どの話もストーリーがよく練られていてとても読み応えがありました!
特に良かったのが「レユニオン・ドラマの場合」です。
攻めの健吾がどストライクでした。
バカっぽい言動が多く、その言動と行動で受けのヒロキを翻弄するのがイイ!
あんなきらきらした目で迫られたら拒否できませんよ~!
思わず最初から読み返したくなるようなストーリーも面白かったです!
全て短編でしたがどの話も楽しく読めたので大満足です。
高野先生の他のBL作品も読んでみたいと思います!
評価が高かったので読んでみましたが、期待しすぎだったかもしれません。
シリーズものの作品の1巻ということもあり、表題作の二人はまだ恋愛というよりは交流を深めている段階だと感じました。
それはわかるのですが、もう少しエロがほしかったかな…
エロ度も「標準」になってますし、「ドMで変態、淫乱」とあったので期待してしまいました。
ストーリーも、大きな出来事が起こるわけでもなく淡々としていて、特に感動もせず読み終わってしまいました。
矢代も百目鬼も何を考えているのかよくわからず…
(読み込みが足りないのかもしれません)
ですが、人気の作品ですし今後に期待してもう少し読んでみたいと思います。