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かわいい。

純粋にとてもとても萌えます。BLはファンタジーってやつです。
受けも攻めもかわいいんですよ。まず絵が上手でかわいいし。受けも攻めも不器用で気持ちの伝え方を知らない天然。神の視点を持つ読者の自分はそんな二人をみて、予定調和のハッピーエンドを待ち望みつつやきもきしてました。
個人的に、攻めの優君がさりげなくムカデ人間っぽいTシャツ着ているところが面白かったです。他にもじわじわくる小ネタとかギャグが挟まれてます。切ないターンの中にある適度な清涼感って感じで癒されましたよ。嫌味のないサブカル男子優君。

みんなキャラ立ってます

yohaさんは同人時代から好きな人なんですけど、今回のは何故か嵌れませんでした。
今まで性格悪く描写されていた攻めに、昔からの理由があるとはいえ急に愛に目覚められても取ってつけた感が出る……じゃないですけど、なんか萌えなくて困りました。受けも芯が強くてちゃんとかわいい子なんですけどね。自分にとって感情移入できないタイプの、何だか人間みを感じられないキャラ2人だったんだと思います。受けと攻めは主人公補正的な物が強くて、良くも悪くも特別な人間って感じです。
とは言っても、yohaさんなんでストーリー自体は練られていて、脇キャラたちも描きわけが出来ているし個々の人格があります。その辺で萌にしておきました。李と早乙女君がお気に入りキャラです。彼等、主人公たちと同じクラスの面々を取り上げた番外編ではyohaさん特有のギャグ(?)がたくさん見れて満足しました。この子たちの取り留めもない日常が気になります。
総評としては、萌えや、単純な面白みとは離れた、ちょっと変わり種なロマンスを楽しみたい方にオススメしたい作品です。精神的に一途かつ、皮肉な言い方を交えつつも、「運命」という単語がたくさん出てくるお話なので。小説的なのに漫画的技法を上手に使っています。yohaさん独特の空気感や絵柄は健在で、嵌る人はすごく嵌ると思います!

趣味じゃなかったです

緒川先生の作品は他に読んだことがないのでわからないですが、ひょっとしたら萌えツボがまるっきり違うのかなーと感じました。趣味じゃないの一言に尽きます。
設定に対して胸糞悪いとは微塵も感じないです。そもそも最初は設定に惹かれて購入しました。でも、設定だけ気に入っていても、それを盛り上げるためのキャラが自分の好みではなかったら、自分の気持ちが盛り上がっていかないのだなー……と思いました。
逆転ものや、受けを支配するタイプの攻めが好きな方ににはおすすめです。

にいちゃん コミック

はらだ 

普通に萌えたんですけど、異端なの??

結論から言うと、髪の毛かきあげつつ「にいちゃん今からアンタを抱く」って言っちゃうゆいくんに最強に萌えました。全て持ってかれました。
ほんとにゆいくんかわいくてかっこいいです。
はらださんの描く、相手の心すら慮ることなく揺るがない意志で愛を貫けるキャラ、大好きです。ゆいくんはどんな酷い目にあってもにいちゃんラブ。でもやられっぱなしじゃないところがいい。ゆいくんは別ににいちゃんに復讐したいとかじゃなく、愛故の行動なところもいい。ゆいくんの愛を甘く見た結果トラウマ抉られちゃうにいちゃんもバカかわいいのかもしれない。
でもそんなゆいくんでも親のことを考えると憂鬱になっちゃう、そんなところが憎らしくも愛すべきはらだイズムな気がしてます。ゆいくんとにいちゃんの幸せを願ってます。ゆいくん好き。

個人的にはキャラ萌え

好きな話です。

中盤まで、受けは攻めから雑な扱いしか受けていないので、そういうのが苦手な方にはおすすめできません。ですが私的には、攻めに何されようがくよくよしたりせず攻めのことを好きで揺るがない受け、というのが萌えポイントでした。攻めの性格も、受けに対する劣等感が見え隠れしていて、バカで、受けに何しても拒まれないからどんどんエスカレートしちゃうようなバカで……正直私は好きです。クズって言われるほどクズだと思わないです。これは、私がバンド系が好きなため、女の子が金と性欲目当てで見られるという事に耐性があるからかもしれませんが。受けの強さ・天然具合と攻めのバカ加減・自業自得感で物語の薄暗さが中和されてるところが良いです。

攻めの受けに対する扱いが悪い・女の子が酷い言われよう、扱われ方をされている・攻めが暴力を振るわれて受けになる
↑に地雷がなければ読んでみて欲しいです!

ある意味最強の作品

自分の中で未だにこれを超える作品はない!ってくらい好きなBLモノです。

トラウマを克服できず、受けを素直に愛せない攻め×そんな攻めをどうしても振り向かせたい受け
……とか書いたら重くて暗い話に思えますけど、実際はとんでもなくハイテンションな作品です。テーマはシリアスなのに、受けの変人級のノリの良さ、強引さ、ポジティブさで話が暗くならないんです。そんな受けが、とんでもない力技で、ツンデレ通り越してツンドラな(なのにかわいい)攻めの心を動かしていきます。

BL描写もさることながら、作者さんのギャグセンには脱帽せんばかりです。乾電池のコスプレをする受けなんて、どこを探したって他にいないでしょう。
脇キャラもぶっ飛んでるやつらばかりでスパイス効きすぎてます。「主人公二人の世界」系のBLではございません。ひょっとしたら主題はBLじゃなくて、ボーカル主人公の成長物語かもしれないです。

BL漫画としてもギャグ漫画としても青春(?)漫画としても楽しめる、本当に楽しい作品なので、名前だけは知ってる!という方にも是非読んでいただきたいです。