成人男性×少年のカップリングをこよなく愛する私ですが、実際にそういった内容の商業本はなかなかないもので、満たされない日々を過ごしておりました。
そんな私にとってこの本はまさに砂漠の中のオアシスのようでした!
すごい!まさしく、少年受け!
少年たちの衣装はもちろん、あのウエストから太ももにかけてのライン!作家さんのこだわりが伝わってきました。
他にも攻めとの体格差などなど…とにかく萌え要素満載でした。(しかもちゃんと濡れ場がある…!)
アサヒくんの可愛さは言うまでもないですが、同じナイトクラブで働く少年たちもこれまた可愛い。イケショタもいればアイドル系もいて、それぞれタイプが違ってとても魅力的でした…!
モブとの絡みが少しだけありますが、モブ×少年のカップリングも大好きなので私はとても嬉しかったです。
私と同じく少年受けに飢えてらっしゃる方、表紙に惹かれた方はぜひ!
あらすじを読んで「エロ系の話なのかな?」と思っていましたが、いい意味で裏切られました。
ストーリーがとてもしっかりしていて、後半に進むにつれてどんどん引き込まれていきました。
サブキャラクターたちもしっかりキャラが立っていて良かったです。
好きな人以外にも身体が勝手に欲情してしまうというオメガバース特有の設定を上手くいかした、切ないお話でした。
そしてなによりもカナエの一途さに心を揺さぶられました。カナエが転校してくるまでに何があったのか、どうやって転校してきたのかを知ったとき本当に胸が苦しくなり、涙が出ました。
ここまで一途に努力する子はなかなかいません。
これは名作だと思いました。
yohaさんの他の作品もぜひ読みたいです。
私が初めて読んだ商業BL作品です。
当時はまだBLにちょっと興味があるレベルで、エロとかはとても苦手だったので、この作品が最初で良かったなと思ってます。
コミカルで明るく楽しいお話で、とても面白かったです。
BL要素は少なめです。エロは一切なし、最高でもキスシーンがあるくらいです。
メインの2人の他に登場するクラスメイトたちがいいキャラをしていて最高でした。
そしてハムちゃんがとにかくかわいい!女の子的な可愛さではなく、男子高校生としての可愛さです。
楽くんもただのイケメンではなく、わりと普通の優しい男子高校生なところが良かったです。
ぷく先生の絵は線に勢いがあって、キャラクターたちが今にも動き出しそうなところが素敵です。
綺麗にきっちりペン入れをなさっている感じではないのですが、それがいい味になっていると思います。
とにかくエロが読みたい!と思ってこちらを購入。
綺麗な表紙とあらすじと帯を読んでかなり惹かれました。
期待通りの内容でした。
西野花さんの作品は初めてだったのですが、エロシーンの描写力には感動しました。長めのエロシーンでも全然飽きずに読み進めることができました。
エロが読みたい!という気持ちしかなかったので物語の密度などはあまり気にしていませんでした。
物語の密度はそこまで高くないかと思います。比較的シンプルな内容です。
ですがそのシンプルな内容ゆえに、あまり頭を使わずに素直にエロシーンに集中することができました。
読み終えたあとは「あぁ〜素晴らしかった!」という気持ちでいっぱいになりました。良い本と出会えて嬉しいです。
一番ラストの主人公の変貌ぶりには感動しました。
落ちるとこまで落ちてる感じが最高です。
まさにこういうのが読みたかったので、本当に嬉しかったです。
とても良かったです。
クセのない文章で読みやすく、ページ数多めの作品かと思いましたがすぐに読み終えることができました。
キャラクターも良かったです。
攻めは主人公のことをとても好いていて、ちょっとストーカーのような行為もしていますが気持ち悪さが全くありません。むしろ一途さが伝わってきて胸がキュンキュンしました。
受けの方も、ただ攻めに愛されるだけの子ではなくて、しっかりと自立して自分の意思を持った子で良かったです。いわゆる「受け」感は少なく、普通の男性、という感じでとても好感が持てます。
ラストの方が少しうるっときました。
タイトルからも分かる通り、星が重要な要素となっているお話です。ロマンチックですがクサくはなく、こころがほっこりしました。
紀伊カンナさんの可愛くて綺麗なイラストも物語の雰囲気に合っていて、とても良かったです。
そして個人的に嬉しかったのが、挿絵の入れ方です。
私はBL小説はまだ読んだ冊数が少ないので、もしかしたらそんなに珍しくないのかもしれませんが。
挿絵をページ一面に載せるのではなく、挿絵の周りにぐるりと余白があるんです。
すると、本の小口のところに黒い線が出来ないので、一見 挿絵があるとわからないんです。
私は電車やバスの中で本を読むことが多いのですが(もちろんブックカバーはつけています)、
「いい年した大人が挿絵入りの本を読んでいる」と思われるんじゃないか、BL小説を読んでいることがバレてしまうんじゃないか……といつもドキドキ(ヒヤヒヤ?)しています。笑 (私が気にしすぎなだけかもしれませんが!)
この本はそんな心配をほとんどせずに読むことができたのでとっても嬉しかったです。
あらすじに惹かれて購入しましたが……。
主人公のモノローグと回想の量が半端なかったと思います。
エロシーンが始まったと思いきや主人公の回想(主に自分の両親についての)が入り、思い出したようにまたエロシーンが再開されるもそんなに長くは続かず終わり…というのを何度も繰り返していた、という印象です。
その回想の内容も似たようなものばかりで、何度も何度も同じ文章を読んでる感じがして正直読むのがしんどかったです。
そして文体が苦手でした。主人公の独り言をずーっと読んでいるような感じで……。自分で自分にツッコミを入れてたりするのが正直痛かったです。
また、主人公が攻めを好きになるまでの過程がよくわからなかったです。似たような回想シーンとエロシーンが交互に続いていき、特に劇的な展開(起承転結でいうところの転)もなく、この物語は一体どうやって終わるんだろう?と思いながら読み進めていくと最後の最後に突然主人公が攻めのことを受け入れ始めて戸惑いました。 主人公と攻めがくっつくまでの過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
プレイもそんなに代わり映えのしないものばかりで、正直表紙から想像するようなエロさはなかったです。