食べてもおいしくありません第2巻ヒット記念を勝手に祝っておりまして、ちょっと関係性似ているこちらの評価の神率を上げたくてレビューします。受の赤城は物分りが良すぎで、一森がなぜ再び自分の前に現れたのかすんなり悟ってしまう。まだまだこじれててもいいのではないかと思ってしまうところでうまくいってしまうので肩すかし感がありつつ4話でササっと完結するにはこのくらいがいいんだよね、あまあま部分をたくさん読みたいし!と読者を堕落させてしまう、そんな魔力のある作品です。赤城の素直さと一森の騎士っぷりは殺伐とした現世にはファンタジー。癒されたいときにぜひ読んでいただきたい。
けしからん表紙です。1,2巻の刊行時には手を出さずにいたのですが、3巻のこの表紙にヤラレてしまいまして、ついに3巻まとめて一気読みです。ロックバンドが絡んでくる長編はBLに限らず途中で飽きてしまう人間なもので、これもどうかなーと読めずにいたのですが、これは違いました。全く飽きない!引き込んでくれたアラタの流し目に感謝です。天才に出会ってミュージシャンを諦めたアラタと、天才ギタリストで傍若無人で天衣無縫だけどアラタには健気な宗純、アラタの包容力がすごいのか宗純の健気さがすごいのか、才能の格差でのありがちなすれ違いは無くって、もっと別の次元なんですよね。文章力無くて申し訳ないのですが、この良さ読んで体験してほしいです。
2話まで読んだ段階でのレビューです。
じれったいけどみんな優しくてどこかほのぼのしちゃう三角関係。マスターがとにかく健気で優介に優しくされると嬉しすぎて倒れちゃうとかどんだけ乙女なの?一方でマスターのことを明らかに好きな、でもあからさまには口説かずマスターの恋を見守ってじっと我慢の桜井さんが切ないです。
優介はマスターに優しいけどいまいち本心がつかめないと思いきや…。というところまで話が展開しました。メインはマスター・優介・桜井ですが、優介を取り巻く女性キャラも登場してマスターを苦しめちゃったりホッとさせたり。マスターに対しては桜井さんより女性陣が当て馬役ですね。「でもほんとうの三角関係の当事者は桜井さんなんだよ、気づいてマスター!」って思っちゃいます。
2話までのところはそんな感じなんですが…。前作のサイコな結末を思い起こすと、このままほのぼの読んでいていいんだろうかと一抹の不安もあります。2話で完結ならこれはこれで余韻がある終わり方です。続き出たら読みますがどうか怖い展開にならないでほしい…。
個人的カテゴライズは目の保養系コミックです。タイプは違うけどイシノアヤさんとか久間よよよさんとか、ストーリーも面白いけど目で画だけ追っていても楽しめる作品です。
ちるちるのレビュアー様が神…。3巻に続くのですね。
2018年に入ってから1・2巻と通しで読みまして何故もっと早く読まなかったのかと後悔するしてます。スルーしてたのが謎なくらいど真ん中好みでした。個人的2017年のベストです。BL枠超えての。『私の少年』と2トップかな…。
私の好みはさておき、人間愛に満ち満ちたBL読みたい方には是非おすすめしたい作品です。1巻が10年近い期間を描く怒涛の展開だったので反動で2巻に入ってダレるかと思いきや、時間の流れが穏やかになった分、心理描写が濃ゆくなって切なさ倍増、安定の濃密さです。
ここで終わってもすっきりですが、この作品世界が好きな者にとっては3巻、楽しみです。
電子で読んで、感動噛み締めたくてこちらのレビューを読みにきました。あくありむさんのレビューにひざうちまくり。山田ユギさんの帯コメント、本当に共感するし、この世界の住人になりたいというのが何より作品の魅力如実に伝えてますね。ハチクロっぽいというのも納得です。濃い、情報量が多いということばもよく見ます。ストーリーの濃さ、キャラの濃さ、これだけ登場人物が多くて本筋にがっつり絡みつつもどんどん読み進めてしまう展開は圧巻です。登場人物の背景をみっちりみっちり詰めつつ、説明しすぎないところが、パッと見はギャグテイストな中に深みを出しているにでは。いくらでもシリアスに鬱々としたお話にも出来る筋なのに、しっかり明るい方へ明るい方へ運んでくれるオネエ様方の力、絶大です。メロンパンを笑うものはメロンパンに泣くのよ、は至言です。