悪人の躾け方

akunin no shitsukekata

悪人の躾け方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神195
  • 萌×271
  • 萌24
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
33
得点
1335
評価数
297
平均
4.5 / 5
神率
65.7%
著者
ダヨオ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
価格
¥780(税抜)  
ISBN
9784396785260

あらすじ

余裕最強若造 vs 元バリタチ悪態社長

最低最悪に不機嫌で、…甘い関係。

「あんた、手錠で繋がれてもエラそうなんですよね。そこが良い。」
20年バリタチでやってきた俺・雨津木正継は、雇っている清掃員にいいように抱かれているのが屈辱でたまらない。余裕たっぷりで生意気な、逞しい体躯の若造・針間一郎。
ヤツに口説かれ、のししかかられる受け身の快楽は、不覚にも体になじんできてしまった気がするが、ヤツのことなど、俺は絶対認めない。あんな憎たらしい男の手に落ちてたまるかーー。

表題作悪人の躾け方

針間一郎,26歳,雨津木のビルで働く清掃員
雨津木正継,45歳,不動産会社代表取締役

その他の収録作品

  • カバー下:描き下ろし漫画

レビュー投稿数33

看板に偽りなしな最強の攻め。

「ロンリープレイグラウンド」に収録されている短編「悪人の縛り方」を読んで以来とっても楽しみにしていた針間×雨津木のスピンオフ。
200Pを超えるボリュームで、「最強」と称される針間の手腕が遺憾なく発揮されています。
その振る舞いは強引で大胆なのに、スマートで完璧に決まってる。
受けを落とす豪胆でかっこいい攻めをたっぷり堪能できます。

1話目の時点で前作から一週間。体の方は割と難なく落ちちゃってる感じの雨津木さんですが、相変わらず口では針間を拒んでます。
針間はというと、甘く愛を囁くでもなく、とにかく抱きまくる。
体先行の関係を「心が欲しいのに」とか悲観しないタイプで、絶対的に自信がある様がかっこいいんですよね。

でも、嫌がる相手を無理矢理ものにするというのとも違う。
前作での最初は無理矢理ではあったけど、雨津木さんについては「ド攻めだと信じ込んでいる」と表現されているように、元タチの陥落というより本来の姿を暴かれていくといった方がしっくり来ます。
雨津木さんは歳を重ねている分頑ななので、針間の抉るような、こじ開けるような愛し方が最適だし、何よりそれを潜在的に好みそうな気がします。

雪文が年上の雨津木さんに囲われていた立場から脱し、年下の慧介を選んで、実は男らしいところがあることが浮き彫りになっていくのと同じように、雨津木さんは針間と出会って自分が求めていることを叶えてもらって、やっと自分を解放できたんじゃないかと思います。
「解放された」という意味では、前作から通して雪文と雨津木さんに共通していますね。

そして最後に明かされる針間の正体。
只者ではない雰囲気だった針間ですが、大企業の御曹司という。
ずっと昔に出会った雨津木さんへの想いを今日まで募らせていたのだと思うと、その情熱と健気さにここに来て針間のかわいい一面を垣間見ました。

常に自信満々で余裕の振る舞いだったけど、頑張ってきたんだなぁと。
「重すぎる」と言う雨津木さんをまっすぐ見て「はい」って答えるとこ、これまで見たことのない表情でじーんと来ました。そして一番かっこよかった。やはり決める男ですね。

針間が雨津木さんをこの人と決めたのは直感的な一目惚れだったのか、何か思うところがあったのかはわからないけど、出会いから結ばれるまでがこんなにも運命的な二人だったなんて。
その運命を掴み取った針間の執念や想いが改めて染み入る美しいエンディングでした。

「年下攻めの積年の恋が叶う」のがとにかく大好きで感無量なのですが、本音を言えばまだ足りない。やっと雨津木さんが恋人認定してくれてこれからですからね。ね!
何だかんだ王子様的で名実ともにスパダリな針間と、乙女思考だけど意地っ張りな雨津木さんのこれからが見たい。

12

あれこれ最高が詰まってる!!

バリタチが自分より強い男に組み敷かれて元攻めになっちゃうっていうの好きな人にとっては、神棚に捧げたくなるような本だと思います。

まずビジュアル面が最高。
・上がり眉&タレ目ビジュアル最高。
・190cm×180cmの組み合わせ最高。

そして
・つよつよおじさん受け(元攻め)最高。
・つよつよ若造攻め最高。
年下攻めというよりも、若造攻めって感じ。

なによりも、あの雨津木がどんどん可愛く見えていくのが最高。

後半、予想もしてなかったなぁ。

・針間の執着一途なところが最高。
・単なる清掃員だと思ってた針間のまさかの姿、最高。
・針間の端正な詰襟学ラン姿が最高。ギャップ萌えというのかしら。(本来はこっちが真の姿だったんだけど。)
・指輪が抜けないんじゃなかったんだね、雨津木!


なんたって、最後の終わり方が最高だった。

「それの 何が悪い」

ちょっとひれ伏しそうになっちゃいました。
雨津木あんたかっこいいよ!
雨津木はこうでなくっちゃね!!

虚勢を張った強さではなく、本当の意味で強くなったんだなぁって、かなり感動しました。

単なる攻め×攻めのお話ではなく、雨津木が本来の自分を取り戻すというか解放したというか、そこの着地点にまで持っていったところが最高でした。

そしてかなりのボリュームがあって読み応えバッチリ、満足しかありません。
手放しで神評価です。





7

雨津木さんのスピンオフ待ってた!

好みです!
好みのどまんなか!!
一気に今年のアワード1位候補に躍り出ました。
読みたかった悪人救済の物語は期待以上に最高でした!

前作の「ロンリープレイグラウンド」を読んだときに、主役の2人より圧倒的に“物語”向けのキャラじゃん!となった雨津木さん。
下巻に収録されていた読み切りの「悪人の縛り方」(タイトルもいいよね)で完全に堕とされて、雨津木さんのお話をもっとがっつり読ませてほしいなぁと願いながら前作を読み終えていました。

雨津木というキャラから感じる“雁字搦め感”の理由が気になって仕方なかったんですよね。
セリフやモノローグの端々に散らされたヒントを拾い集めて昔ネコだった頃に何かあったのかな?と想像して(実際はちょっと違いました)、雪文(前作の主人公)を囲って満たそうとしていた無意識の欲求の正体は何だったんだろう?とあれこれ思いを巡らせていました。
「こうやってちゃんと大事にすれば すっげえ気持ちいいってもう分かってるでしょ」
ダブルミーニングにも取れるこの針間のセリフも意味深で妙に雨津木のことを解ってる雰囲気だし、もう絶対32ページになんて収まりきらない物語があるじゃん?この2人。
針間が解放してあげたものって何だったのかな?って。
そこをしっかり掘り下げて読ませてもらえて大満足です。

「ロンリープレイグラウンド」が未読でも気負わず読んでほしいけど、でも出来たら前作と合わせて読む方をお勧めします。
その方が雨津木というキャラがぐっと立体的になると思うので。
あの強がりはこの深層を満たせないから自分を強くする為に鎧っていたものだったんだなとか、雪文にしていたことは自分がされたいことの裏返しだったんだろうけど、されたいことを相手にしたところで満たされるわけじゃないからどんどん行為を歪めていってしまったんだろうなとか。
それにプラスして、雨津木がされたい愛され方は父親が否定するもので「それの何が悪いのか」と思ってはみてもその言葉にずっと縛られていて、だから与えてくれる針間に対して身体も心も喜んでいるのに、素直になれない。
そんな虚勢張りまくりおじさんを、新世代の若者が遠慮なしにガンガン攻め込んでいくんだから、そんなの萌えしかなかったです。
針間の敬語は無くさないのに年上をあんた呼ばわりする慇懃無礼さも、個人的に萌えて仕方なかったな。針間の人物像が明かされたときの納得感にも繋がりましたし。
最後の雨津木さんのセリフを噛み締めたら晴れやかさとともにじんわりとしました。

年の差モノのいいところが存分に詰まっていました。
ダヨオさんの「YOUNG GOOD BOYFRIEND」もめちゃくちゃいい年の差モノだったし、ダヨオさん年の差モノの名手すぎます!

※紙版カバー下漫画あり

6

私が求めていた作品でした

傲慢なバリタチそして社長アーンド、おじさん!!からの年下にネコにされる、これほど私の性壁にドツリと刺さったものはないです。実は本編の方見ていないのですが、大丈夫でした。作者様、スピンオフを描いてくださり、ありがとうございます。

5

スタンディングオベーション作品です。

ブラボー!としか言いようがない。
まず表紙からして優勝。
家に飾って置きたくなるようなとってもオシャレな表紙です。

攻めはとにかくドドドド攻め。
ダルメシアン柄のファーの襟が付いた洋服を着る攻めは、前世ではオークションで100億で受けを落札した男に違いない。
古からの攻めに違いないと思わせる、そのくらいの攻め力。スペック最高、顔がいい。

受けはとにかく可愛いオジサン!
見た目も中身も可愛くて綺麗なオジ様だからオジ受け苦手な人にもきっと愛される。顔がいい。

このような最高の攻めと最高の受けが合わさる最高の漫画です。

中身は王道、攻めと受けの攻防戦
と見せかけてほぼ攻めの押せ押せ状態…
じわじわと受けが落ちていく様子をただひたすらに見守る壁になれます。

読み終わったら自然とスタンディングオベーションしていました…。

5

想像を超えてきた最高なベストオブ受け(個人の感想

好みの受けが
・過去のトラウマ持ち
・元攻め
・エリート
・スーツが似合う
・実力に見合った自信家
・秘められた愛された願望

かつ

「攻めに一途に愛される受け」
が好きな、ハピエン好きの方には、是非読んでいただきたい一冊です。
本当に、買ってよかった……!!

受けの雨津木さんが、本当に本当に可愛いんですよね……相手にしていたことが、実は自分がして欲しかったことだったっていうのが、また最高に可哀想で可愛いんですよ。
雨津木さん、でろでろに愛されてしまえばいいのに…!!

と、そんなところに、執念深くて、雨津木さんにとっては天敵にも思える程のぐいぐい肉食系の針間くんがいるんですよね……。
独り言だと思って、少しムッとしてるシーンや、実は本当にガチで重すぎる一途な所など、針間くんもはちゃめちゃ可愛い。

この二人、二人して可愛すぎでは…??

過去の二人の出会いの、寿司食べてる雨津木さん、最高にえっちぃです。
これは、拗らせない方が無理なのでは???レベルで性的な魅力ムンムンです。
寿司、あんな食べ方する人いる???(雨津木さんの食事シーンもっとみたい

ストーリーも最高だし、♡シーンも最高だし、こうれはもう何度も読み直すこと間違いなし!!のお気に入りの一冊になりました…!!

是非続きがよみたいCP!!
前作「ロンリープレイグラウンド」に収録されている、二人の今の出会いの話から読むのがおすすめです…!

5

ダヨオ先生に1000億点

スピンオフ作品だと知らずに読了。これ単体でも楽しめました。
(不倫して離婚してますが)ハイソのおじさん(雨津木さん)が年下の男の子(針間くん)にどんどん絆されていくのが丹念に描かれています。BL漫画によくある別の話が入っていることもないので200ページ超えのボリュームをじっくり楽しめます。

も〜、プライドガチガチで偉そうなのにどこか空回りしている雨津木さんが可愛くて仕方ない!針間くんの一途な押しにどんどん惹かれていくのが見ていてキュン死ものでした。雨津木さんは色々あって本気の恋をしないようにしているんですが、そういう人に限って誰かに愛されたくて仕方ない人なんですよね。針間くんが雨津木さんの寂しさを埋めて行く過程がじわじわとした感動に繋がっています。

えっちなシーンもわりと多めですが、全く下品じゃないのもいい。雨津木さんはソックスガーター愛用者なのもフェチ心に刺さります。上質なおじさん受けBLだと思います。
スピンオフ元も読みたくなる罠に見事引っかかりました 笑

4

最高のBL

ダヨオ先生のおじ受け年下攻めは神。
神しかない。
なんとまあオシャすぎなカバーではありませんか!
190のタレ目つり眉ドS実は一途スパダリ×
元バリタチ屑かわおじさんの最高カップル。
ありがとうございます。
連載で追っていましたが楽しみにしていました。
単行本でまとめて読むとまたききますよね~
スピン元「ロンリープレイグラウンド」の方も
大変良かったですが
「悪人の躾け方」はもうタイトルから最高で
ラストの章、姿消してからの
針間の実は御曹司はずるすぎます。
いやいや清掃員のままでええやんって思いますが
10年前葬式で出会ってたエピソードですからね、、
おいお前10年越しの一途かよって
やられました。
いやいや寿司を食する喪主宇津木社長
美人すぎるしいやエロすぎるやろ、、
一目惚れすかね、、
ダヨオ先生の食べる描写エロ美しすぎました。。
はあ素晴らしかったです。。
書き下ろしがないっ!?と思ったら
ちゃんとカバー下ありました。
メイトの有償特典もエピソードが2つ入って
とても良かったです。
最後はほんとに甘い2人です。
何回も言ってしまいますがほんと良きBLです。
そして先生の年下スパダリ攻めおじ受け気に入った方は
「Young bad education」シリーズを読みましょう。もっと最高ですよ!

3

想像より良かったです

ちるちるさんのレビューランキングで上位に上がって来たものの、果たして雨津木が主役で好きになれるかなと思っていました。

それが読み進めるに従って、このふにゃちんおじさん可愛かったんだと思い始めていました。
「ロンリープレイグラウンド 」では好きになれませんでしたが、彼にも過去があってあんな性格になったのだと思うと納得出来ました。

そんな雨津木を可愛く変えた針間の執着は見えてくるものの、彼が何故に雨津木に好意を抱いているのかが終盤まで分かりませんでした。

パリで針間に翻弄される雨津木がとても可愛くて、それと正装した針間のカッコ良さに悶絶しました。

最後の最後に針間から過去に雨津木と出会っていた事が語られます。
その時にパリで消えた針間に対して雨津木が「当然ですって顔して運命みたいにそこに居やがるから」って思った事を思い出しました。

まさに針間が雨津木と出会って惹かれたのは運命だと思いました。針間の執着に拍手喝采を贈りたくなりました。
そして、恋人同士になっても甘くない針間の愛し方にキュンと来ました。おじさんはアレくらいが丁度いいです。

お気に入りのキャラは雨津木の元奥さんでした。彼女が雨津木に嫌味を言う度にニヤニヤしてしまいました。

3

ドツボですよドツボ

今作の受けの雨津木おじさんは40代半ばという設定ですが、30代後半ぐらいの年齢でも通用する容姿でした(30代前半は流石に無理があるかも)
なので、おじさんです!!って感じの受けが苦手な方でも、年上受け・元攻め・意地っ張り等の属性がツボな方は買いだと思います。
逆に親父受けが好きって方には物足りないかも。

いやもう萌えたのなんのって!笑
俺は本来タチなんだ!抱かれるなんて屈辱だ!とか思いながらも何やかんや流されて、しかも感じやすいとか…もう可愛い以外の言葉が出てこない。

一番ツボだったのが、攻めの針間にとあるハッタリをかけるところ。
雨津木のハッタリの内容にプツンときた針間は、雨津木のことをめちゃくちゃに抱きます。
もう2回目だから出ない、早く終われ──息も絶え絶えに訴えかけるも、針間の腰は止まらず。
そしてあまりの快感に耐えかねた雨津木はとうとう白状するんです、さっきのハッタリは嘘だと。いやもう、可愛いにも程があるんですが…!!
このハッタリの内容と、ハッタリだと白状した後の針間の表情や言動含めて本当に大好きなシーンです。何度読み返したか分からない。

針間もまたいいキャラしてます。
あえて俗な言い方をするなら、クソデカ感情を抱えて受けを一途に想うテクニシャン高身長イケメン。雨津木を翻弄する彼ですが、20代という年齢相応に必死な姿を時折見せたり、そのギャップにキュンとします。
自分を抱くことで嫌がらせをしているいけ好かない奴、……と思いきや実は自分をずっと想い続けてる一途な男。こんなギャップ見せられたらそりゃ雨津木も気になっちゃいますよね、うんうん。

見た目はダンディで上品そうなおじさま、中身はただのクソガキな雨津木。
針間に抱かれるのが不服でツンツンツンツンしながらも、じわじわと陥落していく様…本っっっ当に萌えすぎて最高でした。
個人的殿堂入り作品です。

3

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