BL漫画の魅力はいっぱいありますが、こちらの作品はともかく画力がずば抜けていました。表紙からして、もう最高。黒髪短髪の彼、拗ねたような表情だけど、内心は嬉しいんでしょ! 妄想がはかどりますね。
受けは学生時代に野球をやっていた、大志さん。現在は社畜です。この大志さんのボディがねー。ほんと、野球経験者らしい、いいカラダなんですわ。本人は最近、たるんでるのを気にしているところが可愛かったです。
そして攻めは、クラブのダンサー、誉(ほまれ)くん。誉くんがまた、大志さんに輪をかけて美ボディなんですよ。お顔は綺麗なのに、体はマッチョ。男性美の極み。眼福でございます。
そんな肉体美を備えたふたりのラブシーンは見応えたっぷりでした。
ストーリーは王道です。もうちょっとヒネリが欲しいと思う方もいるかもしれません。でも、姿のいいメンズがラブラブしてるBLって、なんぼあったっていいじゃないですか。私は好きです。こちらの作品、とても楽しめました。
すれ違いからの再会ラブストーリーです。
受けの吉見さんのキャラ設定は好みが分かれるかもしれません。本命(攻めの加瀬さん)がいながらも、他の男に体のつながりを求めているので。人によっては、「ビッチ受けじゃん。無理」ってなるかもしれません。
個人的には100%完璧ないい子ちゃんよりも、弱さを宿したキャラの方が人間味があって好きです。なので、私は吉見さんの恋を応援したいと思いました。
当て馬の南室さんがいい男なんですよ。チャラいんだけど、核心を突いたことを言って、吉見さんの止まっていた時間が動くようにサポートしてくれるんです。南室さんも幸せになってほしい!
攻めの加瀬さんは方向音痴でちょっと天然、でも才能は一流です。加瀬さんが絵を描くシーンが美しいんですよね。ひとりキャンバスに向かう広い背中。加瀬さんが抱えている孤独を表しているかのようです。九號先生の描かれる絵はとても表現力が高く、説得力があります。セリフとモノローグでキャラの心情を説明するのではなくて、絵で大切なことを伝えてくれる漫画ってすごいなーと思います。
止まっていた時間を動かそうと吉見さんが決心するシーンに感動しました。過去にいろいろあったって構わない。これから、好きな人との未来を選べばいい。そう思いました。
ラストはラブがあふれていて、ベリーグッドでした。素敵なお話を読ませていただきました。
表紙の子に一目惚れしたので、読んでみました。三白眼の受けって珍しいですね。
受けの楓くんは御曹司。物語のお姫様のように、いつか王子様が迎えに来てくれることを待ち望んでいます。とってもピュア。
攻めの義継くんは、楓くんに仕える執事。楓くんへの想いを胸に秘めて、楓くんが王子様と幸せになることを願っています。この子も、とってもピュア。
高校に入学した楓くんが一条先輩という王子様に出会ったことから物語は動き始めます。
楓くんに幸せになってもらいたいけれど、手放しで喜べない義継くんの葛藤が切なかったです。
その後いろいろあって、楓くんは「王子様だから好きになるんじゃなくて、好きになった人が王子様なんだ」と思い至ります。この価値観の転換が個人的にはグッときました。大切なことに気がついてよかったねー!!
想いが通じ合ってからのラブラブ、とても微笑ましかったです。
可愛らしい絵柄と可愛らしいお話の、癒される作品でした。
タトゥーを扱ったBLという点に新しさを感じました。タトゥー、個人的にはめっちゃ萌えます。痛みを伴いながら、肌にモチーフを刻むという行為、背徳感があってゾクゾクします。
ただ、彫り師の愛助さん(攻め)は、アウトローな感じがしない好青年なんですよね。タトゥーを入れたいと希望する尚紀さん(受け)に対して、すごくジェントル。そのギャップがよかったです。
物語のキーポイントは、二つあります。一つめは、「変わりたい」という尚紀さんの願いがどのような形で叶うのか。そして二つめは、愛助さんが過去の恋をどう乗り越えるのか。この二点がうまく噛み合っていたため、消化不良にならずに素晴らしい読後感に浸ることができました。
このお話は、愛と再生の物語なんですね。人は変われるんだという前向きなメッセージを受け取りました。
エッチシーンに関して言えば、愛助さんのタトゥーが艶かしくて眼福でした。戸惑いながらも積極的になっていく尚紀さんも可愛かったです。
タトゥーを取り扱った作品で、エロエロというデータから尻込みしてしまう方もおられるかもですが、ピュアなラブストーリーですよ! おすすめです!!
初読の際は、エッチシーンの迫力に圧倒されました。攻めだけでなく、受けも筋肉質のいいカラダをしています。
このたび再読してみて、猿渡(受け)と同じぐらい不器用な舞浜(攻め)がすごくいいと思いました。
猿渡に「何人くらいとした!?」と聞かれても、「覚えてねえよ、そんなこと」と答えるほど色事に慣れている舞浜。それなのに、自分から連絡をするのをためらったり、猿渡に「何があってもずっと友達でいてくれるよな…!?」と言われて「ヤダ」と即答したり。
猿渡といる時の舞浜って子どもっぽくて意地っ張りなんですよね。可愛い。
エロ特化BLかと思いきや、キャラクターの感情の機微がきちんと描かれている素敵なお話でした。
<こんな方におすすめです!>
・エッチシーン多めのお話が読みたい方
・エロだけでは満足できない。心理描写も優れていないとダメという方
カフェスタッフのリク(受け)は恋愛下手。毎回、「重い」「疲れる」と言われ、三ヶ月も持たずにフラれてしまいます。
そんなリクですが、傷心を慰めてもらううちに流されてカフェオーナーのジョシュ(攻め)とベッドインしてしまいます。
その後も、ジョシュにデートに誘われたりするのですが、リクは遊ばれているのではないかという不安に駆られます。
でも、リクは決断するんですよね。「オーナーが相手ならめちゃくちゃに傷ついたっていい」と。
恋することに臆病だったリクが、ジョシュとの関わりによって変わっていく姿がまぶしかったです。
スパダリによる受け甘やかしBL、個人的には非常に楽しめました。
異国が舞台のマフィアものです。
とある秘密を抱えて生きてきた、マフィアの幹部・ジーノ(受け)。豪放磊落なダンテ(攻め)にその秘密を知られてしまいます。
秘密に縛られてきたジーノを受け止めるダンテの包容力にやられました。
「男たるもの紳士であれ」という信念のもとに行動するジーノ、とてもカッコいいです。そりゃあダンテも惚れますわ。
ラブシーン、ガッツリあります。ケンカップルBLは、意地の張り合いのなかにも愛が感じられるところがいいですよね。
シリーズものです。そこで終わるんかい!というところで続きます。この先、物語がどう展開していくのか楽しみです。
<こんな方におすすめ>
・男前受けが好き
・甘々なだけじゃないストーリー重視の漫画が読みたい
表題作について。
攻めのちひろくんはAV男優なのですが、色気がハンパないです。服を着ていても漂ってくるセクシーオーラ。基本クールで、発言や行動が男前。
受けの伊吹さんは正義感が強くて熱血漢。
このふたりのカップリングが絶妙でした。
作画がともかく綺麗です。キャラクターのお顔が美しいのはもちろんのこと、エッチシーンはちゃんとエロかったです。読むご馳走でございました。お話のトーンが明るいので、カラッとした読み心地です。
その他の短編について。
ルーズソックスにバニーボーイに口紅etc. 短いながらもヘキが詰まっておりました。こちらは全体的に湿度高め。
ためこう先生の表現力の幅を感じた一冊でした。