なんとなくずーっと薄暗いまま進んでいくようなお話で素敵でした。こういう雰囲気的大好きです。
ハルくんと平日の昼から会っていたり、明日も明後日も、と毎日会う約束をしたり。アキヤマさんはどうしてこんなに羽振りがよいのかとなんだか不安に思いながら読み進めていましたが、「今から死ぬから」のところでああ…となりました。
ハルくんに好きだと言われても、自殺を止められても、死ぬことをやめるという選択はしないしハルくんのために生きるという選択もしない。それがまた切ないけどでもそれが本気で死にたいってことなんだろうなと。下手にそこで自殺をやめてっていう展開にならなかったのが現実味があってよかったです。
それからハルくんがアキヤマさんのことをずっと好きでいたのもよかったです。アキヤマさんがきっかけで男に目覚めるわけでも新しい女を作るわけでもなく。ただただ”アキヤマさんが”好きだったんですよね。それ以外の男となんてヤれない。なにより再会した後に「口説こうと思ってた」と言われた後のハルくんの表情がいい…。嬉しそ~とこっちまでニヤついちゃいました。
もう、もうだめです…めっちゃ泣きました;;
今読み終わったばかりですが余韻ひたひたです。ハッピー・オブ・ジ・エンドを読むと毎回そうなんですが本当に数日余韻から抜け出せません…。今回は今まで以上にやばいかも、、。
今回、千紘がマヤに拐われてボコボコにされてしまったので浩然がそれを自分のせいだと思い詰め、幻聴が聴こえたりと精神的に不安定になってしまいます。しかしその反面千紘は全く浩然のせいだなんて思っていません。むしろ病室に入ってきた浩然を見て泣くしその浩然に対してまず発した言葉が浩然からもらったマフラーを無くしたことことへの謝罪で本当に千紘は浩然のことが大好きなんだなと改めて感じました。ただそのお互いの好きだからこその考えはそれぞれ違うものなので結果的に別れを生むことになってしまいます。ここで浩然の千紘に対する自分のせいだという考えはマヤの「隼人と一緒にいたから?」という発言で加速させられたんだろうなと思います。本当に読んでいてすごくすごく辛かった、、。そして何より別れ際の浩然の「俺のこといっぱい思い出して、それで─もう忘れろ」というセリフ!!作中のセリフのどれよりも素敵でどれよりも切ないセリフでした;;このセリフは帯にも使われていましたが大正解でしかないと思います…。これは全人類読みたくなってしまう。
それから今回例のごとく千紘はたくさん泣きますが毎回可愛いし、浩然も結構泣いてました。それがもう美しくて美しくて…。二人とも泣き顔がよく似合う!辛い涙も幸せな涙もありましたが、最後は千紘の幸せそうな泣き顔を見て終われてとっても良かったです!!ここまで色んなことがあったけど、とにかく二人がまた会えてよかった!ずっとずっと幸せでいてね!!!!;;
何度も何度も読み返したくなるお話でした。
瀬ケ崎さんは葉の言動から自分が好かれてることをちゃんと理解してるけど、葉は言葉にしてもらえないとわからない。だから気持ちの不釣り合いを感じてしんどくなっちゃう。っていう最初のすれ違いもすんごくよかったです、、。
そして瀬ケ崎さん重い!!!!でもそれがいい!!!!!いかにも余裕がありそうな攻めって感じするのに全然余裕ないし重いし縛るし葉に抱きつかれたりするとちゃんと照れるとこ、本当に可愛いし理想の攻めくんだと思います、、ᵕ̩̩_ᵕそれから「その気持ちの不釣り合いに」なんて言ってた葉がその愛の重さに気づけて今度は「おれのことすきなくせにぃ…」と言えるようになったのも可愛い!
というか作中の2人のイチャイチャがほんっっっとに微笑ましくて幸せそうだし瀬ケ崎さんの表情から溢れ出る葉への”好き”にキュンキュンしまくりで…言葉に言い表せないけどとにかく最高でした。また作中葉が瀬ケ崎さんのことを名前で呼びかける描写はないのに対して瀬ケ崎さんは葉を名前で呼びかける描写がたくさんあるんですよね。それがまた瀬ケ崎さんの愛の大きさを物語っているようでよかったです!!しかも「よーう」って呼びかけるところ、愛しいって気持ちがこもりまくりですんごく優しい声なんだろうなと読んでいて想像出来ました。なのでドラマCDも買っちゃいたいと思います…。
作者さんのTwitterやpixivでイラストを見てて雰可愛いなと思ってたら単行本が出たので購入しました。
解釈が難しかったのですが面白かったです。なにより雰囲気がいい。こういうお話を求めてましたとても好みです。
たかきくんの重さには適わないと思いますがそれでもさよくんもしっかり重いし離れてほしくないと思っているのが可愛かったです。
一見ピュアな感じにも思えるストーリーですが、たかきくんの歪み具合のおかげでダークな雰囲気もあります。そこが更にいい。
たださよくんが卵から孵った状態がどんな状態を指すのかがまだよくわかっていないのでまた読み直して考えてみようと思います。でもそこを抜きにしてもまた読み返したいなと思う素敵な作品でした。
最初から最後までとにかく可愛いお話でした。
そして圧倒的ビジュの良さ。もはや登場人物全員ビジュが良かったです。それでもやっぱり保目谷くんが1番可愛いし、松田くんが1番かっこよかったです。博士先生の可愛い子とイケメンな子の描き分けがすごく好き。
ポメガバースは初めて読みましたが、可愛くていいな~と思いました!
最初はきっと
保目谷→→→→←松田
くらいで保目谷くんが『松田くん大好き!』って感じだったんだろうけど、
最終的に
保目谷→→→→←←←←松田
になるのがたまりません!!え~!松田くん苗字や子供のことまで考えてたの~!!となりました。割と松田くんが重めの愛をもっていて可愛い。
Dom/Sub作品をもっと読みたいというのと執筆陣の中に好きな作家さんが何人かいらっしゃるという理由で購入しました。
結果、購入して大正解でした!!それぞれのお話も良く、新たに素敵な作家さんに出会うこともできて大満足です!
個人的に河井英槻先生と溝口ぐる先生の作品が特にお気に入りなのでこのレビューではその2つのお話の感想を書かせていただきます。
河井先生のお話はダークな感じで、最後の展開には少し驚きましたが大変良でした…。とっても癖。攻めさんがすごく綺麗な方でしたが、受けちゃんもそれに負けないくらいお顔が可愛い!!そして攻めさんが受けちゃんに執着しているのもまた良い!!とにかく癖に刺さるお話でした最高です。
溝口先生のお話では、初めて『switch』という性別がDom/Subユニバースに存在することを知りました。完全に金髪くんが攻めだろうと思いながら読んでいたら話の途中で金髪くんがsubであるというような匂わせ?があったのでまさか…?と思いましたがしっかり金髪くん攻めでした!今後の関係も気になるので是非この2人のお話を連載して欲しいなと!!