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女性ぱるりろんさん

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高校生時代の忽滑谷に会えることに感謝

「吸血鬼と愉快な仲間たち」の忽滑谷が高校2年生の時のお話、続きものです。
No.2はNo.1以上に要素の散らばせ感を感じました。
ストーリーとしては、文化祭の準備をネタに、忽滑谷がクラスメートや交流のあまり無い暁と話したり、家庭環境の閉塞感を感じたりするような、淡々とした内容です。まだ未完成の忽滑谷が、この年代特有のやわらかい精神と繊細な感受性にぐるぐるしている様子が大変稀少で、書いていただいたことに感謝しかありません。
美人な暁がリチャードにハグされたり、クラスの変な奴に絡まれたりもしています。
このお話がどんな風に転がっていくのか全く想像ができませんが、No.3に続くとのことです。いつ出るのかなー、わくわく待っています。

種明かしが強引でした

全4冊中の第4巻。最終巻です。
3冊にわたって張り巡らしてきた謎とヒントを回収し、こういうことだったんだよ、と明らかになる巻でした。
1~3巻の連続殺人事件とそれにまつわるあれこれはとても楽しかったのですが、4巻では思っていたよりも強引な形で解明されたのが気になりました。主犯がなにもかもをべらべら明かすのは、理由があるとはいえ、これまで楽しく読んできただけに残念でもありました。
ストーリーを楽しんでいたので、恋愛メインの終盤は少し倦んでしまい、自分はあまり良い読者ではなかったです。
上條がイマイチ自分の好みではなかったので、メインCPにドキドキできなかったことも残念でした。
葉鳥忍が最後まで良いキャラでしたね。良いキャラだったのに新藤から明かされた真実は必要な設定だったのかちょっとモヤモヤします。それがなくても今だって十分家族なのにな。
でも、落ち着くところに落ち着いて、広がった風呂敷も綺麗に畳まれて大団円になったことは良かったと思っています。祥の周囲の、頼りになってしかるべき大人がどんどん居なくなっていくのでエリック医師には踏ん張っていただきたい。祥の今後が幸せなことでいっぱいになるよう祈るばかりです。

FCに入りたい

J.GARDEN53の新刊、A5サイズ、32ページ。
Redust Rev.のFC会員向けに「モーニング・ナイトルーティン」という、メンバーが夜や朝にどんなことを日課にしているか的な動画を配信したらしいです。FC入りたい(笑)
その「ナイト・ルーティン」の撮影後、陽太と鷹臣さんがいちゃいちゃエッチするお話。
私が個人的にツボったのは、巻末で、FC会員の女の子がその動画「モーニング・ナイトルーティン」を見て、陽太の耳にピアスが無いことや、鷹臣さんの読みかけの本の上にピアスらしき陰があること等から類推→妄想して、「やばい!」「ほんとにそうであってくんないかな」となっているところですね。ナマモノははまると深いですからね(笑) しかもその妄想は真実だし。鷹臣さんのピアスじゃないのかという友達の指摘に対して、「鷹臣さんはこんなとこに置かない。ピアスを磨いて仕舞うタイプの男だ」って断言してるのも面白かったです。
でもそっか。うっかりなんかあっても、よっぽど決定的でなければビジネスホモに見えるのか。確かに公でよくキスしたりしてるしなあ。などと思いを馳せるなどしました。
誘う陽太も可愛いし、煽られている鷹臣さんも可愛かった。メンバー5人のサイン入りポストカードも付いていて、すごく素敵な本でした。

いとしいあなた 同人R18 コミック

りーるー 

頽廃的で美しい世界観

J.GARDEN58の特設ジャンル「メリーバッドエンド」に合わせて描かれた作品。
A5サイズ、36ページ。オメガバース設定あり。
メリバということを意識して構えて読み始めたのですが、辺境の地で出会った運命の番の最後の夜のお話で、頽廃的で美しい世界観でした。
寂れた最果ての地に建つモーテルに、シティからバイクでやってきたネイサンは、弱いながらもΩのフェロモンを嗅ぎ取ります。そこには一人で発情期を耐えて、一週間何も食べずに半分死にかけのルカが倒れており、ネイサンは自分の血をルカに飲ませる、というところから始まるお話です。
ものすごく作り込まれている作品で、最後まで読んでもう一度最初に戻ると、いくつもの証跡を発見できます。
36ページというページ数の中で二人の特別な一夜を描き、また、二人の来し方を盛り込んで立体的にすることで、読後この先どうなるのか思いを馳せることができる、素晴らしい作品と思います。
表紙のネイサンが、幻影のような、古い写真のような色味と線で描き出され、大変印象的です。もしかしたら、本編の後、ルカの胸の中で生き続ける残像かもしれない、とも思いました。

メンバー家族へのファンサ

8p小冊子で表2表3も含めての6pコミック。表紙はWアンコールの表紙と同じですが、背景処理と左右裁ち切り位置がちょっと違います。
メンバー家族へのファンサがテーマで、前半は鷲尾くんの妹が最推しの鷹臣さんとツーショット撮る話。このときは妹は5年生とのこと。「アンコール」のカバー下に、鷹臣さんが「最近困ったことは鷲尾妹(8)に求婚されたこと」とあったので、鷲尾くんの妹が鷹臣さんファンなのは知っていたのですが顔を見たのは初めてで感慨深かったです。鷲尾くんには妹が2人いるようなので、このEpisodeBook時点が当時の3年後なのか、それとも上の妹なのかは謎ですが、でも鷹臣さんが「もう5年か」って言っているからやっぱりこの子がそうなのかな。
後半は鷹臣さんのお母さんが初登場で、YO-TA推しでツーショットをお願いされて、わたわたする陽太が可愛かったのと(写真にはちゃんとヒールっぽく写る)、陽太の素が「あんな感じ」なことを「おもろかわいい」といって更にはまっているのが面白かったです。親子ともども陽太が好きなのね。
このような冊子がポイントでいただけてとても嬉しかったです。

ストーリーに釘付け

全4冊中の第3巻。
ストーリーも佳境です。だんだん見えてきました。犯人もわかりつつあります。でもまだ全貌は明らかでなく、心配なことも多くて、最終巻を早く読みたいです。
このお話には2組のカップルが(一部交錯)登場しますが、本当に申し訳ないことに恋愛関連にはあまり興味が持てず(BLなのに)ただただストーリーが面白いです。加えて葉鳥忍とその周辺のキャラ(クジラ、井元ほか)がとても魅力的で、主人公である上條の魅力がいまひとつ伝わってこなくて、多分私はあまり良い読者ではないのだろうと思います。
上條がイマイチなのは、その適当な大ざっぱさにあると思うんです。瀬名に対しても多分別に本当には好きではないんだろうな、と思えてしまう。勿論嫌いとかそういうことではないんですが、恋はしていないだろうと思えることが問題というか、はまれない理由かも。瀬名も、一番好きなのは新藤さんだと思うので、そうなってくると上條と瀬名が仲良く喧嘩しつつ交流を深めてもあまり響いてこない。とても残念です。
それに比べると忍の方は、好きな人は新藤さん一人と明確で、言動ははっちゃけていますが、その一方で自己肯定感が低くとても危ういものを感じます。新藤さんのためなら平気で命を投げ出しかねないと思えるのと、ストーリー的にも事件に誰よりも近くまで迫っているので、目が離せません。主役ではなく脇役だから余計に印象深いのかもしれません。
それにしても本当に骨太な作品で、周辺のキャラ、特に警察関係ですが、どういう人生を送ってきたのか哀愁すら感じるおじさんキャラが何人もいて、とても立体的です。事件が少しずつ解きほぐされていくのも見事です。
解離性同一性障害の祥の病状が悪化していることがとても不安です。主治医不在状態で、病気の元凶とも言うべき母親に一人で会わせて良いはずがないのに、その辺り、瀬名も上條もえらく放任主義に見えて心配です。

幸せなその先へ

「俺はお前の愛で痛い」の後日談。
建設現場で働く義一が休憩時間に弁当を食べているところへ、一緒に働いている人達に「弁当うまそう」と声をかけられ、そこから恋バナ(半分のろけ)に発展するのですが、まあなんて平和な日常なのかー。本編ではピシッとスーツで決めていましたが、ここでは崩し過ぎないラフな恰好で、それでもコート効果もあったりして大きくイメージは変わっていません。
病院で働く結人と待ち合わせして、並んで話しながら帰るのも仲良しでとても良いです。
話題も義一手製の弁当の感想やクリスマスの過ごし方だったりして、穏やかな毎日が窺えます。
これからもずっと見ていたい二人でした。本編の後どういう風に過ごしているのか覗き見できて嬉しかったです。

立場的に当て馬がきびしい

「捕食対象ひなどりくん」の続きの続きです。表紙のキラキラ加工にやられました。
今回のメインは、事務所の後輩にあたる新しいアイドルグループのデビューに尽きます。Redust Rev.は新グループのメンバーが選ばれるオーディションのファイナルに立ち会っただけでなく、彼らがデビューするまでの密着取材を兼ねた韓国ロケにも関わります。韓国では、後輩の彼らと同じ部屋に泊まり(この辺りが受け入れがたい)、交流を深めることに。
問題は、オーディション1位のボーカルの子がずっと前から陽太のファンで、会ってますます好きになり告白までしたということです。
当て馬来ました。当て馬キャラは若い歌うまのちょっと王子系。だけど陽太と鷹臣の仲の良さは鉄壁で入る隙間がありません。鷹臣はあんな感じだし、陽太も成長してちゃんとはっきり断ってまして、揺るがせることもできませんでした。ものすごくあくどいやり方で迫るくらいじゃないと間に入ることもひびをいれることも出来なそうですが、デビューを控えた同じ事務所の後輩という立場ではやれることに限りがあって、まあ難しいですよね。
鷹臣がちょっとやきもち妬いたくらいで済んでしまいました。
オフの日に韓国で陽太と鷹臣が待ち合わせてデートするエピソードは可愛かったのですが、人の目とかなんならオフとはいえスタッフ居るだろうしとか、インスタも上げていたからファンの子彼らを追いかけて韓国に行きかねないぞ等、余計なことを考えてしまい心配が尽きず楽しむのにはリセットが必要でした。人気のあるアイドルですからね。
また、Redust Rev.のほかの3人のメンバーについても、様々な設定やらエピソードがあるみたいなので、その辺りも読めたら嬉しいなと思っていますが、あとがきに「一旦ここでハッピーエンドです」とあったからどうなのかなあ。
1話の、コンサート終了後に興奮さめやらず、陽太がYO-TAのキャラを少しひきずったまま鷹臣に抱かれる場面は大変に大好物でした。鷹臣が「ライブの後はいつも飛ぶんだよな」と思いながら相手をするのも良かったです。

陽太はいつも可愛い

「捕食対象ひなどりくん」の続き。
前巻でお付き合いを始めた陽太と鷹臣のその後が描かれます。
と同時に、鷹臣の過去も明かされるし、鷹臣視点での前巻のエピソードおさらいもあるので、ちょっとした答え合わせもできます。
Redust Rev.のYO-TAのキャラクターが、陽太の素とギャップあり過ぎて、何かするたびに演じる必要があって大変そうと思ってしまいましたが、そのうち自然に(条件反射で)出来るようになるんでしょうね。1話で鷹臣の活躍に本当はすごくときめいているのに、番組だからかっこいいキャラを守らなければ、の意識が強すぎて、結果面白発言になってしまったのを、裏で落ち込んでいるシーンが可愛すぎました。陽太はいつも可愛いです。
Redust Rev.結成前のメンバー初顔合わせ時の陽太を思えば、今の頑張りはほんとにすごいと思います。それだけに、ビジネス恋愛との勘違いから一人で思い悩んだり、子供時代の白馬くんとのユニットのことを公表したりする後半の展開は危ういものを感じました。
陽太が真面目で一生懸命なのは仕事だけでなく恋愛にも発揮され、時々ずれていて面白く、これは鷹臣は手放さないだろうな。付き合う前だって口では「めんどくさい」と言いながらもめちゃくちゃ陽太の面倒を見ていた隠れ世話焼きなだけに。
白馬くんの出番が前巻よりぐっと少なくなりましたが、ブラックさが増したような気がします。いいキャラですね。
というわけですっかりはまっています。
各話の間のおまけページがインスタ仕様になっていて、Redust Rev.ファンの子達のコメントが読めるのが嬉しいです。

片思い→片思いがツボでした

かっっっわいかったです!
主人公の陽太は、ヒール系アイドルグループRedust Rev.(リダスト レボ)のボーカルをしていますが、別グループの王子みたいなアイドルの白馬くんに夢中。子供の頃は二人ユニットで活動していたのに、陽太の方が先に背が伸びて声変わりして、並びのバランスが悪くなってやむなく活動休止したという過去があります。
もうこの陽太が一途に白馬くんカッコイイ~光線を隠しきれない様子がめちゃくちゃ可愛くて。
好きは止められないけど、白馬くんの所属するSTAR Knightとは対決する位置づけのプロジェクトなので、好意を表に出したら仕事に支障を来すから隠さなくてはいけない。そんな陽太の感情に気付いた上で、説教したり話を聞いたり、ぶっきらぼうにサポートする鷹臣がまたいいのです。
陽太はもう自分のことで目一杯でぐるぐるしているけれど、鷹臣も一見余裕がありそうで結構メロメロですし、白馬くんがちょっと黒い感じが滲み出ているのが面白いです。
個人的には、二人がまとまる前の、結果として鷹臣が振り回されているところが、とってもツボでした。相手に好きな人がいるって知っていて、その感情込みで大事に思う、というのが鉄板で癖なのです。
「知っててバカにしてたんすか」と涙目で睨む陽太に、呆れ半分で「してねえよ」って言いつつめちゃくちゃお世話するシーンが大好きです。
(でも、別の場面のことですが、流れ的に仕方ないとはいえ仕事場では盛るのはできれば避けて欲しかった~)
続きのお話が出ているようなので見守っていきます。