既刊でちらちら登場するたびにずっと気になりつずけていた鶏楽×藍染!やっとこの2人の話が読めるということで、普段は電子購入してるにもかかわらず、これだけ我慢出来ずに書籍を購入してしまいました。
主に馴れ初めというか、バディ確定直前の過去のお話が中心です。よかった、よかったんですがね、、欲を言えば今の2人の関係性になってからの話もじっくり見たかったというのが個人的な感想です。
まず、このCPが気になった理由は、鶏楽のビジュアルと藍染の気を引くためなら涼しげな顔で熱々のコーヒーぶっかけちゃうようなやり口が非常に好みだったからなので、、、(あと、そんな鶏楽を包み込む藍染の感じも)
ただ、読み応えのあるストーリーと、エロの臨場感はさすがです!
あとちょっと気になってしまったのは、既視感というか、背景や性格は違えど攻めと受けの構図が似てるCPが多いような?受けが大好きな攻めと攻めを好きだけど何かしらの事情や性格で素直になれない受けみたいな。溺愛な攻めは好きなんですが、もうそろそろ違った感じもみてみたいかも?なんて。
まぁまだまだ沢山のバディがいるので、今後も楽しみにしてます。できればこの2人の現在の話もじっくり読みたい!
あと、隙間でいろんなCPのショート漫画があるんですが、誰が誰やらで、過去最多で相関図を見直しましたw
ちるちる情報で監禁、ダーク、メリバ、不明エンドといったワードが並んでいたので、ちょっと不安だったのですが、いい意味で想像を裏切ってくれました!
表題作
Dear, My GOD
カルト教団に心酔する少年(リブ)と、それを救いだそうとす神父様(ロース)のお話。
ロースが買い物に来た店でリブが強盗未遂をおこすところから物語は始まります。
店を襲った理由について人間を惑わす悪しきもの(金)を神に献上して浄化するためと語るリブ。
そんな彼を救うために教団に乗り込むロースですが、あえなく見つかり、監禁されてしまい、、、
リブは道を間違えただけで、根本は純粋でとても可愛い。だからこそ可愛そうで痛い。
最初は憐みから、次第に神父としてではない感情の芽生えに葛藤し、戸惑うロースが非常ツボでした。
私的にはめちゃくちゃハッピーエンドにしか見えなかったんですが、何故にメリバ不明エンドに設定されてるのだろうか(・・;)
はなばなし
しゃべる花が人間になる。と書くと、かなりファンタジーな印象ですが、日常描写にリアリティがあるので、すっと話に入ることができました。ストーリー展開が予想外でとっても面白かった。
2作品共にもう少し余韻を!と思わせる終わり方でしたが、読後は徐々にこれはこれでドラマチックでよかったかもと思えてきました。
絵柄も作風も好きで作家買いしたのですが、正直キャラのノリや、ストーリー展開についていけませんでした。
一体お互いの何が好きで、どういうきっかけから意識したのか、具体的な描写がなかったからなのかな?と思ったり。
お互い好き同士だけど、感情がぐるぐるして、進展しそうでしない、と思ったら突然進展して、、気づいたら読み終わった。そんな感覚でした。
可愛い男の子が成長して攻めになる展開は大好きなはずなのに、なんか唐突にキャラ変してて、何がどうなってこんな性格になったのか、なぜ心境に変化があったのか、、私の感受性が乏しいせいか本当によくわからなかったです。
絵柄や雰囲気はやっぱり好きな作家さんなので、これからも新刊出たら見ると思いますが、こちらは合いませんでした。
個人的にオメガバースモノはあまり好みではないので。評価が高い作品だけたまに読むくらいなんですが、予想を上回る面白さでした。
発情期有給休制度がある会社なのをいいことに、ピルで発情期を抑えられるにもかかわらず、ただ会社を休みたい!という理由で、薬が効かないと嘘をついて毎月7日の有給申請をしているΩの鈴谷。
そんな幸せな有給ライフ中、突然家に押しかけてきた後輩の古池が「発情期で辛いんだったら俺が相手になりますよ」言い出します。
発情期じゃないとバレ、嘘の申告をチクられたら最悪クビ!!ピンチをやり過ごすために鈴屋が考えついたのは発情期のフリをする事で、、、
受けのリアルな自堕落さに共感の嵐^^;
あとは、攻めの古池が無表情でクールな雰囲気に反して、ゴーイングマイウェイで、あれよあれよと結婚まで鈴屋を囲い込んでいっちゃうという空気の読めなさと言うか。まっすぐさが、すごい良かった。
コミカルなラブコメで非常に楽しめました!
アホエロが大好きで、あらすじも読まずに作家買い。
シチュエーションは違えど、話の流れ的には過去作のアホエロや、放課後のYくんと近しい感じがしました。
彼女欲しさに飲みサーと勘違いして真面目な日本酒研究会に入ってしまった童貞の山本と、イケメンで14人も彼女がいたにもかかわらず、アナコンダ並の巨根が原因で童貞な小林という二人の童貞達のカップリングw
もう誰とも繋がれないと諦めでいた小林のアナコンダを挿れてみたい!という好奇心から始まった関係から、徐々に惹かれていく様子がコミカルに描かれております。
アホエロには及びませんでしたが、無自覚にモテる受けと、イケメンでやや執着気味な攻めの感じがとっても好きで、個人的なツボはつかれました。
3巻では優士と成長した駿人の再開シーンで終わり、待ち望んでいた4巻!
しかし、表紙を見て、、ん?コウが表紙?
これはもしや、、、と思いながら開いて最初に目に入った登場人物紹介を見て確信に変わる。4巻のメインカプはコウとその友人の日高!
この二人は私の中で勝手に箸休めというか、オマケ的な印象だったので、こんながっつり描かれるとは思いませんでした。
優士と駿人の続きはおあずけかぁ、、と肩透かしくらったような気持ちで読み始めましたが、、いい意味で予想外。
日高がとにかく健気で切なくて、切なくて。。たまらなく胸を打たれました。
いつも無表情、だけど心の中は常にコウへの気持ちが溢れまくり 笑
出会ったその日からコウが全て。だかこそ一番近い場所で心を許される"友人"という存在でいいと思っていたはずが、卒業という岐路を目前に、変わり始める環境。うっかり溢れた本心。思いがけず進んでしまった関係。。
恋人でもない、ただの友人にも戻れない。
そしてあっけなく離れる距離。
ほとんど日高目線ということもあり、コウの気持ちはいまいちつかめないんですが、最後の言葉に希望の光を見たので、期待して待ちます。
中山家の男達はそれぞれ違った魅力のあるキャラでいいなぁ。秀良子先生さすがすぎます。
ますますこのシリーズが大好きになりました!!
あと、受攻も個人的に大満足w
属性だけ見たらショタ攻めみたいなってますが、危ない話ではないのでご安心を!
12歳にして名家の当主という立場の「大志」と、彼の世話をすることになった元商社マンの「征二郎」。
大人びた子供と人のいいアラフォー、、素晴らしい組み合わせですね。
大志は子供らしい可愛げこそないのだけど(最初は捻くれたクソガキ)、征二郎と心を通わせていくなかで、徐々に素直になっていく過程にキュンとしました。それにあたふたするアラフォーも最高です。
受け攻めもばっちりすぎる。(個人的趣向ですがw)
ただ、えっちがオマケ並のページ程度で、、欲を言えばもっと余韻ににひたりたかった!!なので神ではなく萌2。
あと、表紙裏のあとがき漫画で、編集様から「この二人がえっちしてるところ想像できないですね〜♡」と言われたエピが書いてあったのですが、、、だから萌えるんですよと声を大にして言いたい。