ハハハリネズミさんのマイページ

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女性ハハハリネズミさん

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単行本希望

もうずっと、年単位で、加納×伊吹の続編を待ってました。
本編のssなどで匂わされていた通り、二人らしく初々しくて可愛い恋に萌えた〜!
伊吹なんか本編ではちょろっと登場してたぐらいなのに下の名前も控えめな言動もギャルソンとしての矜持も、何もかも彼らしくて、掘り下げられるごとに加納と一緒になって恋に落ちていく感じ。
加納の独特なキャラとその存在は言わずもがなで、読み終わるのが勿体ないぐらいいちいち萌えながら読了。

数年経ってのスピンオフを刊行してくれて感謝しかないです。
が、ぜひとも二人のアフターストーリーやバース性ならではの波乱(クラブであれこれとか、加納のラット事情とか)とか、あったら読みたいな〜と思っちゃう。

優しい再生の物語

月村先生の初期作品を思わせる、こんな作品を待ってました!また読めて嬉しい〜!
最初に読んだときは良かった…!とただただ感じ入ってましたが、二巡目読んだときにはシーンの一つひとつから登場人物の想いが伝わってきてもう泣けて仕方なかった。
ミシンの音、料理の音、レモンの香りなど、丁寧な暮らしの中で物語が紡がれるのもたまらなくいい。『すみれびより』を思い出しました。

リオンが攻の無骨な優しさに触れて、誰かに気に入られるためではなく、自分の恋心と想い人、何よりも自分自身のために立ち上がるのがイイ。
リオンだけでなく攻の大我、攻の元妻、お得意様の夫人、登場人物皆が傷を抱えていて、それでも前を向いて生きてゆく姿に号泣。

月村先生の著作『それは運命の恋だから』で、ロマンス小説好きの受が「カップルだけでなく、家族など周囲の人達を含めて丁寧に紡がれる物語が好き(うろ覚え)」と述懐していますが、それは月村先生のポリシーでもあるんだろうなと思っていて、本作は正にそれを体現するストーリーでした。
世界に二人きりじゃないからこそ抱える痛みもあれば、二人きりじゃないからこそ得られる喜びもある。
読後、登場人物達の幸せな気持ちがしみじみとこちらにも伝わってくる、文句なしに素晴らしい作品でした。
転生ものやファンタジー設定で面白い作品はたくさんあるけれど、やっぱりこういう現代設定の小説が何度も読み返したくなっちゃうな。
月村先生の過去作品もまた読みたくなった〜!

こんなふうに恋をするんだ

読めば読むほど味わい深くなる前作が大好きでした。その後の二人が見られて嬉しい〜!続編ありがとうございます!
特に大きな事件が起こるわけでもなく、テンプレのように当て馬や嫉妬が描かれるわけでもなく、それでもここまできゅんきゅんできるのはほど先生の表現力があってこそだと思います。
同級生ながら先に社会人になった攻と大学生の受の、暇があったらいつでも会いたい!という感じがリアルな若い恋人って感じでほんとカワイイ。
フロムヘブンヘブンの二人を見ていると、BLはもう互いが互いを大好きでいたらそれでいいじゃない!という境地に至ります。
ラストは思いがけず切ない展開もありましたが、そこを乗り越えた二人の同棲生活も絶対に読みたい!続刊お願いします!

No Title

BLとしても面白いんだけど、王子が背負うものが悲しくてもう冒頭から大号泣
なので、どんなにご都合主義でも最後に救いがあってよかった…。
国を取った後のイチャイチャとか子育て話とかも読みたかったな。

姫(♂)と騎士

このシリーズ、あまりにも長くて正直怯むんですが今回も良かった。
前シリーズでも何度か触れられていたか弱いステラ兄様と騎士の、おとぎ話のような関係が王道だけど切なくて良かった〜!プラトニック愛を紡いできた二人の今後の褥事情が気になるw
このシリーズでは私はロシェとイスハンが一番好きな組み合わせなので、ロシェが格好良かったのも嬉しかったです。今回、ロシェを何度もエウェストルムに行かせて裏でめちゃくちゃ我慢しただろうイスハンとのエピソードも気になるなあ。
4作目ともなると脇役のキャラも立ってきて、イドとカルカのかけあいも楽しい。
ロシェが体を取り戻す話(失った経緯も)、絶対に読みたい…!次作はぜひともアイデースメインでお願いします!

光をもたらす者

文句なしに読み応えのある作品でした。
異国情緒溢れるストーリーは私の語彙力は褒め称えられないほどの描写力。出てくる料理や民芸品をググったりして、現地の景色を想像しながら読むのが楽しかった〜!

特に好きだなと思ったのは、ジャレスの元恋人の女性の描き方。
BLだと『過去に付き合った人はいるけれど、こんな気持ちになるのはお前が初めて…』的な描写が定石かと思うんですが、そうではなくて、過去に誰かを愛した経験があるからこそジャレスがルカに抱く感情も愛なのだと分かる…という表現が切なくて優しくて、二人の関係に説得力を持たせていてすごく良かった。
ルカに恋人のことを訊かれて、『元』恋人な、とジャレスが返すのも、彼の優しさを感じられてきゅんときました。

何もかもが初めてなルカにジャレスが惜しみなく注ぐ愛、『こんな気持ちは初めて』がこれからたくさん起こるだろうその後の彼らを妄想するのも楽しい。
最近砂原先生は同人誌出してない印象ですが、アフターエピソードがあったらぜひ読みたいなあ。

読んで語って泣いて

楽しかったー!雑誌で読んだときからあっという間に世界観に引き込まれて、単行本化を楽しみにしていました。

この作品はとにかく、受が攻のことを大大大好きなのが可愛い!
パワハラで精神を病んでいた受が攻の講談に救われ、自身も講談の世界へ。
敬愛する攻の下でメンタル快復した受は、実はイケメンで人を惹きつける陽キャ君。
これに対して、攻は関西にありがちなさっぱりした顔立ちなのかな?の講談一筋の陰キャくん、という取合わせが面白かった。
陽キャな受に押されがちな攻、でもいざというときは受を守ったり傍についてやったりしているのが『カッコエエ』。

惜しむらくは、二人の初夜が描かれなかったこと。童貞?素人童貞?の攻がそれなりに経験のある受を頑張ってリードして、受がめろめろ〜(絶対なってそうw)になってる姿が見たかった…!
艶っぽい濡れ場を描かれる作家さんなので、えっちシーンももっと長く堪能したかったです。

作中に出てくる講談をググりながら読み進めましたが、実際に講談を聴いてみたくなりました。特に怪談の講談!
講談という文化を継承していこうとそれぞれに努力する二人の姿も眩しく、続編出ないかな〜と期待してしまう作品でした。

月村先生にしては珍しく…

攻の方も初恋をこじらせぐるぐるしていて、これが新鮮で楽しかった! これ、月村先生の作品としてはかなり珍しというか、初めてじゃないですか…?
「誰とでもできるセックスを受とはしたくない」みたいに言うの、すごく傲慢かつヘタレなようでいて、受への拗らせた執着心が伺えて大変ゾクゾクしました。
受の方もこれまでの月村先生の作品に登場するタイプとは少し違っていて、自分なんか…と卑下しつつも、(もしかして攻は自分のこと好きなのかも?)と前向きになる部分もあって、そうだよ〜!気付いてえらい!と拍手したい気持ちでした。
いつも優しい作風で安心感がありながら、時々こうして寄越される変化球にやられているファンです。

最強童貞魔王様

私は小中大豆先生にはラブコメばっかり書いていてほしいという、多分マイナーなタイプのファンなので本作は文句なしに面白かった!
童貞魔王様ナタン×童貞異世界社畜伊折のピュアな主人公カップルはもちろん、召喚勇者おじさんヴィンセント×年下王子様ユリのラブラブサブカップル(こっちもスピン読みたいぐらい好き)、可愛い訳アリ四つ子たちにネコおじさんケルディと、キャラクターの配置が絶妙で読んでいてずっと楽しかった〜!
ネコおじさんがモフレ(?)されるシーンとか、闇落ちする勇者とか、「羽のように軽いな」のスパダリ発言とか、読みながら思わず吹き出しちゃうぐらい面白かった。
コメディ路線の小中作品はほんといいです。
寿命問題も解決しそうだし、伊折がこの世界に召喚された意義も感じられて、優しいラストでした。
魔界が復活する続編読みたいなあ。

ライアンのスピンオフ読みたい!

フィンレイとライアンがとにかく頑張ったね!な本作。
夫婦の絆も盤石で、読んでて安心しました…が、フレデリックがどんどんヘタレになっていくのがちょっと残念。体格がいいのに運動音痴とか芸術音痴とか武術できないとか、後付の設定が個人的にはいらなかった…スパダリのイメージのままでいてほしかったなあ。
それでも萌2にしたのはライアンのショートストーリーが萌えたからです。ライアンとヒューバートの学院ロマンス希望です♡