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帯『謀略の貴族、現れる!!』
うーん、期待し過ぎてたのかもしれません。
大好きシリーズなので楽しみに読んだんですがこれはイマイチ。
カノンは村にバルと共に帰り、一緒に住む為の家を建てたりしちゃってます。
なかなかラブラブなんですがバルは何せ吟水詩人なので都ならともかく田舎では需要はお祭りの時位しかなく、本人も働く訳でもなくカノンに食べさせてもらってるのでカノンはバルにとって村で暮らすのは良いのかなとか、もっと稼げる様にならなくちゃとか考えたりしつつ第一作から比べるとかなり成長してます。
そんな中、バルと同じ能力を持つウスカバルドのフィリが現れます。
今回の敵はこいつ。
フィルの策略で2人は引き裂かれ、それと同時にバルの過去も更に明らかになりカノンの母との繋がりやウスカバルドの能力も細かく描かれるので色々と分かってきたなーって感じはします。
でも肝心のストーリーが今一つぐっと魅き込むものがないので、色々謎は分かったけど話としては微妙。
バルがカノンを大切に思ってて惚れてんじゃんーーってとことかは可愛かったり、萌え所は幾つかあったんですがやっぱ微妙で萌と中立の間で揺れ動いて中立で。
たけうちさんならもう一捻りあって欲しかった。期待度が高かっただけに評価は辛め。