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作家さんの新作発表
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なんだか勝手にちょっと丸くなった響生とケイの話。
藁をもすがるような思いで、かつてハミルを演じ、その後、舞台を遠ざかった藤崎晃一に会うことを提案する。
というのが今回のメインのところ。
藤崎晃一には、藤崎晃一なりの考えがあって、それが榛原と合わなくて結局ああいうことになってしまったんだな、というようなところが明かされました。
相変わらずケイに付けられる稽古は半端じゃなくて、これは一体大丈夫なのか……?
と思わないこともないですが、まぁ、小説だからね、となんとか納得しているような状況(苦笑)
今回の巻の見どころは、何となく落ち着いてしまったケイと響生の関係。
響生が内面の葛藤を何とか抑えて、ケイのために、と思って動いてるのは、それはそれでいい関係なんだろうな、と思います。
ただ、響生は仕事、大丈夫なのか……? と、思わないこともないですが。
なんていうか、響生が思うように、響生は響生の仕事を捨ててしまえば楽になれるのに、それをしてしまえば終わりのような気もするんですよね……
このまま、二人が穏やかに結びついてくれればいい、と思うような巻でした。
まぁ、これだけでは終わらないと思うんですけど。