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tsui no kizuna
2019年発売の新装版。気になるところで上巻が終わっていたので、続けて読んだものの、ああそういえば吉原先生のお話でこういう感じで終わるものあったなあ・・・・という所感(涙)。絶対忘れない作品には違いないけど、萌えたか?と言われると困るので中立にしました。王道じゃない作品がいい方にはおススメです。上巻の続き120P超+重要なサブキャラが攻めに会った時の短編50P弱。
上巻でタカを失い人間界に行ったリュウ。夜のカウンターの中で働いていましたが、ある日タカの匂いのする男に呼び出され・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
顕也(タカが抱いている青年)ぐらいかな。顕也も良かったんだか哀れなんだか・・
++ 以下 内容に踏み込んだ感想
死んだと思われるほどのケガを負っていたタカですが、養い親の命を懸けた介抱により生き延びて、リュウと同じく人間界へ。顕也の精により生をつなぎ、リュウの前に現れて・・というお話。
すっごく執着しているリュウを取り戻しているお話なんだと思うのですが、とにかく、甘みを感じられない!!!!!!!!!!!
独特のキラキラねったり文体で、お好きな方には堪らない世界観なんだと思うのですが、私はゲロ吐くほどわかりやすく甘い言葉が好きなのです・・・すいません。
途中関わってくる顕也に手酷い目に遭わされ(輪姦)、タカにも罵られ好きなようにいたぶられ、「それでもタカが好きなんですか、リュウさんよ・・」という心地です。
そして封土を次世代の貴腐に明け渡し、あんたたちはどこへ行くのよ、顕也はどうなったのよと心中激しくツッコミしているにも関わらず、終わってしまうのでした。ああ先生。
番外編の「御堂顕也の告白」は良かったです!タカに囚われていた顕也のバックボーンが分かって、うん、すっきりしました。別の人生を歩んだ彼を読んでみたい気もするんですけど、彼はやはり緑の地で土に還ってしまったんでしょうか。
吉原先生の別作品でもこういう目に遭ったことがあるので、「うんうんそうだよね」と受け入れることは出来ました。ただ、もし吉原先生作品を初めて読む方でしたら、ちょっと覚悟してからお読みいただいた方がよいのではと思った一冊でした。