まりぽん812
「MUNDANE HURT」episode 9
いよいよカフェへ引っ越す長野と西崎。引っ越し前夜、思い出に浸りながら愛し合い、翌朝寝坊した二人は、手伝いに来た北尾と坂本に恥ずかしい姿をさらしてしまいます。
友人二人の視点で語られる、長野と西崎のこれまでの歩みが、しみじみと心に沁みます。
西崎が、長野の傍にいてよかった、と静かに涙する場面に、ジンときました。西崎のうれし涙を唇で吸ってやる長野も、昔の朴念仁ぶりが嘘のよう。二人の甘々ぶりがすごいです。
そろそろ完結でしょうか。単行本化が待ち遠しいです。
「吸血と愉快な仲間たち」episode 5
暁の無罪を証明するため、アルは真犯人・海斗の過去を探りに九州の山村にやってきます。
こちらは、シリアスな展開で、まだまだ先が長そうです。
「パラスティック・ソウル endless destiny ほんの些細なこと」
アーノルドがジェフリーの助手になって間もない頃のお話。二人が結婚していることを知った女学生が、どちらが先に好きになったのだろう…と悶々とします。
本編で二人の先行きを知っているので、幸せそうな姿にかえって胸が切なくなります。
ページ数は少なめですが、甘さ、シリアス、切なさの詰まった、読み応えのある一冊です。
パラスティック・ソウルのお話が読みたくて購入。
それがたった2ページだったのと、申し訳ないです、他の収録作の本編をまだ読んでいないので、評価できず中立にしました。
以下パラスティック・ソウルのお話についてだけコメント。
アーノルドとジェフリーが教えている大学の生徒である女学生視点のお話です。
アーノルドのファンという女子学生が、ある日二人が結婚しているという事実を知って友人に愚痴ります。でその学生は二人の授業を受けながら、二人はほんとに結婚しているの???と見ていたら・・というお話なんです。
甘さが足りない。後日談の醍醐味と言えば私は甘さか突き抜けたコメディか、というところなので、本編の重さから考えて、何か突き抜けたお話であってほしかったです。うーん残念でした。吸血鬼もまだ読んでないので、読まなきゃな。
この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?