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binetsu syndrome
作家さんの新作発表
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可憐な新入社員・ヒメこと姫川は、入社三ヶ月で、記念商品のパッケージデザインを任されてしまう。ヒメは緊張しながら、実際にパッケージをデザインしてくれるデザイナーの元へ会いにいく。ところが出てきたクールなデザイナー・佐伯に一目惚れしてしまう!
最初は未熟さから不安がられていたヒメだったが、前向きさと熱心さを買われて徐々に佐伯との距離も近づいて行く。けれど、ヒメの佐伯への想いは膨らんでいく一方で……。
ある日、お酒を飲みに行った帰り道、酔ってた勢いもあってかヒメは佐伯に告白してしまう。
佐伯に「俺がその気になるようなキスをしたらつき合ってやる」と言われ、キスをしかけるが、仕事同様、恋愛関係に未熟なヒメは、大人の余裕を漂わせる佐伯に逆に舌を絡め口内を嬲るようなキスをされ、佐伯の巧みなテクにヒメの身体が過激に反応してしまう。
更に「三ヶ月で俺を納得させる大人の男になったらつき合ってやる」と言われ、ヒメは佐伯を落とすためには、魅力的な大人の男にならなければと熱い決意を固める。
ヒメはこういう見た目の受けだったら割と、大人しいイメージを抱きがちなのですが、基本の頭の構造が違うような気がしました。
基本的にものすごくプラス思考。おまけに引きずらない。
でも、考えないわけじゃない。考えた上で行動してる。
割と、BLでいうところの前向きタイプの受けは考えなしで突っ走っちゃうところが多いと思うんですが、ヒメはちゃんと地に足がついてる感じがあって、ちょっと意外でした。
ついつい、今までのそういう主人公のイメージで読んでしまうと不思議な感じがしました。
でも、そういうヒメだからこそ、佐伯の気持ちを徐々に動かすことに成功したんだろうと素直に思えます。
こういうハッピーエンドはいいと思う。