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ryakudatsuou to torawaew no kishi
こちら「主従もの」になります。
私は主従ものが大好きなのです。
しかも面倒くさい事を言わせて貰いますが、従×主ではダメなのです。
主×従じゃないと!!
で、部下でありながらあくまで強気な受け。
更にそんな受けの言動を大らかに受け入れつつも、受けを大切にしているのが伝わってくる主。
二人は恋人であり、互いに一つの夢を追う同士であり、背中を預けて共に戦える存在でもある-。みたいな(≧∀≦)
これぞ、BLで主従ものの醍醐味ですよ!!
で、今回、そんな私の細かい萌えがこれでもかと詰まってる大変素敵な作品でした。
いやもう、二人のやりとりに萌える萌える!!
とっても楽しく読ませていただきました。
内容ですが、即位したての王×腕の立つ美貌の騎士による主従ものです。
自由騎士であるノエル。
旅の途中で大勢の敵に囲まれた黒衣の騎士・シルヴァンに助太刀します。
命を狙われているシルヴァンから、目的地であるアングラードまでの護衛を頼まれ、不承不承引き受けるノエル。
実はノエルにとって、アングラードは避けたい事情があり・・・と言ったものです。
まずこちら、大らかで人間的魅力の溢れる王・シルヴァン×忠義心にあついクールビューティーな騎士・ノエルと言うカップリングです。
護衛と言う体で二人は旅をしますが、このパートが萌えて仕方なくてですね。
まだ、この時点でノエルはシルヴァンの正体を知らないんですね。
しかし、護衛として雇われたからにはと、生真面目に任務を果たそうとするノエル。
自分だけ床で寝ようとしたり・・・。
で、そんな彼に「護衛が風邪をひいては困る」とかもっともらしい事を言って、ベッドで寝かせようとするシルヴァン。
こんな感じのやりとりを、しょっちゅうやってましてね。
もう二人でベッドで寝ればいいじゃん!!とニマニマしてしまう。
また、二人のやりとりが萌えるのです。
「おまえは本当にキレイな目をしている」みたいな口説き文句を隙さえあれば仕掛けてくるシルヴァン。
「悪戯はやめて下さい」とクールに返すノエル。
こんなシルヴァンがノエルを口説くやりとりがしょっちゅうでして!!
ノエルは普段、こんな感じでクールなのです。
が、割と眠っちゃったりすると無防備。
無意識にシルヴァンにくっついちゃったりして、彼が「忍耐を試されてるのか?」とやってたりするのにもニマニマしちゃう。
甘ーーーい!!(≧∀≦)
ここから実はシルヴァンはアングラードの王だと分かり、自分の臣下になれと(多少強引に)抱かれるノエル・・・と言う展開。
更に、実はノエルはアングラードに深い因縁があり、その事から彼を王としてすげ替えようとする王太后の陰謀に巻き込まれと言う流れです。
ノエルがひたすら健気なんですよ。
そして格好いい。
剣を手に勇ましく「シルヴァンを狙う者は許さない!」みたいな。
また、ピンチには二人で共に戦う。
「こうして背中合わせに戦うのは二度目ですね」みたいな!!
互いに信頼して背中を預けられる存在なんですよね。
主従もの好きとして、こうゆうシーンに異様に萌えてしまう。
そんな主従もの好きには大変美味しいこちらの作品。
すれ違い時にはシルヴァンにイライラさせられますが!!
とりあえず、主従もの好きさんは一度チェックしてみて下さい。
あと、イラストが眼福ものですよ-。
焚き火を囲む二人の口絵カラーとか、剣を構えて背中合わせで不敵に微笑みあう二人とか!! こちらも萌え転がりました(*´▽`*)
金髪美人の騎士という設定が好きなので購入したのですが、つかみの部分で「天然?すっとこ?」というように感じられてしまって萌え上がれず、すいません、中立です・・・先生ごめんなさい・・騎士でしたらやっぱりビシっとしている方が良いです(泣)「本編160p弱(雑誌掲載分)+続き130p超(書き下ろし)+あとがき」でした。
大陸のほぼ中央にある小国アングラード王国。その王都への街道を年老いた馬でぽこぽこ進んでいると、一人の騎士に複数の騎兵が襲撃している場面に出くわしたため、助太刀し無事撃退したノエル。その後も王都まで一緒の方向に進むのだから護衛として雇いたいとシルヴァンから頼まれ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
宰相、イザベル(王太后)、ファブリス(側近)、エルネスト(ノエルの恩人)、ミレーヌ(♀、シルヴァンの昔の知り合い)。
**以下は攻め受けについて
ノエルは剣の腕は確からしいんですけど・・・野宿した時も、宿に泊まった時も「朝まで起きていよう」(キリっ)と言ったはずなのに、暖かいもの(=シルヴァン)にしがみついて目覚めてまして(笑)眠るのは大切なんだし、一人で朝までとか無理に決まってんじゃん・・・もう少し現実的になろうよーと、最初の方で残念に思ってしまって復活できませんでした。
シルヴァンもねえ。そんな傲慢満点でもなさそうなのに我慢できないと言ってとっとと襲う?と思ってしまって。双方とも好きになる過程に今一つシンクロできなかったです。騎士もの好きなんだけどなあ、なんか気持ちを寄り添えさせられず残念。