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――俺たちじゃない誰かに理解されたいんだ
ai to makoto
原作既読。
個人的には優しく穏やかなハッピーエンドのお話が好きで、苦しい表現の多いお話は好みではないのですが、今作は絵柄の麗しさとキレイさ、キャラクター設定とストーリー展開のすばらしさから、時々、読み返したくなる癖になるお話です。
声優の組み合わせ、3役のバランスがいい作品でした。
古川慎さんの誠司と愛司の2人の演じ分けがすごいです。
しかも、最初のころはほとんど同じ、話が進むに従って、誠司らしさ、愛司らしさがどんどん出てきて、ラストではすっかり違う2人になっているのが、本当にすごかったです。
小林裕介さんも、斗和の元彼の借金を背負われていて社会的弱者なところも、弱さと強さが同居しているところも、見事に表現していて、3人がやり取りをしている姿が脳裏に浮かぶほどでした。
斗和が誠司と愛司の見分けがつくようになっていく様子、聴取者側も誠司と愛司の聞き分けができるようになってきます。古川慎さんの誠司と愛司の2人の演じ分けがすごいです。
愛司の言動がどんどんひどくなっていく様子はとても迫力で、聴いていてかなり心がつらくなりました。
3人それぞれの苦しい過去があり、それぞれの悩みがあり、問題があり、弱さがあります。
そして3人ともそれぞれに、面倒くさいやつだな、と思わされる言動があります。
そういうなかなかに厄介な3人が、見事にしっくりはまるラストはとても見事でした。
周りの人には理解されない3人の関係は強く硬く、でも、厄介な人たちなので、今後もちょくちょく喧嘩したり、もめたりしつつ、おじいさんになっても3人で暮らしているのだろうなと思わされるラストでした。
後日談とキャストコメントは楽しいです。(ほっとします)
古川慎さんの演じ分けがすばらしかったのですが、古川慎さんが誠司、江口拓也さんが愛司、というキャストでも聞いてみたいなと思われました。(余談です)
森世さんの描く、人として歪みまくりの闇を持つ者たちのインモラルな関係性が作品によっては耐え難くて苦手なため、
地雷回避で、あらすじやレビューで情報を得てから視聴したため、内容よりも古川慎さんの2役演じ分けの妙や、小林裕介さん安定の健気受けと泣き演技に集中してしまいました。
オメガバース設定と用語が頭に入っていないと正確には理解できない内容ですが、エロスエンジョイ型に振り切れば、
「桁違いの訳あり美双子青年金持ちに借金を肩代わりしてもらった薄幸の青年がペットとして色々されるが最後に愛は勝つ」
......という昭和レトロ感漂う背徳ストーリーとして視聴可能だと思われました。
わたくしの場合は完全にキャスト買いでしたので、お二人の演技には満足でしたし、とりわけ回想シーンの古川慎さんの高めの少年声が新鮮に感じられました。
コミックを見ながら絡みシーンを視聴すると、小林裕介さんの受け喘ぎがどんだけ高度かをまざまざと感じさせられます。
フキダシ外に小さく手書き文字でアンアン書かれているような喘ぎでも裕介の手にかかるとこうなるのか......と。
受けの女神に愛されし者、裕介よ、とひれ伏しました。
(己のBL脳内での台詞なので呼び捨てお許し下さい)
特典キャストトークでは古川さんの早口と、裕介さんに話題を振っておきながら回収しないような突進ぶりがいつもながらすげぇなと思いつつ、でも、演技になると別人なんだよな...思って視聴を終えました。
この作品、すごく評判良くて気になっていたのですが、オメガバースが苦手で避けていました・・・が、聞いてみたらやはりイメージ通り良かったです。というのも、オメガバース要素はそこまで強くなく、どちらかというと人間的な欠落を埋めていく関係性が理想的だからだったかなと思います。
・・というところまでが原作を読んでの感想だったのですが、CDを聞くと古川さんの双子役がハマっててすごい。ちゃんと二人いるんですよね。フリトを聞いた時に、「アレ?もう一人の声優さん先に帰った??」となるレベルの双子役なんですよ。そっくりなんだけど別人格というのが分かるし、視点(モノローグ)が斗和だから「どっちが喋ってるかすぐ分かる」「どっちが喋ってるかすぐ聞いただけでは分からない」のバリエーションがグラデーションみたいにあって、才能のえげつなさを感じました。そもそも1枚で同じ声優さんの受も攻も聞けるのご褒美過ぎません?古川さんのファンはアレコレ考えずに聞いた方がいいです(笑)。
また、小林さんの斗和もエッチでかわいくて、でも序盤から闇がありそうな感じが好きです。原作よりも分かりやすい表現で、感情の機微が分かりやすいところも安心して聞けました。
音声しかない状態だからこその良さが絶対見つかる作品なので、原作読んだ方も絶対聞いてほしいと思いました!
見た目をそっくりにして他人から見分けられないようにしている双子の〔愛司〕と〔誠司〕。
彼等はとある理由から故意にそっくりにしているので、原作では特に前半はどっちがどっちなのか本当に区別がつかないくらいそっくりに描かれています。
そんな愛司と誠司を古川慎さんが一人二役で演じられているということで、古川さんの声の高さの調整ってすごい精密な感じがするし、CDで聴いたら面白そうだな〜と思って買いました。
これぞ音声で聴く醍醐味◎って感じの楽しさと聞き応えでした!
原作ではどっちがどのセリフを言っているのかすら分からなかった2人ですが、こちらのCDでは愛司が僅かに高め&軽めの声、誠司が僅かに低め&重めの声で、聞き分けようと思えば聞き分けられる程度の差が付いています。
原作片手に聴いて、これは誠司が言ってたのかとか、これは愛司が言ってたのかとか、ここのセリフこんなふうに2人で交互に言ってたの?!とか、色んな答え合わせが数年越しで出来てしまいました。
ただ、愛司の低めの声と誠司の高めの声だとほとんど差がなくなるので、シーンによってはCDでも「あれ?これ愛司だよな…?」と一瞬分からなくなったりするんですよ。その匙加減の巧さは感嘆モノ。
声色は変えずにキーの高低とニュアンスの違いで演じ分けされているのでめちゃくちゃ双子感あります。
古川慎が2倍存在する世界やばい、、、、
古川さん分どうやって録ったんだろうと思いながら聴いたのですが、販売元サイトに公開されていたキャストインタビューによると「交互にキャラクターになりながら、シナリオの台詞の順番通りに」だそうで、まさかの同録。プロの凄さを思い知りました。
ちなみに双子がハモるセリフは「愛司で言ったそのすぐ後に、誠司で同じ台詞を言う形で収録」とのこと。一言では済まないハモりセリフなんかもあるんですが、どれも息ピッタリで見事なハモりっぷり。
その他、誠司×愛司の絡みシーンや、誠司と愛司の会話シーン(特に最終話のあのクライマックスシーン!)など、古川さん目当てに聴いた身としては聴きどころが満載過ぎて、何度も聴きたくなって繰り返し聴いています。
感動のあまり双子の感想ばっかりを長々と買いてしまいましたが、小林裕介さんの〔斗和〕もすごくハマっていましたし、シナリオは原作ファン目線で見ても丁寧に書かれていますし、買って損のないCDでした!
原作未読。
キャスト買い。
以下ネタバレ注意です。
愛治@古川さん→若干高めで軽いしゃべり方
誠治@古川さん→若干低めで落ち着いたしゃべり方
斗和@小林さん→安定感抜群いつも通り
番の双子が斗和に救われるお話。
番の双子を一人で演じている古川さんが凄い。
双子の会話は別撮りではなく交互に演じていたようで
その違和感のない演じ分けに、この方どんだけよ…って思う。
斗和が二人を見分ける前に、声だけでどっちがどっちか分かりましたよw
辛い過去を持ちながらも明るく健気に、時に強かに生きている斗和。
全力で双子を理解しようとする斗和の優しさに癒されました。
小林さんにぴったりの役だと思います。
そして「咥えながら喘ぐ」あの感じ、さすがです。
苦しいのに気持ちよさそうな感じが伝わってきました。
正直オメガバース設定は不得意で世界観がよく分からないのですが
古川さんと小林さんの表現力の高さは存分に堪能できました。
とことんドラマ重視のシナリオで、双子を演じ分けた古川さん&斗和にピタリとはまった小林さんのお芝居を浴びるようにガッツリ楽しめました。
古川さん演じる愛司・誠司はビジュアルや設定からしてミステリアスなイメージですが、蓋を開けると意外にも喜怒哀楽の感情や表情が豊かなキャラクターである事が、原作を読んだ際に強く印象に残っていました。個人的に古川さんの感情表現の演技がとても好きなので、「こういう役・演技を聴いてみたい」と常々思っていた願望が叶って大満足です。
双子の演じ分けについても、そっくりな双子としての説得力を保ちつつ二人の性格や個性の違いが感じられて、非常に良い塩梅だったと思います。編集が丁寧なこともあってか、あまりにも自然に「二人いる」ので、途中から普通に「古川さん二人いるな~」くらいの感覚で聴いていました。
また、7話の双子だけの会話シーンは本当に圧巻でした。愛司と誠司は物語上かなり対照的なポジションであるにも関わらず、それを別録りせず台本通りに演じられていたというのは凄まじいな…と。こっそり期待を寄せていた、2話ラストの誠司×愛司の絡みも凄かったです…これを一人で…。
斗和役の小林さんは聴いてすぐ「これしかない!」と思うほどハマり役だったと思います。控えめで優しくて、一見すると弱そうなんだけれども芯は強い…という斗和のキャラに、声質も演技もぴったり合っていました。斗和はもともと良い子だな~と思っていましたが、声が付いて更に好感度が上がった気がします。
個人的に7話の「好きだから行くんだよ!」という台詞が印象深かったです。BGMの盛り上がりと感情のこもった熱演が合わさって、思わず涙ぐむほどグッと来る場面でした。
幼少期の双子を一人二役で演じられた藤堂さんも、とても素敵なお芝居だったと思います。幼稚園くらい~小学校高学年までを二人分演じ分けされていて、古川さん演じる中学生~大学生と同様に双子の違いや年齢の変化が自然に感じられて凄かったです。イケメン双子のショタ時代らしい良いお声でした。
また、原作ファンとしては、序盤から中盤にかけて双子どちらのものか明示されていなかった台詞が、今回のドラマCD化によって全て解るようになっている点が嬉しかったです。読みながらひとつひとつ「これはどっちの台詞かな?」と想像していたので、その解答編としても、私の中で非常に大きな価値のある作品になりました。
原作7話ぶん+コミック描き下ろし後日談をまるっと音声化しており、さらにキャストコメントまで付いているという大ボリュームですが、起承転結や緩急がしっかり付いており夢中で一気に聴き終えました。本当にドラマチックな展開なので、何回か聴き込んだ今も物語の余韻に浸っています。