フランク
gokudousan wa shinkonryokou demo papa de aisaika
電子限定の書き下ろしは、ボリュームとして大体あとがき(あとがき、というタイトルから最後の著者名まで含めて丸々1Pに収まる状態で読んだ場合)の7倍くらいです。
そして今までの電子版書き下ろしと同様に賢吾視点で描かれています。
内容は今までとはちょっと違うというか、濡れ場主体で描いているのは同じなんだけど、なんと賢吾がS攻めになっちゃってるんです。
というのも、佐知がこっそり伊勢崎のために京都土産を用意してたことを、伊勢崎からお礼を言われて初めて知った賢吾。
とにかく不機嫌の極みで自分でも気持ちを抑えきれない賢吾の様子を見て、伊勢崎はなんとか三時間だけ時間を捻り出し、その足で賢吾は佐知の診察室へ…。
いつもとは異なる賢吾の怒りように、何か自分はやらかしたらしい…と悟る佐知。
佐知からの伊勢崎への土産は西陣織のネクタイ。
ネクタイを贈る意味を知ってたのか?と凄み、ネクタイを贈る=あなたに首ったけという意味だと賢吾が言うと、見る見る間に青くなる佐知。
もちろん佐知はそんな意味を知らず贈っていることを賢吾はわかってるのだけど、それでも万が一、伊勢崎が勘違いしたかもしれないではないか(ありえないですが)と、佐知に対して酷く狭量になってしまう賢吾。
ほとんど言いがかりに近いのだけど、「四つん這いになって尻の穴を見せろ」と佐知に命令をします。
佐知にとっては死ぬほど屈辱的なポーズだけど、反抗もせずにするする見せる佐知。
その姿を見て賢吾は罪悪感を抱くのだけど、ここで謝ったら佐知の覚悟を無にすることだし、賢吾の怒りをそのまま受け入れた佐知に対してこいつには敵わないと…。
で、そのままエッチに突入するんだけど、いつもより手荒いのに佐知はいつもより従順でおまけにいつもより感じてる様子。
「強引なお前も、格好いいな…」なんて言っちゃうもんだから、賢吾、理性が吹っ飛んじゃいます。
いつもは最後の最後、ぎりぎりのところで佐知を優先してる理性を完全に吹き飛ばして、オラオラガツガツです。
佐知も全部受け入れて、もうとんでもなく乱れまくってとんでもないことになってます。
今まででシリーズがスタートしてから一番激しいエッチだと思う。
終わった後の佐知もかわいい。
「命令されるの嫌いじゃないだろ」という賢吾に対し「嫌いだよ、馬鹿。…でも、お前は特別。」なんてこといっちゃうので、賢吾がまた元気になっちゃいます。
軽い抵抗にあうんだけど「ガタガタ言うな 返事ははいしかないんだよ。」なんて命令に対して、あま〜い声で「は、はい♡」と言っちゃう佐知。
ちょっと揶揄っただけで歯をむき出しにする臆病な獣を手なずけたような達成感に打ち震える賢吾だったけど、さすがにちょっとやりすぎたみたい。
後日、再びがるがる佐知に戻ってしまい、しばらくお預けに…。
賢吾が獣みたいになってるわ、佐知に命令しちゃうわ、で激しい濡れ場です。
お互いどんなことでも受け入れるという愛と絆の深さを感じました。