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獅子の血を引く皇帝×王妃となった幼馴染み+チビ皇子の後宮子育てラブ!
kinjishiheika wa kodure de ryokouchu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「金獅子陛下は王宮で子育て中」に続く2作目。前作で今一つピンとこなかったのですが、当作でも、やっぱり攻め受けが好みのタイプではなかったので中立です。大好きなモフ(まじの獅子、挿絵も迫力満点、食われる・・)+仔モフ話なんだけどなあ、残念。健気な大和撫子タイプがお好きな方にはもっと違った評価になるのでは。なんちゃって中華のモフものファンタジー、本編210P弱+先生のあとがき+おまけSS 5Pです。ちょっとだけ受けさんが貞操の危機的に嫌な目にあう(未遂)ので、一応お知らせ。
前作で后妃として後宮に入った花偀(かえい)。后妃であることは隠して、金獅子軍に剣術を教えるシーンから始まります。見た目細っこく綺麗な顔してるのに、訓練初日に10人ばかり剣技で打ち負かしたとのこと、今は亡き爺ちゃんも草葉の陰で喜んでいることでしょう。訓練終わった後、急いで後宮に戻ると「かえ」のことを探して泣きじゃくる小青が・・・ と続きます。
攻め受け、子もふ以外の登場人物は
奎璋(けいしょう):先帝の一の皇子。小青の教育を任される。
その他、章国皇帝、呈国皇帝など 3国会談があるのでその関係者複数。
*** 以下はより内容に触れる感想
今回のメーンイベントは近隣3国の会談。しっかしまあ両国ともクズw 交渉の余地なし と言いたいところだけど、内側から揺さぶられて、花偀が危ない目にあうというお話でした。その決着の付け方というところが、今一つ甘っちょろいというかなんというか・・・・圧倒的勢力を持ってないんでしょうね、白獅国が。勧善懲悪を望むわけではないですが、もう少し白黒はっきりというか懲罰は与えた方が、すっきり感増したんじゃね?と個人的に思った次第です。
攻めさんの強引さは前作と変わらずで、花偀にブラッシングをねだるところが可愛いかなと思いましたが、もうちょっと愛嬌あるタイプの方が好きだなー。子モフは前作よりかは少したくましくなりましたが、まだまだ。可愛いまんまです♡頑張って大きくなれよ♡でした。
電子書籍で読みました。挿絵もあとがきもあり。あとがきの後にssあり(これ、あとがきで触れているので紙の本にもあると思います)。
後宮で子育てをしていた前作に続いてこちらも。
お話のあらすじは上記の通りですが、ここに触れられていない奎璋というキーマンが出て来ます。
前王の長子で何かと出来る男。小青の教育係になるのですが、この男の不穏な雰囲気が良いスパイスになっている様に思いました。
今作の特筆すべきは小青の可愛らしさが爆発している所です。
モフモフ度満載!(個人的には冬に読みたかったかも)
そのくせ、ちゃんと獣しているんですよ。
可愛いくせに凶暴な小青なんですけど、花偀にはメロメロって所が良いんです。
私が一番面白かったのは、花偀をめぐって銖王と小青がもう、恋の(?)さや当てを始めている所なんです。
銖王は、もう少し経ったらかなりヤバイと本気で思っているらしいので、これからどうなるのかしら?
でもね、そんなことを思いつつも銖王はちゃーんとパパをやっているし、小青は銖王を尊敬しつつ慕っているという『理想的な父子関係』が描かれていて、気持ち良かったです。
ここが一歩間違うと、私が常時読んでいる様な『ドロドロ』になってしまうのですけれど……でも、このお話にはその手のドロドロは似つかわしくないなぁ。
秋山さんがこの父子対立をどう料理するか、とても読みたい気分なので、更なる続編希望です。