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大正の貴族制度を背景に家柄は良いが経済的に困窮している
受け様と、裕福だが金で身分を買ったと世間で蔑まれている
攻め様との不器用なラブストーリーです。
受け様は、子爵家の長男ですが、貴族であるが威張ったところが
無い本好きの学生ですが、ある日家の金銭的な窮状を知り
大学時代のわずかの時期同級だった鮫島男爵家へ融資の相談で
出向きますが鮫島男爵の代わりに迎えてくれたのが同級の
攻め様でしたが、昔から攻め様に嫌われていると思っていたので
素直に窮状を打ち明けられず、些細な言い争いを・・・
突然その場で襲われてしまいますが、帰宅すると既に
借財は全て終わっており、受け様を雇ってやると傲慢に・・・
受け様は女装をさせられたり攻め様に無理やり抱かれたりと
一見すると酷い扱いですがホントは激アマなんですよ。
天然で超~鈍い受け様は最後まで攻め様の気持ちに気づきません。
攻め様も、どこまで不器用なんだと思わせるお方で、
やはり最後まで直接的な愛の言葉はありません。
どこまでも、行動あるのみのお話でしたね。
没落華族と成り上がりの資産家と来たら、お金のために身体をいいように…!という王道設定のストーリー。
育ちがいいけれど生活能力に乏しいお坊ちゃまの朔也さんを身も心も屈服させるために、資産家の泰成さんは朔也さんを「女」として扱い辱める…みたいな所から始まるのですが、女としての装いのためにも最高級の衣装や宝石を与えるなど、実は甘々な扱い。これ、朔也さんが女性だったら、単なる玉の輿ですね。
まぁ大体は定石どおりの展開で、仕事の話や社会情勢なども震災が少し出てくる程度で二人のラブラブを楽しむお話でした。
しかしイラストは、朔也がいくら女性的な容姿という設定とはいえ、日本人に見えなさすぎではないでしょうか?
景気のいい成り上がり×没落した名門、二人は元学友、お金の為抱かれる、というテンプレ設定です。
攻めは始めこそまさに凌辱って感じで受けを酷く扱うんですけど、そのあとが仕事熱心な紳士キャラ。こういう設定だと大抵お屋敷に閉じ込めてエロ三昧がお約束だけど、ちゃんと受けに夜の相手以外の「仕事」を与えています。
その仕事は受けが女装して攻めの仕事絡みのパーティーへ同伴するというものなんですけど・・女装にイマイチ萌えない私はこの時点でややテンションが下がった(^_^;)
ただそういう役割をこなすことで、ある程度攻めと対等な関係を築いていけて健全な?愛情の生育過程かなと思いました。受けもしっかり者でしたしね。
エロも鬼畜って感じじゃなくて、好きな相手との激しいHみたいな。
個人的な萌え度は普通でしたが、いいお話でした。