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makare
低音粗野と清廉ボイスのエロさスパーク
2024年に山下誠一郎さんのお声と演技に出会い、過去作品を後追いしている最中です。
こちらの作品は2018年発売で、誠一郎さんの受け演技の評価が高いわりには情報が少なく、2025年時点で配信無し、CDも中古市場で高額なので、興味がある方の参考になればと思いレビューさせて頂きます。
ファンタジー作品なので登場人物も世界観も「非現実」ではありますが、合意のない乱暴な性行為に抵抗がある方には地雷作品かもです。
山下誠一郎さん演じる神父のユーゴは「いつも日陰にいるような人」というディレクションがあったそうで、誠一郎さんの声質と敬語がどハマまりしていました。
誠一郎さんのお声は仄暗さや儚さを表現するには最強だなと思います。
竹内良太さんが演じる野太い低音天使のケムエルは、冒頭から清廉なユーゴをいきなり手込めにするという天使のイメージぶち壊しの俺様野郎ですが、これには理由があり、性根は良いヤツという定番キャラでした。
ストーリー自体はツッコミどころもありますが、展開が早く、お2人の演技が魅力的なこと、BGMが荘厳で作品全体の世界観に妥協がなかったことで没入できました。
絡みシーンは3回で誠一郎さんの受け演技は評判通りにエロかったです。
初回は意味もわからずの手込め、2回目はケムエルが自分を抱く理由を知って自己犠牲の精神で耐え、3回目は心を通わせ快楽を享受、といった感じです。
嫌がっていても感じていても、一貫して品を失わない印象なのは誠一郎さんの声質なのか意図した演技なのかわかりませんが、聖職者が天使と性行為という背徳的なシーンを盛り上げていてたまりません。
3回目は竹内さんが繰り出すリップ音がやたらと生々しくて、それに合わせて誠一郎さんが恥じらい喘ぎをするのですが、ケムエルが神力を使ってユーゴの正気を失わせて性行為をしていた時と違って「素」で行われていたため、「初めて」に戸惑いつつも受け入れようとする様子を誠一郎さんが猛烈なエロさで演じられていました。
これが皆さんがあちこちで評価されていた演技か......と、思わず聞き入ります。
果てた後にそれまでのフラットな口調からは想像できない甘いトーンを繰り出してくるので、本当にやったんか！！とツッコミを入れたくなるほどでした。
竹内さんとはやりやすかったのか、誠一郎さんなんか「発揮」されていました(笑)
ただ、2人が真に肉体的に結ばれた幸福感を「身ごもる」という女性的な表現で語られたのには興醒めでした。
BL作品に女性の性的な特徴を持ち込まれること以外にも、身ごもることがカップルの終着点のような価値観も好きになれませんでした。
好みは人それぞれですが、この作品の独特の世界観が急に俗っぽいものに感じられてしまい残念でした。
個人的に誠一郎さんは絶対に「攻め」の方がいいと思っていましたが、この作品を聴くと受けの需要があることにも納得がいきました。
山下誠一郎(受)、覚醒
今まで魔彼シリーズは全部購入してきました。声優さんファンでもありますが、このシリーズはシナリオライターさんのファンでもあります。
今回もまたシナリオも声優陣の演技も申し分ない、素晴らしい作品でした。
あと今回は新規BGMも良かった〜〜！魔彼特有のバトルシーンにめちゃめちゃ興奮するいいアクセントでした。
まず、まず最初に、最初の、ほんとの最初の無理やりのキスシーンでもう私は死にました。え〜、なんか、ここまでリアルなキスシーン初めて聴いた気がする〜〜めちゃめちゃめちゃめちゃリアルだった。。。。(当社比)凄い。。。。。
竹内さんは男はじで聴いていたので問題ないだろうというかぴったりだろうと思ってたので期待通りでした。山下くんは簡潔に言って期待以上。今まで出演作品はそれなりに聴いてきたのですが、正直攻めの方が上手かな。。。？と思っていました。でも、今回、前の受け作品から何があった？って程素晴らしかったです。ほんとに何があったんだ。めちゃめちゃ良かったです。開花したな〜〜〜と感じました。。。彼は長めの濡れ場の方が向いてるのかも。。。。
ネタバレはしたくないので内容については触れませんが、誰の地雷も踏まない安定の、ワクワクドキドキハラハラ楽しいものになってます。スーパーウルトラハッピーエンドです。特に終わりの方のセリフの掛け合いが個人的には最高でした。あと前作1巻の時も言いましたが特典のCDはぜっっっったいゲットして下さい後悔させません。
もう本当このシリーズは外れない。。。永遠に続いて欲しい。。。。とりあえずは次回も期待です！！
