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「春の声」を読んだのが昔過ぎて覚えてなくてちょっと心配だったけど、関係なくとても楽しめました!
キャンキャン吠える可愛い年下受けと出来る男として余裕ある年上攻め。
その攻めの余裕がちょっとずつ剥がれて必死になる様に萌えました〜w最後には浮気が心配で探偵事務所で調べてもらうくらいのヘタレっぷり!年上攻めがうなだれて可愛く見えちゃうのがツボです。
もちろん久我さんの軽快なセリフ回しも健在です!
でも今回はみんなが大阪弁でぽんぽん会話しすぎて、ちょっと軽すぎる感じも?キャラ的によくしゃべる設定だけど、もうちょっとゆっくりめでもじっくり読める感じがして良かったかも。
BL王道的なかんじで読みながらひたすらにやにやしてしまいましたー
『春の声』に登場した、名脇役の多田が帰ってきました。
正直『春の声』じたいは、久我有加さんの作品のなかでもあまり面白くなかった小説なんだけど、多田のキャラは好きだったので、帰ってきて幸せになってくれて嬉しいです。
主人公は大学生の裕志。
気楽な次男でチャラチャラと遊び暮らしてたんだけど、長男が家出したせいで、家業を継ぐための修行をさせられることになる。
そこで出会ったのがオーナーの多田です。
こき使われて最初は反発するんだけど、多田のオトナのカッコ良さに、少しずつ心惹かれていきます。
良くも悪くも王道でした。
優しくてキュンとなる、久我小説のふんわりエッセンスがしっかり詰まった小説でした。
年上攻で年齢差が9歳あるという、久我さんにしては珍しい作品。
「春の声」で魅力的な当て馬っぷりを披露した、多田が登場です。
多田の経営する居酒屋へ、修行としてバイトにやってきた裕志。
何でも器用にこなし、甘え上手で、要領よく世の中を渡ってきた彼ですが。
やり手で本当の大人の男・多田と出会って、
自分がいかに子供であるかを自覚し、そして惹かれて行きます。
大人で余裕たっぷりの多田に、裕志は焦れてイライラ。
多田のからかいの言葉にいちいち本気になって怒ったり、
食ってかかったりする裕志が、可愛くてたまりません。
そして元気にギャンギャン吠えまくっていた裕志が、
後半(「ブレーキをかけろ」)で見せる最強のデレ!!
そんな裕志に動揺したり、グラグラして、
大人の顔を保てない多田もツボです。
リリカルで甘くて切なくて、
年齢差カップルの醍醐味を味わえた作品でした。