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sora ni hachimitsu moon
あらすじは上記を読んでください。
うーん。登場人物が多いので、名前と人柄がなかなか頭に入らず、でも読んでいけば覚えられるかなぁ?と読み進めるものの。。。何度となく最初の顔合わせページへ確認。
そんなことを繰り返していたので、中盤過ぎても物語に入り込めずでした。
見た目の説明が足りないからなのでしょうか。挿し絵を見ても、すぐにこれは誰だっけ?となってしまいました。
主人公がいつの間にか好きになり、悶々と考え込み、仕事も素直すぎるから蚊帳の外みたいな状態。
あの中にいたら、人間不信になるんじゃないかなぁと思うくらい、良い意味でどんでん返し。悪い言い方をすると毎回騙されているなぁと言うのが感想です。
BLにしなくても良い内容なので、それを一冊にまとめてしまっているからか、中途半端感を感じます。
冒頭1/10ぐらいは楽しく読めましたが、急に増える登場人物と彼らや劇団のお仕事にまつわるエピソードが多すぎて、最後までBL的な盛り上がりが分からないまま終わってしまいました。
攻のカッコ良さも受の可愛さもイマイチぴんと来ない上、お互いにどこで惹かれ合ったのかもよく分からず。みんな悪い人じゃないのはよく分かるのですが・・・。
劇団のお仕事のくだりだけ読むと、別にBLでなくてもいいように感じました。その肝心のお仕事の描写も、二転三転するばかりで爽快感は感じられず、文字を追っていると主人公と一緒に疲れてしまいました。
受(主人公)は普通に元の恋人と一緒になったほうが幸せだったんじゃないかなぁ。
この設定自体は『ありえない』とは思わないけど、私の好みとは言えないです。あ、『便利屋のような劇団』がどうこうというよりも、特に環(受)との関わりですね。エピソードの一つ一つが、いちいち気分悪かったです。
冒頭、環がターゲットになるシーンから、相手方に乗り込んで騙されて(?)のあたりはなんとも不快でした。この作品のトーンに合ってなかったですね。ただただ卑怯で後味悪いとしか感じなかったです。あえて言うなら、松前さんが書く必然性が感じられなかったんですよ。こういう形を取らなくても、環を引き込む(参加させる)ことはいくらでもできたと思うからなんですが。
それがこの作品のポイントなんでしょうが、私は『しゅみじゃない』です。上手くハマれたら『痛快』なんでしょうね、きっと。
個々のキャラクターは別に悪くないし、全体的なストーリーの流れは松前さんらしいんですが、どうにも引っかかる作品でした。