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oasis no ori
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
謎に包まれた独特の雰囲気がある話で、一度だけ別名(清水彩花)で書いたという作品だからか、いつもと小説のキャラ感や雰囲気が違いました。
完結編まで読むと池戸さんだなという感じなまとめ方ですが、途中迄は別名で発表されていたらわからなかったと思います。
朝倉雅人の秘書で弟・朝倉往彦 繊細な森の野獣攻め×繊細で潔癖な美貌のライター・三春宏紀(27)真面目誘い受け
ライターの壁にぶつかっている三春は、ヒットしているのに情報が一切挙がってこない謎の人気作家の朝倉雅人に注目する。
ファンを装って潜入取材をすることに決めて家を訪ねると、弟の往彦に対応されて。
三春の熱意を聞いて、兄貴が気にいれば会わせてやると言って、アシスタントをすることになって。
初めて男を知った人間が次第にのめりこんでいく過程を見たいと往彦が兄からの伝言を伝えて、三春は恐れながら実践することに。
潔癖で繊細でストイックな受けが情欲に堕ちていく姿や変化が、元が淡白だっただけに色気を感じました。明るい昼間に、自分の膝を抱えての大股開きの挿絵が凄かったです。
往彦のイメージは半裸での登場シーンと強引な態度から野獣のようだと思っていましたが、読んでいくにつれて、そのイメージは裏切られました。
傷つく前に威嚇で追い払うような態度が、理由をわかると切なくなります。
謎の作家の朝倉雅人の謎から始まり、少しづづわかる情報が更に謎を読んで、読み応えがありました。
大衆向けの週刊誌や女性誌でいままで書いていた記事が突っ込み不足で綺麗事で終わっていて、三春の仕事が上手くいかなくなった悩みは、まだ解決されていないと思います。
今回の成功はネタが大きかっただけであり、かなりの部分を攻めに頼っている気がします。
その点が解消出来ていないので、仕事面でもやもやが残りました。
この結末は二人にとって新たな檻でもあり、幸せでもある。
ハッピーエンドと言うのには一抹の不安が残る気がするので、好き嫌いが別れるかもしれません。
余談ですが、攻めが受けにフェラを強要するシーンのシチュが池戸さんは、いつも似ている気がします。
強引に求めておきながら、受けが快く了承して始めようとすると、本当にいいのか?と攻めが驚いたりというのが多い気がします。
受けが慣れるまで最後まではせずに大事にするシチュが多いのも、特徴かも。
エロ:★3 キスから徐々に最後まで
総合:★3 新しい檻に入ったような気がしたのと、受けの自主的な仕事の活躍が欲しかったです。