お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
許可証シリーズの3
フォークリフトの免許→異物混入→排水問題→埋蔵配管のメンテ→慰安旅行…
と、様々な問題を乗り越えてきた弘と前原が次にぶつかるトラブルは水不足。
渇水の影響で生産停止に追い込まれる工場、迫る納期
試作段階のクローズドシステムと前原の修理した冷却機は持ちこたえられるのか(1・2と読んでいると不思議と工場の内情がわかるような気が)
さらに迫る台風十号の水害…弘の住む自宅の売却問題…と
問題は山積みになっています(笑)
今回、何故か自作の拘束具を弘につける前原(笑)いきなり何やってんだお前(笑)と思うんですが…
許可証シリーズの醍醐味は、本編・弘視点の後日談・前原視点にあると思います。
弘から見た前原は
・寡黙で男らしい
・仕事に真面目
・同僚から慕われ頼られ
・動揺しない
・肉体も精神も逞しい
・判断力、実行力がずば抜けている
・突然、猛烈なアプローチをしかけてくる(笑)
表情があまり動かないので何を考えているかわからないが、なんか完璧超人みたいに見えます。
でも、前原視点を読むと
迷いの無いように見える彼も、弘の一挙一動に反応して狼狽え、悩んだり
意外と大人げないし、余裕なんて全く無くて、悔しがって焦れる様子が可愛いというか…
あー…前原もそのへんにいる兄ちゃんなんだな…みたいな…
その表現がすごく上手いなと思うんですよ、鳥城先生…
前原から見た弘は
アホの子じゃなくて、なんかミステリアスに憂いを帯びて、なかなか手に入らない難攻不落な男に見える不思議。
よくある、「お互い何を考えてるか100%わかりあえる甘い幸せハッピーエンド」とは違い
お互いを認めて、理解しようと努力してるけどやっぱり相手は何考えてるかわからない。でも好きだし公私ともにパートナーで必要だけどもどかしいみたいな…
たまらないです…
前原健一郎(喜美津化学製造部 若頭 周りからの信頼が厚い)×阿久津弘(喜美津化学品証部 理系大学卒の期待のホープ)
十数年振りの大変な渇水に見舞われ、工業用水の取水制限などから現場の水繰りをやっとでこなし生産の調整をしながら操業している状態の喜美津化学でしたが、新規の企業からの注文を営業サイドから強行に依頼され、結局は受けざるを得ない状況になり水不足と闘いながらのギリギリの生産作業を強いられることになります。そんな中北海道にいるはずの阿久津の両親がたずねて来て……
前作もトラブルに見舞われていた喜美津化学でしたが、今作でも水不足という最悪な状況の中で大変な作業を余儀なくされるという話で、さらにプライベートでは北海道にいるはずの阿久津の両親が突然訪ねて来てしまい…と更なるトラブルが重なってしまう展開にハラハラさせられました。工場での作業についてはともかく、両親が訪ねて来てハラハラ!?と思われるかもしれませんが、ちょうど訪ねてきたその時、阿久津の手首には前原お手製の拘束具が嵌まっていて…という状況な訳でして(その後足首に嵌まっている時にまで…)。それに阿久津の母親に二人の関係がバレたのでは!?と思わず誤解してしまうような思わせぶりな描写があってこれが結構ハラハラさせられたのですが、まぁ結局理由が分かってみれば「そんな理由だったんかい!」と脱力必至で、だまされた自分がちょっと情けなくなりました。
それから毎度おなじみの(笑)阿久津の珍・行動はまたもや顕在で、台風10号を「ジュウゴウサン」と密かに呼んでいたのですが、無意識のうちに喜美津の他の従業員の前でもそれを口走っていて、その後話が勝手にこじれ“「ジュゴン」が台風で川に流されてきた”という噂になってしまいます。(「ジュゴン」の話を聞いた阿久津は自分の「ジュウゴウサン」から発生しているとは気付きません)今回は思わず吹き出してしまう面白さというよりは、中盤くらいから徐々に「ジュウゴウサン」のネタが仕込まれていたので、その経過をニヤニヤしながら楽しんでいたという感じです。
両親の滞在(現在阿久津が住んでいる実家を売却したいという相談が目的だった)がきっかけで改めて前原との関係を考える機会ができた阿久津は、“同僚”というだけでは物足りないという結論に達しようやく好きだという気持ちを認めるまでになりました。これで晴れて恋人同士になりとりあえずはめでたしめでたしといった感じで良かったです。
どこまで続くこの面白さ、の許可証シリーズ3作目。喜美津化学を襲うピンチは渇水と台風です。今回は凄いです、もうピンチにつぐピンチ!最高ですよ働く男。(うっとり)
深刻な水不足を巡り「これ以上の製造は無理だ」という製造部と、「可能性があるなら試してくれ」という営業部が対立します。
毎度その詳しすぎる仕事の様子に夢中になってしまうのですが、このやり取りにはしびれてしまいました。
同じ組織にいても立場が違えば、譲れないもの優先するものがおのずと違ってくるのは当然ですよね。
どちらの主張が正しい正しくないではなくそれが会社という組織なんだ、という作者の公平な目線がいいです。
ここまでくると喜美津化学がほんとに実在してる気がしてきた。いやマジで。笑
肝心の弘と前原の恋愛ですが、しっかり同時進行してます。
仕事面では対等に渡り合っていても、これまで恋愛面ではやや押され気味だった弘。
ようやく前原に追い付いた恋心、二人にとって大きな節目になった第3巻。
今後の展開がとても期待できます。
工場の窮地に二人の恋愛、おまけに弘の家族まで登場しちゃってちょっと詰め込みすぎなんじゃないのーと思わせないのは流石、構成の勝利でしょう。
お気に入りの一文。前原も格好いいですが、
仕事へのこの↓熱意!弘も十二分に格好いいのです。惚れるわー!
『一ヶ月を優に超える苦闘の最後に、最も過酷な舞台が待っていた。そのステージに自分も立てるのだと思っただけで、弘は体が熱くなるほど興奮していた。』
(舞台とかステージといってももちろんダンサーでも役者でもないですからね~薬品工場で働いています)
こんな彼ですが、作中きってのお笑い担当です。
~独り言~
スイッチオンになると「弘」から「ひろし」になる前原の「ひろし」が聞いてみたい。
CD持ってる方、どんな演技なんでしょうかー?
中小化学薬品工場を舞台に品証部の阿久津、製造部の前原という
若い社員が次代の会社を背負い奮闘し働く姿が描かれています。
“許可証シリーズ”3作目。
シリーズ1も2も、大変おもしろかったので
読者の期待は高まるばかり。
その期待の斜め上をいく鳥城あきらさんの筆力とセンスに
素直にヤラれた~!降参!ほんとに素晴らしかった。
今回、ふたりの働く喜美津化学に渇水という問題が差し掛かり
試作していた冷却機を導入するという決断まで強いられる。
1つの会社内で、品証部と製造部という工場側の人間
そして営業部という本社側の人間
同じ会社の人間が、それぞれの立ち位置によって主張が違い
いろんな摩擦が生まれます。
まさにこのあたりが「プロジェクトX」を観ているような気分でわくわく。
序盤このように仕事の話が熱くて、このままBLから脱線してしまうのか!?
と、思いきや、必ずBLという線路からは脱線しないのです!
そこが素晴らしいなぁと思った。
渇水がやってきて、台風がやってきて、阿久津の両親がやってきて
物理的にも精神的にも、阿久津と前原に台風が!
真面目なワーキングものかとおもいきや
ギャグも満載!
ページをめくりながら「☆%~&!!!!!」と
のたうちまわって読みましたwww
【製造部】前原の作ったものは冷却機だけではなかった!!!www
阿久津の両親とのやりとりは、とにかく必読。
台風十号のジュウゴウさんネタが、最後の伏線とは思いもよらなかった件www
シリーズものですが6巻中この巻が一番面白かったです。
攻めお手製の拘束器具あたり、大声で笑えます。そりゃあ弘の拘束姿はかわいいのはわかるけどエッチしまっくたあとでも「腰にキタ」は、前原貴様元気すぎだぞ(笑)手枷+発射した液体の名残+キスマークだらけの体を隠す為にあたふたとする弘・・・。母親に見られまいと本人は緊迫していますが笑いが止まらなかった。どうする自分?!と焦る描写がひしひしと伝わります。
とにかく前原が弘のことがどれだけ好きか、そして常日頃どれほど触るのを我慢しているのかがわかる話でした。
前原がこんなにもアホだとは思いませんでした。普段は俺の背中を黙ってついてこいな前原ですが、今回のプレイで高感度が上がりっぱなしです。
シリーズの3作目。
今回喜美津化学に降りかかるのは「天災」!
雨が降らず、水不足に陥った喜美津化学は操業停止の危機に…
折悪しく、その時入っていた大口案件が、喜美津の製品が納入されなければ先方の業績が傾くかも、という重要なもの。製造部の部長も一気にスイッチが入ります。
シリーズ2作目でも触れられていた、渇水対策の排水系クローズドシステム構築との同時進行で、製造部と品証部の痺れるような奮闘ぶり、そして勿論前原と弘の濃厚な…と言いたいところですが、本作ではかなりコミカルタッチが入ってきています。前原が自作の(!)拘束具で弘をベッドにつないだまま出社したら、弘の両親が急に家に来たり!
弘のお母さんはとっても天然でマイペース。前原の事を秘密にしている弘を引っ掻き回してくれてます。
さて、喜美津化学のプライドをかけた30トンの製品は製造部の努力で無事生産終了。しかし、一難去ってまた一難。今度は台風が襲ってきて、土地の低い製品倉庫が浸水の危機に!この辺り、ジェットコースター的展開です。
3作目のラストは、弘の両親が北海道に引っ越し、弘が実家を出て完全に独立して一人の「阿久津弘」として前原と付き合いたい、と決意を話すところで終わります。いよいよ仕事面でも恋愛面でも別れがたく結ばれた二人です。
ラブシーンはますます濃い!喜美津化学の面々との仕事も充実している二人。弘のお母さんのちょっとおバカなエピソードが楽しめる人には、この3作目は大変おすすめです。
相変わらずお仕事部分にもしっかりいろいろなことが起きるお話です。天災にみまわれるし。
ラブ・パートは、この巻ではずいぶんとコメディの比重が増しました。エロ拘束具とかお母さんのボケっぷりとか…! (あれで不審に思わない…というか乗り切れるの謎すぎるでしょ!?)
そんな風にハチャメチャ度が増した3巻でした。
しかし、本当に上手にお仕事とエロとシリーズ続刊への伏線とを無理なく詰め込んでいらっしゃいます。今更ですけど、プロの仕事ですよね〜。
ギャグ展開だけかと思ったら大間違いで、同性同士の恋愛であること、家族へはどんな風に? なんていう「これから」を予想させて次巻へ続きます。お見事。
ホントに工場は大変なのですぞ、次から次にとアクシデントが起こります。
今回の最もアクシデントは渇水とそして大型台風。
確かに前作でも渇水だなーっていう伏線はあったんですね。
それが今回、本格的になってきて断水状態にまでなってしまう。
勿論、工場は思う様に動かずに、社運を書けた仕事が納期までに間に合わないかもしれないという自体まで起こります。
そして台風が水を連れてきたと思ったら、その台風のせいで設備が破損したり浸水したりでこれまた大変なのだ。
工場の仕事ってホント大変だなーとしみじみ思ったです。
前原と阿久津は身体の関係を持ち始めてから4ヶ月。
思う様には会えないけれど、地道に愛をはぐくんでおります。
しかし盆休み、北海道で暮らす阿久津の両親にそちらには行けないと阿久津は知らせるんですが、何の前触れもなく阿久津の両親が実家へと戻ってきてしまいます。
それも前原の居る時に。
しかもよりによって、前原が何を考えたのか自作の拘束道具を持ち込んで阿久津に使っていたりしたから焦りますよ、そりゃ!
まあそこは何とか誤魔化したものの、その後で、前原は阿久津の母親の行動から自分と阿久津の関係に気付いたのではないかと不安になります。
結局は、前原の洗濯物に入浴剤の色が付いてしまったというだけだったんですけどね。
でも前原が自作拘束具を作るっていうのはちょっとキャラと合ってない気がしました。そこがなんか違和感。
そういうプレイを楽しむタイプには見えないんだけどなあ、しかも自作で。
しかしその点はちょっと気になったものの、このシリーズが面白い事には変わりはないですし、がっつり工場の仕事も書かれていてそれも面白いです。
工場はこれから無事に何事もなく動いていくのか!
そして前原と阿久津との恋の行方は!!
続きが気になりますー!
すみません、引きました。
いくらなんでも、そんな展開になるとは、という感じ。
地に足が付いたお仕事物なのに、攻めのプレイがあまりにもなんちゃってBLワールドで、ついていけなかった。