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kusuriyubi wa shitteiru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『その指だけが~』シリーズ3作目です。
この巻から本格的に浅香が渉にアプローチしてきます。
ダメだと思いつつ、浅香に冷たい態度を取れない渉にヤキモキしながらも
つらい過去に苦しむ浅香を助けたくなる健気な渉もかわいくて
イイ男2人から愛される設定にはキュンキュンしますww
バイトで忙しくなった架月に勉強をみてもらえなくなり、
見事に成績の落ちた渉の臨時家庭教師となる浅香。
本当はそれを許したくないけど、模試までの10日間限定ということと
自分が勉強を見なかったせいだという負い目から、
勉強をみてもらうように架月の方から進めるのですが...
このあと、本気モードになった浅香にキスされる渉。
それを目撃しながらも見なかったことで済まそうとした架月が
本当に男としてカッコ良くなったなぁ...って思いました。
少し前に浅香と渉が車の中で抱き合ってたというウワサを聞いた時には
烈火のごとく怒っていたのに、今回は浅香の過去の恋愛も含めて
報われない渉への気持ちを察し許そうとするのです。
キュ~ンってなりますよ、架月の男らしさにww
ご都合主義の話の流れと言えばそれまでなんですが、
このシリーズはどこまでも美しい展開であるのが逆に魅力な気がします。
渉はそれでも浅香と距離を置くことが出来ず、会いたいと思う。
渉ってズルイなぁ~って思うんですが、本人はいたって恋愛感情から
そう思うのではなく、大切な友人として純粋に力になりたいと
思っているだけだから、架月の心中は複雑ですよね。
でも、唯一納得いかないのが、3日以上音信不通になっていた理由。
実家に戻っていた架月がアパートに充電器を忘れたからって...
取りに行けよ~!飛行機飛ばさないと戻れない距離でもあるまいし!
模試の励ましのメールも無し、電話にも出れない、
ってどんだけ不安にさせるんだ!?
勉強見れなかったことよりよっぽどヒドイでしょ!?
ここだけはツッコませて欲しかったですww
『両手に君の告白を』
受験生の渉は高校生活最後の文化祭の実行委員になった友人の川村へ
アイディアを出した結果、クラスの出し物はオークションに決定。
このお話は予想通りの展開でした。
オークション→高校の元アイドル架月の出品→架月本人の参加→
浅香+祥平の登場で一波乱アリ。
おまけに、恋人役として渉の妹を出すハメになるのもちょっと無理が...
架月がそんなうっかりな展開に持っていくとは考えづらいし。
まぁ、過去の登場人物総出演って感じで、それはそれで楽しかったです。
今回は浅香の告白シーンにキュンキュンでしたwww
「俺は君を好きでいてもいいだろうか」
こんなこと言われちゃ、何も言えなくなりますよね。
しかも相手はお人好しの渉なんだから尚更。
最後はやっぱりフラれるんだとわかってても、
浅香にも華を持たせてあげたくなります。