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sono kuchibiru ni chikai no kotoba wo
先生買い。2006年の本の文庫化で、前のを読んでいないため比較は出来ていません。先生のあとがきによると「携帯→スマホ」という変換をしているということと、かなりの増ページになっているとのことです。本編250P+短編(秘書視点)8P+短編(後日談)42p+短編(受兄受難)14P+先生のあとがき でした。攻めの傲慢度合も受けの気の強さもなぜかあまり可愛く思えなかったので、すいません、中立です。ポイントは拉致、人身売買もどき、異物挿入 といったところ+攻めがとにかく傲慢・・・と感じました。
お話は夜の繁華街を歩いて馴染みの店に入った瑞紀が、後から入ってきた男に声をかけられ、挑発にのって高級ホテルに行くところから始まります。寝たふりをしている間に、静かに出ていく瑞紀の後を秘書につけさせ、身元を調べ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は、攻めの秘書(♂、つけつけ言うタイプ)、受けの父兄(小物)ぐらい です。
後ろの短編は、①秘書視点、②攻めの婚約者が出てきてひっかきまわす後日談、③受けの兄の因果応報 なお話でした。
************以下はどうも萌えられなかった点
攻めさんが傲慢っぽく感じられて、なぜかあまり好きになれませんでした。可愛くないw
傲慢でも、受けにやりこめられて、へにゃん となっているような部分があれば、可愛く感じるのですがそういう部分が少なかったのかな。最後から最後まで支配欲に燃えているように感じられまして・・・
そういうタイプの攻めさんが好きな方にはよいかも。
受けさんがこれまた頭がいいというかしたたかというか。愛人だった母の恨みや虐げられていたうっぷんを晴らすべく、会社ではイケてません僕を演じつつ、夜は華やかに遊びまわり、経理の仕事で不正事実をつかんでいつか使ってやると考えているという、なんとも私には少々疲れる人生でして。
それから、私としてはエロ多いなあ とも思いました。先生もあとがきで「著者校で気づいたが最初のエッチが30P・・・今では書けない」とのことですw 受けさんが一回危ない目に遭いかけるのですが、久しぶり、人身売買もの!ギャグボールくわえさせられている挿絵が一枚あり、わーまるでアラブ と少々懐かしかったりw
ゴージャス、傲慢、アラブ系なお話が好きな方にはよいかも です。