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gokudo star ni kubittake
ギャルソン修業中の久保川圭は、任侠映画のカリスマスター・秋葉龍太郎が大好き。睡眠時間を削ってでも、何度も繰り返して、出演作のDVDを見てしまう程の入れ込みっぷりだ。
そんな圭の働くレストランには、いつも常連のメガネをかけたお客さんがいる。そのお客さんは、いつも圭の出した料理を、本当に本当においしそうに食べていて、圭が心の中で「メガネさん」と呼ぶ圭の気になる存在の一人だった。
ところがある日、貸し切りになったレストランにやってきたのは、金髪の外国人と、秋葉龍太郎……!? どうやら、秋葉龍太郎にハリウッド映画のオファーが来て、今日はその打ち合わせだったようだった。けれど、圭はその大事な席で、外国人にお尻を触られてしまい、料理をこぼす、というミスをしてしまう……。
それに対して、外国人はすっかり怒ってしまう。お尻を触られたとはいえ、プロとしてありえない失敗に、圭は謝ろうとするが、それに怒ったのは秋葉だった。外国人たちは怒って出て行ってしまったが、秋葉だけは残って、残りの料理を食べるという。そんな秋葉の声を聞いて、圭は「メガネさん」が秋葉龍太郎であることに気付く。
互いの気持ちを伝えあって、二人は付き合い始めるが、実は圭には秋葉龍太郎に伝えてない秘密があった。それは稼業が「ヤクザ」である、ということだった……
結局、圭の家が「ヤクザ」だって気がついても、秋葉は「圭が好きだ」という気持ちが変わることなく、ハリウッド進出に関するスキャンダルになるかもしれない、といってもその気持ちは変わらなかった……という、攻めが徹底的に受けに惚れこんでいる話です。
途中、眼鏡をかけた秋葉と、かけてない秋葉ではちょっとだけ人格が違う……という、萌え要素もありつつ、物語は揺るぎない愛で、最初から最後まで突っ走りました。
確かに、二人の邪魔をしようとする外野はいたけど、あんまり何の役にも立たなかったし、あっさりと引いちゃったんだよね……。
秋葉が揺れないから、谷も谷じゃなくなってしまう……というか、なんというか、物語の盛り上がりとしては、逆にかけてしまったかもしれないです。
ただし、読みやすいは読みやすかったと思います。なんとなく、1ページに対する文字数も少なめでした。
ただ、あっさりしすぎてて、イマイチ深みが足りない気もしますが。