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oboresouna shoudou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
攻様がとにかく受様に執着しているお話で、とにかく困った男でした。
受けも困りながらも、拒みきれなくて、優柔不断さと狡さのある…割れ鍋に綴じ蓋カップルといいましょうか(笑)
攻様が、強引で傲慢で受様がいないと死んでしまうようなタイプ!
2人きりのときは、いつもスキンシップを求めてくる甘えん坊な攻っぷりや…
受様も、弱くいつも流されていそうで、頑な所もあるみたいなストーリー展開は好きなんですけど…
なんとなくいかしきやていない、モヤモヤ感が残ってしまう、残念さが残る作品でした。
社長業•隆平 × 大学生•吉希の再会もの。
家庭問題などやるせない気持ちになっていた中学の夏休み、一緒に家出をしかけながら裏切ってしまった隆平との必然の出会い。
吉希と一緒にいる為に、必死で社長業をこなしてきた隆平と、
過去のことに罪悪感を感じ、再び隆平と再会して、怯えてばかりな吉希。
昔と変わらない、計り知れない隆平の気持ちが怖くなっていきます。
嫉妬から無理矢理抱かれてしまい…
距離をおきたがる吉希と、全く聞き入れようとしない隆平!
2人の恋の行く末は…⁉
隆平の吉希に対する愛情は伝わってくるものの、執着というよりは…やり方がまるで子供みたいでやや痛かったかなあと…。
吉希も、過去の罪悪感との葛藤ばかりで、隆平に対しても、優柔不断というか、煮え切らなさが残ってしまったというか、グルグルが逆にイラっときてしまう場面もありました。
隆平は学生時代、執着心を引き起こす位、吉希の何処に惹かれたのかが、伝わってこなかったのも残念でした。
ただ良かったのが、最後のシーン。
ようやく気持ちが通じた場面は、ジーンとして、読んで良かったなあと思いました。
それにしても、隆平の義兄も嫌な人で…
登場人物のほとんどが幼稚感が否めませんでした。
吉希の両親問題も中途半端な所で終わっていますし…
なんといいましょうか…嫌いじゃなかった設定だっただけに、萌きれなかった事が残念でした。
なんか、今まで読んだハルモ先生のテイストと違った雰囲気の作品でした。
攻めの受けに対する執着心とも表現できるほどの想いの強さが
ものすごく萌えツボでした!
受けはそんな攻めに対し、様々な想いから戸惑い逃れようとも
するのですが、それくらいで引く攻めではありません。
一歩間違えばストーカーでは、というほどなのですが、受けの
この複雑な心境が、攻めの独占欲を読み手に甘く読ませてくれます。
またどうしてここまでの執着心を持つのかという点も、二人の
思春期時代にまで遡り、攻めが徐々に受けにのめり込んでいく
過程を読ませてくれます。
執着心の強い攻め。
そしてくっつくまでのじれったさを楽しむのが好きだという方には
是非読んでいただきたいです!