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dekiai darling hitomebore no mahou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
わーいバーバラ先生の陥没乳首だー、しかも溺愛ものだー!とウキウキワクワクで読んでいたら、ナニコレ……めっちゃ泣ける……ってその落差にびっくりした作品。
施設育ちで二十四歳になった今も職員としてそこで働いている友貞くん。慎ましく暮らしていた彼が、ある日お金持ちの御曹司、悠生くんに見初められて、結婚することになるという、王道のシンデレラストーリーです。
小さな頃から「かぞく」に憧れ、自分だけを特別に思ってくれる存在が欲しくてたまらなかった友貞は、これが悠生の「一目惚れの魔法」が解けるまでの期間限定の「かぞく」だとしても、だんだんとそこに幸せを見出してしまう。
だからこそその「魔法」が溶けないように、友貞は、エッチの時に性器に触らせないようにするんだけど(悠生は、今までも友貞に似た陥没乳首の男の子に一目惚れしてきたみたいなんだけど、男性器に触れると我に帰るそう)、
よくこんな、不自然じゃなくネチネチと乳首責めばかりさせる設定を思いつくものだな…と感動すら覚えました。
初エッチの時に、下を触られたらまずい!と思った受けは、攻めの手がそのあたりにいかないようにするために、自分からその手を胸に導いて、「ちくび、触ってて……」とか言っちゃうんですよ。
そうすると、攻めは「そこが好きなんだね」ってなる。毎回、エッチするたびに手はここだよ、とばかりに触らせるものだから、ますます攻めは、「乳首好きなんでしょ?」って乳首ばっかり責める、萌えの無限ループ!
この流れ、本当に素晴らしくて萌え滾りました…。いやー、「触ってて…」はないわ。可愛すぎか!
で、そんな風に乳首責めにウハウハしてたら、また「かぞく」云々の泣かせる切ない流れになるんです。なんなのこの話……。
「家庭の味」を食べさせてあげたくて、受けが一生懸命作った肉じゃがとハンバーグを喜んで食べる攻め。その翌朝に、料理をしたことのない攻めが、失敗しながらも朝ごはんを作ってあげる。
普通の家庭にとってはごくありふれたことでも、そういうなにげない家族の日常に、ふたりはすごく憧れがある。
それをしてあげられる相手がいることって、当たり前だから忘れられがちだけど、本当はすごく幸せなこと。
こういうことでさらりと泣かせてくるから、あー、本当にBLっていいなあって思うんです。陥没にばっかり萌えてる場合じゃないよ。
ラストのエッチシーンは、魔法がなくなっても、受けちゃんにラブラブで甘い攻めくんが良かった。タイトル通り最初から最後まで溺愛が楽しめる、素敵なお話でした。
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。
バーバラさんと言えば陥没乳首!なのですが、このお話ではそれが実に効果的に使われていて「おお、やるな」とニヤニヤしちゃいました。楽しいよ(^^)。
友貞は教会附属の養護施設『アイリス園』で育ち、その後もそこで働いています。アットホームな良い施設なのですけれど、園に援助をしてくれていた篤志家が亡くなったために施設は火の車。廃園になる可能性があるため、子どもたちを何とか良い施設に転園させなくてはならないと頭を痛めています。そんな折、友貞に高級車で乗り付け「あなたに是非ともお会いしたいという方がおり、迎えに上がった」と言う老紳士が現れます。詐欺だろうと思う友貞に「来ていただければ粗品をプレゼントします」と、段ボール一杯のタッパーやラップ、ボールペンを見せるのでした。園の経費のやりくりに四苦八苦していた友貞が、自分には騙されて巻き上げられるお金もないしと、粗品ほしさに乗車して、連れて行かれたのは同姓婚が出来る特区に立つ荘厳なカトリック教会。そこで訳も解らぬままに、日本有数の企業、宝来グループの後継車、悠生と結婚式を挙げることになってしまいます。まるで白馬の王子様のような見た目、そして何より友貞を実に愛おしいまなざしで見つめる悠生に夢見心地でいる友貞に、悠生の『じいや』だという老紳士は事の顚末を教えてくれます。悠生は10歳位の時に倒れた遺症で、友貞によく似た顔立ちで陥没乳首の男性が絶世の美女に見えてしまい一目惚れをしてしまうという認知機能の障害があるのです。悠生はその状態に陥ってしまうと他のことは何も考えられないほど相手に夢中になってしまうのですが、相手の男性器を握ってしまえばたちどころに魔法が解け、本当の姿が見えるようになるとのこと。もう既に3人がそのようなことになっていると言うのです。悠生は現在、小学生時代からの友人で旧財閥系の御曹司、近衛匠と政略結婚させられそうになっています。そもそも友人としか思っていないのに昔から執拗に関係を迫ってくる匠から悠生を守るために結婚生活を続けて欲しいと老紳士は友貞に頼み込みます。対価はきちんと払うから、と。お金に困っている園の為に友貞はそれを受け入れるのですが、友貞を第一に考え『かぞく』になろうと大切にする悠生に対して、ビジネスを超えた想いを抱くようになります。しかし、自分の男性器を触らせない様にしながら、甘々な新婚生活を送ることが出来るのか?また、何としても悠生を手に入れたいと望む匠が友貞に接触してきて……
バーバラさんのご本ですもの。エロはたっぷり。
特に(相変わらずですが)陥没乳首に対する愛は溢れるほどです。
それと同時に『無垢な受け』を書かせたら、本当に上手い。
友貞もお金の苦労はあっても、がめつくなく、心根の優しい子なんですよぉ。
もう、可愛いったらないの。
それと同時に、友貞が子どもの頃からずっと欲しかった『自分にだけ向けられる愛情』や『自分の家族』に対する切ない思いが、お話の途中に何度も何度も繰り返し描かれて、これが切ないんだな。
『粗品』に引かれて連れ去られる、なんていうギャグテイストで笑っちゃった後に、望んでも手に入らなかったものを「それでも欲しい」と思ってしまう悲しさが書かれるので、その振り幅の大きさに思わずホロリと来てしまいました。
日常を暮らしていると、哀しいことや苦しいことがあります。
本当にショックな事があったり、危険に曝されている時は、なかなか本を読む気にもなれない事が多いです。でも、ちょっとだけ落ち着いてきた時に、クスッと笑えるお話、それも一生懸命生きてきた人達が、心のふれあいによって幸せになるお話は、実人生の哀しさや苦しさを和らげてくれると思うのです。
和らいだ気持ちを求める時に読んでいただきたい一冊だと思います。
超王道シンデレラストーリーでありながら、バーバラ先生らしい小技がいい塩梅に効いていて、とても楽しく読めました。
あと、タイトル通り溺愛。
構える事無く甘さやキュン、そしてちょっぴり切なさとエロエロを楽しめる作品だと思います。
落ち込んでる時なんかにピッタリじゃ無いでしょうか。
内容です。
ある日、旧財閥グループの御曹司・悠生にプロポーズされた、養護施設育ちで施設職員の友貞。
実は悠生には、とある特徴を持つ友貞が理想の相手に見えているらしく、過去にも同じ特徴を持つ相手に何回もプロポーズをしています。
施設運営の為の資金が欲しい友貞は、悠生の爺やと結託してそのまま結婚する事に。
しかし、男性器を触ると我に変える悠生を誤魔化す為、その新婚生活はドキドキの連続でー・・・と言うものです。
実はこちら先にも書いた通り、スタンダードなシンデレラストーリーでありながら、色々バーバラ先生らしい小技が光っていて面白いのです。
主人公である友貞は超現実的。タッパーやサランラップと言う粗品プレゼントに釣られて、のこのこと迎えの車に乗ってしまう。そして報酬に釣られて、結婚を了承。いや、施設の子供達の為に決断するワケですから、そのリアリストぶりが好ましく感じるんですけどね。
そして表紙からも分かる通り、陥没乳首!
悠生が一目惚れする相手は決まって、友貞のような平凡な容姿に陥没乳首の青年だったりします。一目惚れの条件が陥没乳首て!!
で、二人はモルディブに新婚旅行に行ったり、ツリーハウスのある素敵な邸宅で甘々な新婚生活を送るワケです。
ここの部分が超甘々&エロエロ。二人のエッチは「男性器に触れられてはいけない」と言う制約はあるものの、超濃厚で特に乳首攻めが凄いんですよ~。個人的に、陥没乳首の開発(?)描写が大好きでして!!
エロが多めの今作ですが、この粘着質な乳首攻めに大変萌えさせていただきました。
あと、施設育ちの友貞が、家族に強い憧れを抱いています。
溺愛される日々の中、偽っている事に罪悪感を覚える友貞。
その罪悪感と「家族」への強い憧れが入り混じった切ない内心には、こちらもしんみりさせられました。
実の所、オチにはすぐピンと来たのですが、これは予定調和では無く、様式美だと言わせていただきたい!!←(個人の意見です。)
幸せな結末にはホッコリさせていただきました。
あと、悠生に惚れている当て馬・近衛も、なかなか憎みきれない面白いキャラでした。一途と言えば、一途。
と、とても楽しく読めました!
読むと自分の悩みなんかがちっぽけに思えてくるBLもあれば、今作のように元気を貰えるBLもある。BLて、本当に偉大ですね。
施設育ちが故に「かぞく」への憧れが強い受けの友貞です。そんな彼に御曹司が一目惚れをしたと御曹司の悠生の爺やがやってきます。ただ普通に惚れたというのではなく理想の相手に見えているという摩訶不思議です。友貞は胡散臭いと思いながらも、爺やから差し出される条件の為に、期間限定として悠生の元へ行くことにします。同姓婚が認められたという事と事情により早急に結婚式をする必要がありました。
2人の関係は新婚旅行でどんどん深まっていきます。タイトルの通り、友貞をこれでもかというくらい甘やかしてくれます。幼い頃から施設では迷惑をかけないようにと振舞っていた友貞はどんどん悠生に惹かれていきます。
でも、この恋愛には終わりがあるというのを友貞は知っていて、男性器を触られてしまうと魔法は解けてしまいます。最初はなんじゃそりゃと思うのですが、読んでいて男性器を触らせない努力が凄いと思わせる凄い作品です。エロ多めだったと思うのですがその分、陥没乳首への愛情のかけ方がもう良いです。ねちっこく開発していきます。
施設でも子ども達に可哀そうな思いはさせたくないと愛情をかけています。本当は自分が寂しいと思っても、自分のような思いはさせたくないという考えの持ち主です。そんな友貞だからこそ終わりのある関係である悠生との生活を「かぞく」として一緒にいられる時間を大切にしています。
当て馬である近衛もビジュアルはないものの、イケメンのようです。ただこの近衛ですが御曹司でありながらも頭が良いのかバカなのかよく分からないキャラです。この彼が上手く引っ掻き回してくれます。
ページ数が多いですが、飽きずに読めます。
ちるちるさんの陥没乳首の紹介ツイート?で気になったので読んでみました。
先にうーんな部分を言ってしまうと、私はもうちょっとだけ登場人物の掘り下げをしてもらいたかったような気はします。
終始受けの友貞くんの視点のみなので、攻めの悠生くんの事を甘ったれだし自分よりも寂しがりかもしれない、と言われて、そんな場面あったかな?くらいしか書かれてなかったように私は思いました。
性交時はそれなりに良い攻め具合なのですが、日常的に、あぁ、格好いい…と思えるような場面が少なかったのでちょっと残念でした。当たり障りのない攻め、という感じです。
つまりこの作品は、陥没乳首を楽しむための本であるわけですね!
初めて読んだ作家先生だったのですが、陥没乳首のプロだそうで、そこはもう本当に、ありがたくいただきました…。陥没乳首が欲しくなるくらい、友貞くんが気持ちよさそうにえがかれていました。
陥没乳首がお好きな方にはヒットする作品なのではないでしょうか?