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交通事故によって指を怪我して、才能あるピアノを諦めなきゃいけなくなり、喪失の絶望に苦しむ高校生が主人公です。
主人公はある日、病院で一人の男と出会う。その男は最近恋人を亡くし、喪失の悲しみのなかにいた。
お互いのなかにある穴を埋めあうように、惹かれあう二人。
年上の男をまっすぐに見て、必死で思いを伝えようとする主人公が痛々しくて、切なかった。
榊花月さんの書くオトナの男がたいがい好きなんですが、この小説の攻めのことも好きでした。
実は内面では高校生に振り回されてるんだけど、表面には出さず、しっかり「オトナ」でいるところが好き。
ラストできゅーんとなりました。