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丸ごと1冊、表題作です。
長編を3つに分けていて、1の冒頭と3の終盤は俊樹(攻め)の目線で、2は桧(受け)の目線で進んでいきます。
題名もあらすじにも、そんな気配は一切無かったのに、序盤から座敷童子や幽霊・神様が出てくるオカルト作品でした。でも俊樹の思考が自然で、するすると入り込んでいけました。桧もただの金銭感覚の無い御曹司じゃなく、大食らいとか好感の持てるキャラになっていて良かったです。
自分にとっては予想外の展開が結構ありました。俊樹に声をかけた老人が桧の祖父だったのはまだしも、誘いをかけたのは結果的に桧からになったとか、座敷童子が閨まで出てくるとか、座敷童子の狙いが…とか!最後まで読んでから、また最初から読み返すと、わらし君の行動が面白いです。いや違うから、ってツッコミ入れたくなりました。
現実的じゃないオカルトチックですが、コミカルで明るい作品です。勧善懲悪な場面もあり、楽しめますよ!「嫁」とか「主夫」ネタに飽きた人のこそ、読んでみて欲しいなと思いました。
「様々な作風の剛シイラ」って、こんなノリノリなギャグでオカルトも書くんだー
心霊現象の取材をしたくて、座敷童伝承のある屋敷を訪ねた近藤。
しかし、屋敷の主は、屋敷を出て、マンション住まい中。
二人は、座敷童の取材のため、空き家にしていた屋敷に泊まり込むことに。
なんだか、とっても、エッチでかわいいお話。
このタイトルで、この粗筋で、まさか、ホントに座敷童が出てくる、オカルトファンタジーだったなんて。
それにしても、剛さんって、こんなかわいいお話まで書いてるとは思わなかった。
この天然で、大食らいなお坊ちゃま。
声がじゅんじゅんでしか聞こえてこない。
主夫・近藤は、羽田野君。
おじゃま虫・赤松は小野Dでお願い。