運命のつがいを求める人狼たちの、最高に危険なエロス。大人気「発情」シリーズ!

烈情 恋月の行方

retsujo

烈情 恋月の行方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×212
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
112
評価数
29
平均
3.9 / 5
神率
27.6%
著者
岩本薫 

作家さんの新作発表
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イラスト
北上れん 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
発情
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784799736913

あらすじ

発情期の熱に浮かされるように、幼なじみで男のみちるを抱いてしまった人狼の希月。
だが、ある事件をきっかけに、みちるは白い狼に変身してしまう。
ごく普通の人間だったはずのみちるが、実は人狼だった! ?
驚愕する希月の前で、みちるは記憶も理性も失い、人狼の本能に衝き動かされて暴れる。
さらに古来より人狼一族を護る御三家が、変身能力を制御できないみちるを危険分子として問題視し…!
「殺させたりしない……何に替えても、絶対に護ってみせる。おまえは俺の、ただ一人のつがいだから」

表題作烈情 恋月の行方

賀門希月,高校2年,人狼神宮寺一族,峻仁の双子の兄
神山みちる,高校2年,希月と峻仁の幼なじみ

同時収録作品斑痕

都築,大神組若頭補佐
杜央,都築に拾われた賀門の元舎弟

レビュー投稿数4

受けの変貌に、とにかく萌えるのです

私はこのシリーズが大好きなんですけど、中でも今作が最高傑作だと思っています。
だから、もっともっと評価が高くてもいいと思うんですけど。

そもそもですね、このシリーズ、新作が出る度に、こう予想外のめちゃくちゃトキメク新しいネタを持って来てくれるんですよ。
で、今回は、地味で平凡だと思っていた受けの、驚きの変貌!
ニューみちる(受け)があまりに美しいんですよ。
もう、無垢なのに何故か色っぽいんですよ。
こう、キヅじゃなくとも骨抜きなんですよ!!

このみちるですが、シリーズ中でもわりと早い段階で登場してるのです。
今回ですね、そんな彼の名前の由来みたいのが語られるのですが、それにもびっくりして。
あの時点で、ここまで物語は出来上がってたのかと。
作家さんてガチで凄いですよね。


まずこちら、発情シリーズで、人狼達の恋や命の連鎖と言ったものを追う物語です。
「烈情 晧月の目覚め」の下巻でして、2冊あわせてのレビューになります。

人狼である希月と、幼馴染みであるみちる。
初めて発情期が訪れた希月が、狂暴な欲望に突き動かされてみちるを抱いてしまう事から始まり、その後のみちるに表れる驚きの変貌ー。
そして、そんな彼に迫る危機と言った感じのお話になります。

で、個人的にですね、めちゃくちゃ萌えたのが受けであるみちるの変貌だったりします。
彼は元々希月達の幼馴染みでして、思いやりがあって優しい優等生です。
ただ、ちょい自分に自信が無くて大人しく、見た目にも地味なんですよね。
それがそれが、ある時からみるみる雰囲気が変わり、人目を惹き付ける不思議な魅力を醸し出すように。
そして、見知らぬ男達に襲われた事件を契機に、外見にも驚きの変化が起こり、記憶すら無くしてしまうー。

自分でも何故かはよく分からないのですが、とにかくこの変貌に萌えて萌えて。
だって、地味で真面目そのものだったんですよ。
失礼ながら、あまり面白みが無い受けだと思ってたんですよ。
それが、いきなり超魅力的な美人受けに変貌!!
またですね、彼はこの変貌によるショックから、こう幼児返りと言いますか、本能で行動してるような状態なっちゃうのです。
いやもう、本能のままに行動する彼が可愛い過ぎるんですよ。
また、無垢なのにめちゃくちゃ色っぽいんですよー!!

こう、みちるを守る為、希月が連れて逃げるのです。
このパートがですね、逃亡中なのに超甘々で。
みちるが本能のおもむくままに希月を求めるのです。
また、無防備過ぎてけしからん状態。
楽しい! 逃亡中なのに楽しすぎる!!

そして、高校生らしい、いかにも初々しい甘酸っぱさなんかも素敵でして。
二人はもう散々エッチをしてて、希月なんかは「みちるが可愛い過ぎる」とオヤジの如くやに下がってたりするんですよね。
なのに!
物語も佳境に入ってから、はたと「俺はみちるが好きなんだ」と気付く・・・。
おおおーーい!
今かい!!
と、何だか可愛い過ぎてニヤニヤしちゃうんですよ。
うん、高校生だから、本能が先に来ちゃうんだよね。
それにしても鈍すぎるけど。

まぁ、そんな感じの、めちゃくちゃ甘酸っぱくて可愛くて萌えまくるネタありの作品なのです。
あと、危険分子として追い込まれるみちると、そんな彼を守ろうと戦う希月と、ストーリーとしてもとても面白いのです。
狼姿で山中を駆け回るシーンなんかが、とても臨場感があって。
本当、シリーズ最高傑作だと思います。

一応、シリーズの新作が出るたびに「最高傑作じゃないか!」となるので、また新作が出た際には「最高傑作です」とか言ってるかもしれないですけど。

4

シリーズの中では新鮮な高校生らしさが堪らない!

発情シリーズ8冊目。
こちらは下巻になりますので
「烈情 皓月の目覚め」を先にお読みくださいませ(﹡´◡`﹡ )

いや〜!面白かったです!!!
個人的にどうしてもみちるの変化は
ご都合主義に感じてしまうのは拭えなかったけれど、
それを差し引いても面白かった+゚。*(*´∀`*)*。゚+

(前巻でガッカリしたと書いたのは謝ります)
(ごめんなさい)

希月編は思春期の不安定さや高校生らしさや
周囲の大人たちに見守られながら成長する姿がとても良かったです!

辿々しさも一生懸命さもまだ少し大人未満で。
もぉ可愛くて可愛くてずっとニヤニヤしながら読んでましたv
あああ〜幼馴染萌え&DK萌え堪らんッ(∩´///`∩)

又、甘くて可愛い2人を読み終えた後には、
ピリリと甘辛な都築×杜央の続編がーーー!!!ヾ(*´∀`*)ノ
前回から3年後のお話で、都築のわかりにくい甘さが最高でした♡

評価は神寄りです♪
(シレッと神に変更する可能性もあり)


◆烈情 恋月の行方

白く長い髪に、同じく白いフサフサまつ毛。
うっすら青みかかった琥珀色の瞳。
白い狼が人型に戻ると、みちるが信じがたい姿になっていてー。

神宮寺家で大人たちが今後の処遇について話し合う中、
希月はこうなった原因を考え、自分を責めます。

みちるは"仲間"なんだと嬉しさがある反面、
自分と同じように大きな秘密を抱え苦しまなきゃならないことを考えると…。

そんな中、眠りから目覚めたみちるは記憶を失っていました。
言葉も感情も失ったようにボンヤリとするだけ。
本能のみで動き、その姿はまるでただの動物。
みちるの変わり果てた姿にショック受けながら希月は必死でみちるの面倒を見ます。

しかし御三家出した結論はーーー。
それを知った希月はみちるを守るために…と展開します。


御三家もいい加減学習したらいいのに…
と思ってしまいました。
迅人の息子で峻王の甥っ子なんだから、行動は一つなのにw

というわけで、みちるを連れ逃げ出した希月。
記憶が戻る手がかりがあれば。
人狼になった理由が分かれば。
みちるを守るために必死になる姿にキュンキュンする!

そんで高校生の逃避行って良いですね。
みちるのために記憶を取り戻すための旅。
少ないお金握りしめて電車を乗り継いで…。

宿での一夜はめっちゃ萌えました。
動物のごとく本能で動くみちるのエロさ!
翻弄されまくるウブな希月の可愛さ!
あああ甘い〜!良き〜!(∩´///`∩)

メタモルフォーゼはなかなか壮観。
みちる・希月・峻王・迅人。
なんと月也さんまで…!∑(゚Д゚)
5匹の狼がお目見えして軽く興奮しました。

しっかし、峻仁に続いて希月までもとなると、
迅人の胃に穴が空いてそうで心配になってしまう。
時代は繰り返すってヤツですかね…。
御三家はともかく峻王は話せばわかってくれる気がするんだけどな。
(立派に群れのアルファをしてる峻王がカッコ良くて大好きです)

発情期を迎え、みちるとの関係が変わり。
荒れた時もありましたが、最後は本来の希月を取り戻していて安心しました。
ピリピリしてたのもカッコよかったけれど希月には笑顔が一番似合う!
あとタガが外れてやりたがる姿も可愛かったですv

ふと思ったのですが、
神宮寺家の跡取りって希月なんですかね?
なんとなくだけどみちるも【イヴ】になりそうな気がしないでもない。

希月みちるのお話をもっともっと読みたいです!
アオハルな続編、めっちゃ期待してますヾ(*´∀`*)ノ


◆斑痕

前回より3年後のお話です。

すっかり都築の飼い犬に馴染んだ杜央。
都築のためだけに生きてます。
そんなある日、都築に銀座のフレンチに連れて行かれてーーと展開します。

杜央の従順な犬っぷりに切なキュン。
で、都築のわかりにくさにめっちゃ萌えた///
それじゃ分からんよ〜!
でも分からんのが良いよ〜!!
なんか甘い〜〜〜(∩´///`∩)ふぁぁ

賀門の件も、杜央の中で一区切りついて良かったです。
きっと今でも都築の側で甲斐甲斐しく世話を焼いてるんでしょうね。

イラストの北上れんさんは抜群の安定感。
めちゃめちゃカッコよかったです。
挿絵もっと見たかった〜!
れんさん大好き(∩´///`∩)

10

Bella

lovely comment!It's very useful and interesting(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)੭✧

白と黒、どちらもオイシイ

烈情、下巻にあたります。
他シリーズは読まずとも何とか分かりますが、前巻は必読かと思います。

「えぇぇ!?」となった前巻からの続き、非常に楽しみにしてました。
白い姿になったみちるを、とりあえず神宮寺家で保護する事になります。
だがみちるが変身能力をコントロールできないため神宮寺家に及ぼす影響を懸念する御三家の様子を知り、また記憶喪失となったみちるの記憶を呼び戻すキッカケになるかと希月はみちるを生まれ故郷へと連れて行く事に…。

まるで駆け落ちな雰囲気で、賀門・迅人の逃避行を思い出します。
そして最後に月也さんがみちるを助けるシーンは、「発情」で侑希が助けられる場面と同じ。
血というか縁というか、繋がっているんだな〜とは思ったのですが、どう表現するのがしっくりするのか分からないけど…新鮮味が無いという感じがしました。

みちるの白い姿も、理解できるようなできないような。
とりあえず元の姿に戻ったけど、今後も白バージョンはあるのかな?
ハッキリ解明したとは言い難いみちるの変異、もうちょっと詰めたお話が読みたかったです。

それはさておいても、両想いと知った二人のいちゃラブが可愛くて萌えました(*´Д`*)
今までのシリーズのCPはどちらかが大人なCPだったので、高校生同士CPというのが新鮮でイイ。
69で、みちるより先にイって凹む希月の可愛さよ…(〃ω〃)
みちる白バージョンの時のエロもあるけど、これまた違った感じで良かった。
白みちると黒みちる、一人で二度美味しいといった感じです(笑)

今作は、都築×杜央のお話も収録されてます。
杜央の誕生日のお話で、かなり落ちついたCPになってました。
決して嫌いなCPじゃなくその後の二人が読めたのは嬉しかったのですが、希月×みちるが可愛すぎたためこの二人のお話の方が良かった…(´Д` )
みちるがまだ人狼ビギナーでその後どうなったか気になるので、是非とも続編が読みたいです。

4

まさしく青春の目覚め!

後半戦!
どう展開していくのかとドキドキしながら手にしたのですが、
正直、今までの「情」シリーズに比べると、
特に大きな展開もなく、ん?ん?ん?という感じ。

私的にはこのシリーズには、
勝手に結構ドラマチックな展開を期待していたので、
どうしても物足りない感が!
それぞれの視点からの描写ゆえに、
反復横跳びで同じ場面が出てくることも多かったので、
そこも話が進みにくかったのかなと。

でも最後はもふもふいっぱいで、そこはワクワクしましたv
みちるが人になったり変身したりと落ち着かない感じも可愛いv

希月とみちるのお話はまだまだ伸び代ありそうなのですが、
続きはあるのかな?
……というか、これからがもっとドラマチックな展開がありそうな気が!


そして、巻末の「斑痕」。
こちらの方がインパクトが強くて、
短いながらもピリッと締められた気がしました。

評価的には、
期待が大きかった分ちょっと物足りなさを感じて「萌×1」で!

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