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シリーズものだとわかっていたのですが、単独でも読めそう…と判断し中でも一番好みそうなカップルのものを手にとりましたが、思い切り読む順番を間違えました^^;
表題作は単独でも読めますが、後半の半分は別の作品の2人のその後らしく、表題作だけがすごく好みだから読みたい!てわけでなければ順番に読むほうがいいかもしれません。
サンフランシスコにある弁護士事務所。そこに所属するメンバー7人は皆、美形でゲイというおいしいけど、ちょっとリアリティはないような設定ですね。
そこの所長アーネストと、学生時代からの友人で同じ事務所の弁護士、ヴィクターとのお話です。
内容は過去の回想半分、今の二人の関係のまとめ、といった感じでした。
一度別れた二人が再び出会うまで、出会ってその後どうなったか…のお話です。みんなに尊敬される所長を口説いてるヴィクターだけど、いっこうに報われる気配は無い。でも実はアーネストもヴィクターが好き、という、周りには気付かれていない関係というのは大好きです。
しかしそんなにばらしちゃいけないことかな?とも思うけど。
ヴィクターは、アーネストが過去で一番傷ついたときに側にいてささえてくれた人なのですが、甘やかされることに慣れて自分で立てなくなることを恐れ、一度は彼のもとを去ります。
この時はまるでアーネストは自分のことしか考えていないようで、ヴィクターはアーネストを1番に考えているのにアーネストもアーネストのことを一番に考えているようで、お互いに与えあう恋愛じゃない気がして、ちょっとこのアーネストの恋愛感が好ましく思えませんでした。
でもヴィクターがあれはちゃんと恋愛だったと言うなら、それでいいのかとも思います。
甘くてがむしゃらな恋というよりは、ちょっと引いた大人の恋、という感じでした。
後半のお話は完全に続編でしたが、関係性はなんとなくわかりました。
ツンデレ傲慢な弁護士ニックと、意地っ張りなのか素直なのかわからない健気なエディの恋の駆け引き。
ただ、こちらのお話はカップリングが好みだったのですが、ストーリーにちょっともやもやしたものがありました。
ニックに振られたエディが、それでも諦めずに迫っていくお話なのですが、それをニックはことごとく突き放します。
それって何か裏があるのかと思っていたのですが…。
本当にエディを疎んじてるのがわかってきて、だんだん辛くなってきました。
ニックには彼女がいて、結婚を考えています。一度はつきあっていた関係を駄目にしたのは、エディの態度が悪かったからなのですが、一度離れて彼女ができたら惜しくなって迫ってくるのかと、ニックはエディをなじります。
ニックはニックでエディが気になってはいます。私はエディの態度がどうのこうのより、気になっている人が他にもいながら結婚しようとしているニックのほうが気になりました。
こういう、男性に気がありながら女性と結婚を選ぶキャラクターって、一体相手の女性を何だと思ってるんだ!結婚は女性にとってそんな簡単なものじゃないだぞ!^^;て思います。
なのでエディに冷たいばかりのニックがあんたもひどいよ!って感じで、なのに最後にあっさり女性と別れてエディを受け入れるのも、う~んて感じでした。
もしかして前作を先に読んでいたら意見が違ったかもしれません。
これに関しては自分の順番ミスだったので残念でした…。
7人の男弁護士事務所で、全員美形でゲイかバイを宣言しています。
これが外国ドラマになったら壮観だろうなと、思わされました。
お仕事描写がリアルで、それに仕事が出来る男達の恋愛が絡み、ちょっとお涙頂戴も有で、読み応えがありました。
ついに、所長の恋愛と過去が明かされるという事なんですが、全くリンク作品だなんて知りませんでした。
3部作の完結作品になるようですが、1話完結なのでここからでも一応大丈夫です。出来あがっているカップルがいるなって事と、後ろにある本の刊行リストとあとがきを見て気付いた位なので。
リンク作は、「オブジェクション」ロニー×エディー「クロージング」聡一×ニック
それぞれ、二人の馴れ初めがわかるという感じっぽいです。
シニア・パートナー・ヴィクター・ウェスト 筋肉系抱擁攻め×事務所所長・アーネスト・ヤング(アーニー)有能受け
所長のアーネストと副所長のヴィクターの話で、2人のハーバード・ロースクール時代とその後のニューヨーク時代へで、2人の過去編です。
有能なアーニーが所長として事務所にいるのは、なぜか?
どうして、事件を引き受けて復帰することになったのか等など、内容が盛り沢山でした。
有能な男の初めての挫折を、大きな愛で包み込むヴィクターの愛。それに対して、自分がつりあうように、あえて別れを選んで自分で立ち直る道を選ぶアーニー。
対等な男同士であることを望む恋愛がよかったです。
難しい内容が苦手でも、出来る男達は、カッコイイ!って感じで、素直に見ることが出来ます。
本当に外国ドラマを見ている感じで、ドラマ化してもいいんじゃって言う位、展開がドラマティックでお仕事もしっかりあって、恋愛とメロドラマも入って少し泣かせます。
外国物は、登場人物を覚えられないので苦手な方なんですが、個性豊かな人物なので全く問題なかったです。
「リ・トライアル」
ロニー ツンデレ攻め×エディー 健気受け
あまりにも恋愛スピードが早過ぎて、俺って、セックスフレンドじゃないのとうっかりと言ってしまったばっかりに、攻めのツンモードが炸裂。
おまえがそうなら俺は知らないとばかりに女との結婚を考えはじめて、受けをシャットアウト。
でも、さりげなくエディーの仕事を助けたりと、少し未練が見え隠れするのがなんとも可愛かったです。
あとがきで義月さんも書いていましたが、7人の男弁護士事務所なのに、1人だけ主役になれなかった人が確かに可哀想です(笑)
エロ:★3 普通
総合:★4 外国物ドラマを見ている感じで、ドラマティック展開に酔わされました。