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unmei no beta wa alpha no dekiai ni saku
2018年発刊、アルファ×ベータ
運命の番、ではなく、運命のベータ(オリジナルバース設定)
オメガバースでは地味な存在のβが主人公、しかも 子を生めない、運命のベータ。
著者ブログの裏話には、
行き詰って当初のプロットと違う落着になった
卵生出産も視野にあった とあって、ビッチングでもなく、
番のフェロモンが発生しても最後まで『産めない「運命のβ」』のままなら、
「運命」設定の必要はあったのか?と思ったり、
読者側で不要な「?」設定が多かったけど、著者の面白くしたい努力は感じたので神。
(作家は褒めて伸ばしたい、メンタルを折るのは容易い,この作品は許容範囲)
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明希:18才の検査で、「産めないベータ」と判る
花屋5兄弟の三番目 人間界の恋愛小説が大好き。茶髪茶瞳の童顔
アレクシスとお試ししたら、運命の印が双方に現れる。
彼の「運命の番」として、α天使の名門校サン・ロシエ学園に入校、陰湿な虐めに遭う。
アレクシス:α天使の名家・コルツベルク家 α至上主義で一α多Ω制の家族
堕天した兄を恩赦で解放するために、識天使を目指す
マリウス:アレクシスの兄
弱った天使=偽装悪魔を見抜けず、天界に入れて混乱を起こした堕天の罪で自ら入獄。
番のエミールも人間界に降格
★著者ブログ「葵居屋」にSSの案内。
おまけSS 「アルファとベータの秘密のお茶会」(プライベッター)
企画用SS(アルファのいるお花屋さん)
同人誌「運命で愛は実を結ぶ」
タイトルは「運命の~」となってますが、実はこちらの作品、「運命では無い二人」です。
運命では無い、互いに見知らぬ二人。そんな二人が番になってしまったら・・・?
ある意味王道と言えば王道の道筋を辿るワケですが、それを彩る世界観だったりキャラクター、そしてストーリー運びが素晴らしい!
個人的にはとても好みの作品で、大変萌えました。
あと、美しすぎる表紙にため息です。普段、小説本文にばかり意識を持ってかれちゃって、レビューでイラストに触れるのをついつい忘れちゃうのですが。
世界観を見事に表現した美麗なイラストにも、ぜひご注目です。
まずこちら、人間界によく似た天使の国が舞台になっています。
天界+オメガバースでして、平凡なベータの天使・明希が、普段通り花屋で働いていると、突然あらわれたアルファのエリート天使・アレクシスの番として連れ去られ-・・・と言った内容です。
天界には男性体しかおらず、熾天使や智天使と言ったエリートがアルファで、「愛の化身」と呼ばれるオメガ、そして大多数の平凡なベータ。
また、ベータの中にも少数妊娠出来るものがいると言う特殊設定になります。
そんな中、キモになるのが身分差でしょうか。
エリートで将来有望なアレクシスに比べ、ごくごく平凡で妊娠でさえ出来ない体質の明希。アレクシスの番としてサン・ロシエ学園への入学が認められますが、お約束通り、周囲は冷たい対応。
とは言え、王子様よろしくアレクシスが颯爽と守ってくれるので、それほど痛々しくは無いのです。
ちなみに、このサン・ロシエ学園、ちょっとパブリックスクールを彷彿させたりして。
と、独特な世界観も酔わせてくれますが、なんと言っても萌えるのが二人の関係。
最初こそ傲慢で鼻持ちならない攻めですが、明希を無理矢理抱いていくらも経たないうちに溺愛系へと変貌です。アルファとベータの意識の違いで、明希を傷付ける事が多々ありますが、「あっ、不器用なのね・・・」と読者側には丸分かりでして!
そんな不器用なりに真摯な愛情に萌えるのです。
そして健気受けが好きな姐さん!お待たせしました!!
明希がとても健気でいい子なのですよ~(≧∀≦)
常にベータとして運命を受け入れているような子なのですが、諦めているワケでは無く、置かれた場所で懸命に、またしなやかに生きていくタイプと申しましょうか・・・。こうゆうタイプの受けが個人的にめちゃくちゃツボなのです。
子供を作れない番の自分ー。このあたりの葛藤も切なく読み応えがありました。
すれ違い部分は切なくもありますが、序盤を除けば基本的に攻めの受けへの愛情を疑う事はございません。
エリートアルファとしての感覚の違いには若干イラッときたりもしますが、全体的にはとても好みの作品で楽しく読めました。
ちるちるさんの記事を読んでyoshi先生のイラストをどうしても見たくなり手にとりました。
健気受けさんがお好きな方は嬉しいのではないかと思います。地雷は「最初の無理やり行為」というところでしょうか。(アラブものか!)アルファが超アルファらしい、お貴族様的言動なんですが、あんまり世慣れていない様子のベータにやんわりやりたい放題やって、自分好みになるように仕込んでないか?このエロイケメン!という気がしました。しんみり泣いたりするお話には思いませんです。
書下ろし250P超+先生のあとがきです。あと、先生のブログにおまけSS(二人のいちゃこらほんわりあま話)を公開いただけるとのことですー(→アップしていただいてました!アレクシスの不器用さと明希の素直さがとてもよく伝わってきて、とっても良かったです!)
明希(あき)は5人兄弟の3人目で、兄二人と天界で花屋を営むベータの天使。天界に住む天使にはアルファ、ベータ、オメガがいて、アルファは熾天使や智天使になれるエリート、オメガは3か月に1回発情してアルファの子供を作ることができるが、ベータはアルファやオメガの生活を支えるその他大勢的な存在。短命で、ベータ同士で結ばれて子供を残せるのは1/4ほどという、天界なんだけど厳しーい社会。
両親は既に亡く、明希は子供を産めないベータだと分かっているけど、人間界の恋愛小説を読んでロマンチックな恋愛にあこがれを抱いている可愛い感じの子です。ある日店に超イケメンアルファが訪れ「こいつは預かっていく」と連れていかれ・・・
攻め受け以外の登場人物は、そこそこいて、
攻めの母(男だけど)、兄、攻めに対抗心を持つアルファ、そのつがい、攻めにあてがわれたオメガ等です。
挿絵情報。カラー口絵は白い制服姿の二人のキス直前シーン。舞台が士官学校みたいなエリート学園で、そこの制服がカッコいいー。モノクロ10枚中8枚は攻めは全て制服姿なので、うっとり(1枚は制服姿のままイタしておられる♡)大好きな羽根姿は1枚ぽっちでちょっと残念だったのですが、脱がれた2枚もまたうっとりする肉体美だったので大満足です(笑)そして攻め母、これがまた超イケメン、母なのに。yoshi先生の描かれるイケメンに超弱いわと今回改めて実感しました。
****以下はより個人的感想
先生の狙っておられる方向は王道なのかなと思うのですが、私はどうしても昼ドラのように感じて、ところどころで「うわ、きた」という感じで笑ってしまいました、先生ごめんなさいー
嫁が子供を産めないと分かっているので、愛人(オメガ)をあてがおうと、さっさと初対面の時に引き合わせ、「二人が仲良くできるようにしなさい」と厳命されるくだりでは、どうしても脳内には野〇陽子さん等のイメージが・・・なんだけど絵はyoshi先生の超イケメン母。そのギャップにどうしても笑ってしまって(泣)
オメガバースって苦手な方だったので、どうかなーと思っていましたが、今回はベータと番うお話だったからか楽しく読めました。攻めが結構エロ魔神的に色っぽく感じたので、萌2よりの萌 という評価にします。楽しかった~
葵居ゆゆ先生の新刊ということで、気になって購入しました。
明希が素直にアレクシスの気持ちを受け止められないのがもどかしくていいですね·····。せっかく両想いなのに!と思いながら読んでいました。
アレクシス、はじめの印象あんまり人前でくっついたりべたべたしたりしなさそうだな〜と思ってたのですが、結構キスしたり抱き寄せたりしてて驚きました。でもその意外なところが好きでした。
こういう不思議な感じのする学校やっぱりいいですね。実習おおいな、何してるんだろう·····笑
なんといっても一番気になるカップルはジークとエリオットですね·····。この2人のお話もっと知りたかったです。ジークは優しそうですし、つんつんしてるエリオットに2人きりのときはどんな雰囲気何だろうな、とにやにやしながら考えていました。
結論から言うと、
受視点で見るよりも攻の視点で描いた方が面白かったんじゃないかと思った。
攻の挙動が振り切りすぎててよくわからん。
個人的にはわかりやすくハッピーエンドであれば
それはそれで良きことだと思っているのだが
謎が残りすぎて遺恨。
あのラストのアマアマな言葉はどこから湧いたのか。
お話。
天使の世界のオメガバースですね。
アルファ・ベータ・オメガ性を持つ天使たちの話。
個人的に面白いなと思ったのは、ベータが一番最下層にいるというところですね。
対外はオメガが一番下等な扱いを受けていますが、
その他大勢が一番低いという価値観のもと進みます。
加えてベータの中でも分類されている性。
「産めるもの」と「産めない」もの。
子供を生み出す力をもたない、なおかつベータ。
下層の下層という感じなのでしょうか。
そんな性を持った受。
花屋で健気に働いていると、突然現れたアルファに連行されてしまいます。
あまつさえ「番でないことを証明する」と無理やりに犯されるわけですね。
なんてこっちゃw
初めてを散らされた挙句、結局は番の紋章が出る。
身分制度がガッツリしてる世界故に攻の言葉は割ときつい。
なのかと思えば、性根の部分は優しかったりもする。
夢でもかなわないと思っていたパートナーを得た受は、
献身的に役に立とうと頑張るわけです。愛し始めるわけです。
が!攻の言葉は心をえぐるものが多く。。。
兄の為、家の為、、頑張ってきた故ですかね、
暴走気味な部分と、本来の優しい部分のせめぎあい。
そうね、コントロールできてないのよねと思った後半。
なのに
そんなことなかったかのように
ゲロ甘いセリフを吐くラスト。
なんのこの子。。。と思ってしまったのが一番の感想でした。
終わりよければすべてよし。
世界観も設定も面白いし、お話自体は嫌いじゃないのですが
攻に対する謎のモヤモヤが解消されなかったのが残念。
攻の心の葛藤を攻視点で見たかった。
オメガバースが出て来た頃は「出自の所為で可哀想なωがスパダリαと運命のつがい。なんてロマンチック!」という感じのお話だと思っていたんですけれど、最近はバリエーションが広がって来ました。
私が興味を持っちゃうオメガバースは『属性の縛りをいじくりまわす』タイプのお話です。作者様がどういう風に捻ってくださるのかという所に興味津々で、最近はオメガバース、好きなんですよ。
今回はα×β。
おまけに、このお話では属性の関係もかなり弄っています。
本来のオメガバースでは、権力関係(変な言葉ですが察してください)の強さはα>β>ωですが、ωの権利復権でもあったのでしょうか?(抑制剤を服用するのはωじゃなくてαなんですよ)その希少価値と美しさ、子が成せるという強みからα>ω>βとなっています。
つまり数が多いβは『凡人=平民』という扱いなんですね。おまけにβの中でも子どもが産めるβと産めないβがいるんです。
明希は『子が成せないβ』。つまり、権力関係では最下層に位置しています。
もうひとつの違いは、つがいはどの属性との組み合わせでも『運命』なんです。
運命の相手と肉体関係を持てぱ、それぞれの体に印が表れます。
(うなじを囓ってつがいになる方法も同時に存在している様ですが)
思いもよらずαのアレクシスとつがいであったことが判明した明希が、突出した才能や美しさを持っていないにも関わらず、努力と相手を思いやる姿勢によって、アレクシスの愛情を獲得する物語です。
でも、実は読んでいる最中、かなりハラハラしていたんです。
これだけ捻った設定なんですもの。
途中でアレクシスの『運命のつがい(α×ωのこの設定は生きているんです)』が現れるんじゃないかとか、つがいの印がきえちゃうんじゃないかとか。
「流石にそれはないだろう」と思いつつ、最後に『学内ベストカップル』としてみんなの前で称えられる明希の頭上から豚の血があびせられるんじゃないか、とまで心配したんですよ。いや、本当に。
結局、素直な子が頑張ったり、耐えたりして、最終的には幸せを掴む『シンデレラストーリー』でした。
スッキリして「良かったねぇ」と喜びつつも、劇的な悲劇を待ち望んでいたもう1人の私を発見してしまって、自分の心の汚さを反省いたしました。
表紙買いです。初めて読む作家さんでした。
オメガバースはさておき、天使? 天界? でも受けの名前は日本名? しかも花屋? 翼があるとかないとか人間界の恋愛小説??? あとがきに、いろいろ設定を考えたと書いてありましたが、考えただけで何も生かしていないのでは?
滑稽なほど荒唐無稽な設定。
攻めが受けに対して、どんくさい、と表現しますが、エリート天使が使う表現? さらに攻めの性器を「ごつい」と地の文で表現。言葉の選び方も幼稚。攻めが溺愛するきっかけも不明。読み取れない自分の読解力が足りないのか?
天使である必然も感じられず、エリート学校のアルファはカタカナ名前、受けは日本名、白人と有色人種の差別のような、ふくみを感じさせて不愉快
だが、カースト的な階級制度に物申す展開でもなく、この受けにどんな成長が?
ただのドアマットヒロイン?
一応、最後まで読みましたが、もう二度とこの作家さんを読むこともないでしょう。
自分の覚え書きとして、ちるちるに来て、この本に神とか萌をつけている方がいることに驚愕しましたが、よく考えれば当然かも。
ちるちるのランキングに入っている本をほぼ手に取らない自分にとって、ちるちるは役に立たないというより、自分がおよびでないと気づくことができて大変に有意義でした。