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『恋愛契約』シリーズ5作目です。
前回登場した、アシュラフと優悧のお話です。
アシュラフ(攻め)はザイーディ一族の時期首長で、ザイド財閥の時期総帥でもある。
そんな彼が一目見ただけで、優悧(受け)に恋した。
それ以来アシュラフから会社に何度も電話ををかかってくるし、更には優悧に会いにくる為、空港でSPを置き去りにし、会社まで押しかけてくるアシュラフ。
かなり迷惑がる優悧だった。
アシュラフに帰るように言うが、優悧の部屋に連れて行かないのなら、ライバルグループの人間でもある自分と優悧の会社の関係は最悪になると言われ、嫌々自宅へ連れて帰ることになった。
案の定、寝込みを襲ってくるアシュラフ。
武道を嗜んでいた優悧に、押し倒されてしまうアシュラフだが、やはりアシュラフの方が力は上で逆に押さえ込まれてしまう。
初めてのキスに動揺する優悧から頬を打たれ、その晩は終わる。
翌朝、優悧の作った朝食に大喜びのアシュラフ。
特にコーヒーは絶品だった。
優悧にコーヒーが美味しいと言うと、彼は照れたように豆の事や焙煎の仕方を教えてくれていたのだが、話している途中、急に言葉が途切れ様子がおかしくなった。
心配するアシュラフだったが、急に冷たくなった優悧は、アシュラフに帰るように告げて先に出て行ってしまった…。
前作で、実は優悧が好きなのはジャンニなのかと思っていたが、どうもそうではない様子だったので気にはなっていた。
だが今回で優悧の想い人が分かります。
よくよく考えたら「あ、そうだよね」って思った。
優悧を運命の人だとしつこくつきまとうアシュラフに、優悧もバカ王子と言っていたが私もそう思った。
こんなバカ王子が一族の次期首長でもあり、財閥の次期総帥だなんて大丈夫なのかと…(-_-;)
でも優悧を想う気持ちが一途だし、拐われた優悧を助けに行く場面では「さずが次期首長様!」と関心した。
二人の初めてのエッチは馬の上か!?と、期待したが違っていたのでちょっと残念…。
それに、アシュラフには意外な事実があった!
これにはかなり驚いてしまった(;゚Д゚)!
もちろん優悧もアシュラフを好きになりますが、最後の最後まで優悧の事が好きでたまらないアシュラフでした。