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yasashii otoko
「顔のない男」シリーズの番外編です。
剛先生曰く、シリーズ3作目「時のない男」の予習本である、というこの作品は3つに区切られつつ進んでいきます。
「シンプソン夫人の庭園」は、「時のない男」で飛滝の宿泊先として登場するシンプソン夫人が主人公。前田男爵として姿を現した飛滝は、庭木を手入れし始めます。帰国した後、飛滝から手紙が届きます。
「飛滝の庭」は、飛滝が主人公。新しい趣味だと芝の手入れをする飛滝。音彦が子犬を飼いたいと頼みますが飛滝は犬が苦手です。犬が苦手な理由、母との関係、幻の友人の話、「顔のない男」で行方不明になった一日などが語られます。
庭は心象風景そのもの、荒れそうになったら自ら手入れをして維持していくことが幸せを手に入れる方法だという飛滝の言葉にじんとしました。
「音彦の庭」は音彦が主人公。音彦は飛滝の父親だという俳優の映画を見てきたと飛滝に話します。相変わらず音彦は明るく、飛滝がそれに救われているのが分かります。最後は、二人で大阪からきたカップルに扮して遊園地に出かけます。そこでまた新たな好奇心の種を見つけてしまった音彦。このままずっと過ごしていくんだろうなぁと思わせるラストでした。
剛先生がお願いして書いていただいたという唐沢様のおまけマンガがありました。音彦が飛滝に声優もできるんじゃない?と言ったことから…という1ページでした。飛滝&音彦が漫画に!と大興奮でした。
大好きです。