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上司と部下のおふぃす・らぶを描いた『KYOUHN〜共犯〜』シリーズのスピンオフ。
『共犯』の方でも登場している、國武の大学時代からの悪友の一人が本作の主人公で、國武カプよりも好きなシリーズです。
國武の悪友のうち、元刑事で探偵をしている竜崎が、もう一人の悪友でバーを経営している深見から、弟を探偵事務所で雇って欲しいと頼まれたことでストーリーが展開していきます。その弟謙二朗はかつて少年院に入っていた経験があるワケありの二十二歳。
竜崎の節操のなさは周知の事実なので、深見からは「弟には手を出すな」と強くクギを刺されるも、岩みたいな深見の弟に食指が動くはずもないとタカをくくっていた竜崎。しかし、弟の謙二朗はなんと「絶世の美青年」…だった!
この謙二朗、愛車ホンダCBR900RR(ファイヤーブレード)をプロ並みに操る技術の持ち主で、バイクの確かな腕と、早く一人前に扱って欲しいがために意地を見せるところなどはメチャメチャ男。…ですが、女性と下ネタが苦手で純情な可愛い面も。謙二朗を一目見た瞬間からヤバイと感じていた竜崎は、その過去を知っていく過程で、傷つきながらもギリギリのところで生きている彼のいじらしさと負けん気の強さに惹かれていきます。そりゃもう、でろでろのメロメロに。
竜崎のいきつけ「スナック・九州男児」に、オリーヴという強烈なオネエのママがいるんですが、シリーズを通して重要な役割を果たしている愛すべきキャラクターで、お話が進むにつれてどんどんその存在感が病みつきになるという。
謎です笑
男性ホルモン過多な見た目ではありながら、愛情に満ち、情に厚いオリーヴさん。出会った当初は警戒していた謙二朗にとっても、後々母親のような、恋人のような?とても大切な存在になっていきます。
探偵としての竜崎の鮮やかな仕事ぶりはなかなかの見物。対してしょっちゅう危険な目に遭ってしまう謙二朗にヒヤヒヤさせられるけれど、物語の軸はおてんば猫(謙二朗)とエロオヤジ(竜崎)の、互いに素直になれない年の差ラブです。
とにかくキャラクターが多彩で、深見のお店に欠かせない有能なバーテンダーの橘や、刑事時代に竜崎のライバルだった飯島、書き下ろし「嘘と少年」には竜崎の噂の隠し子まで…、野郎どもばかりでむさ苦しいことこのうえないけれども、男たちの愛と情と恋慕が交錯する、熱くてエロくて時々ジワっときてしまうこのシリーズ。少々ハード寄りでもOKでしたら、おすすめです。
初めて中原作品のオヤジ攻めに出会ったのがこの作品。
今読むとストーリーなど荒いところはあるのですが、オヤジ萌えの原点ここにありという感じで感慨深いです。
最近の中原作品のなかでオヤジ攻めと言えば「愛して」シリーズの斑目が一番好きですが、斑目の言動やキャラ造形には本作のオヤジ・竜崎のそれと共通するところが多々あるなと思います。
セクハラかまして受けに殴られ「おー痛て」とか言ってる台詞なんてまんまw
キャラ的には斑目の方がオヤジ成分多く渋さ鋭利さも増した感じですが、
竜崎は竜崎で、くたびれたオヤジの懐の深さや優しさが読んでいて心地よいです。ちょっとヘタレ入ってる所も好きv
元刑事の探偵・竜崎が友人の弟で年少上がりの美青年・謙二郎を助手に雇い、
厄介な事件に巻き込まれながらも謙二郎の心を開いていき、身体も色々開発していくという話。
バイで遊び人で絶倫の竜崎が出会った瞬間から謙二郎に惚れ、大人の余裕で対応しつつも振り回されているのが面白いです。
複雑な生い立ちから、言動はジャックナイフのように鋭い謙二郎ですが根は純粋で、
そのギャップにも竜崎はメロメロ。
ツンデレというよりツンギレってくらい素直じゃないのですが、無愛想なりに誠意や愛情を見せようとしているのが可愛いです。
お話としては、
・竜崎と謙二郎の出会い&謙二郎の年少時代の敵とのイザコザ
・ある依頼をきっかけに家庭内の問題に巻き込まれる二人
・竜崎の隠し子?の面倒を見ることになった謙二郎(←謙二郎視点の話)
三話ともにHシーンあり、その度に二人の距離が段々近づいていくのがいいです。
特に最後の話は謙二郎視点で語られるため、クールに見える謙二郎の竜崎への尊敬心や内心でのデレが見えて萌えv
この二人のほかにも、忘れてはならないレギュラーキャラがいます。
竜崎いきつけのスナックのオリーブさん。男性ホルモンの多いオカマながら心は乙女で、
ささくれだった謙二郎の心を母親のように癒していく様は微笑ましいです。
次巻からはもう一人、謙二郎にとって大切な存在となる新キャラが登場。
竜崎との愛を深めつつ、孤独だった謙二郎が多くの人に出会い成長していくのを見守る物語です。
プチハードボイルドなお話でした。
探偵モノです。
遊び人の元刑事の探偵竜崎(攻め)と、そこに雇われた年少上がりの謙二郎(受け)。
最初はツンケンしてた謙二郎は、仕事を覚えるうちに、だんだん心を開いていきます。
オッサンの竜崎が、カッコイイんだかカッコ悪いんだか分かんないところがツボでしたwいやカッコイイんですが、オッサン臭さ漂いすぎて、真面目な場面で思わず失笑させられるというか…これは狙ってるんでしょうか、中原一也さんw
まあでもおもろかったから、なんでもいいや。
ストーリーとしては今ひとつかなと思いましたが、妙な場所でツボっちゃったので萌え評価にしました。