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gouman ouji to hangyaku no hanayome
貴様呼び!いいですね。
本の厚さとプレイの欄にある強姦陵辱や序盤に、全部読めるかしら?と心配になりましたが一気読みでした!
レオスの妃にされてしまったノア。
二人の間に愛は全くなさそうだし、誰にも祝福されないし、皆から目の敵にされ、体も変えられちゃってどうなるの〜?と思いながら読んでみたら…。
受けが受け受けしくない!
ノアは小国の王子ですが騎士でもあり庶民派で、いずれは母国の王になってやると大国の姫と既成事実を作ってやろうと、レオスの舞踏会に潜入するのですが…。
まさか妃にされ犯され。
レオスが鬼畜に見えたのは最初だけ。
なんだかんだノアに嫉妬したり振り回されたり。今夜こそ貴様を孕ませてやるって痺れる〜!
全くレオスの気持ちの変化に気が付かないノアでレオスをヤキモキさせますが、ノアもレオスが嫌ではない。帝王の重圧と孤独を知ったり。
前向きで気のいいノアが難題を次々と乗り越えクリアしていくのもスカッとします。
いつのまにかノアとレオスも睦まじくなってきたかな?
街歩きデートも微笑ましかったです。
なところに帝国の危機が。
そしてノアの声が届いて!
クライマックスがキターー!
こりゃあこの国は無敵だわ。
ノアの体が心配でハラハラしましたが大丈夫だったのかしら。
レオスはそんなにもノアの髪が好きだったんですね。
二人がお互いと国を護ると言い合うところ!いいですね。背中を預けられるというか、ノアにとってすっかりこの国が大事になって、妃の自覚を持って。二人で国を護っていこう!って感じで。
ノアの逆境での活躍が爽快で、年下傲慢攻めも実は可愛くて、生まれながらの帝王で魔法も使えて精霊まで味方で最強で。そんなレオスが愛を知り愛され良かったです!
レオスの一目惚れだったのかな?
ノアは王になりたいのは解るけど自業自得。プレイボーイなノアは抱かれるのは抵抗があったし、屈辱的だったと思うけど。寧ろレオスの妃になれてラッキーだと思う。天邪鬼な2人が少しずつ距離を縮めていくのはときめいたし周りが生温く見守ってるのは笑った。戦争になりレオスが出陣しノアに聖剣を預けた事、ノアが騎士の証の髪を犠牲にして精霊の力を得た事に2人の信頼が見えて感動。力を合わせて撃退し、国を守れて良かった。子供も授かったし、もっと先まで読みたかった。あとエピローグ納得でした。石田先生のイラストも美しくて眼福でした✧*。
電子書籍で読了。挿絵もあとがきもあり。
まず最初に「最後まで読んだらとても面白かったです」と書いておきます。
その割には付けた評価が低い訳なんですけれど……
お話の1/3まで、大層胸が痛かったものですから。
物語が結構進んだ所で明らかになる部分をネタバレしますので(鹿嶋さんが最初に伏せて書いてあるのは、意味があると思うので)苦手な方は回避を!
受けさんであるノアは、単なる女ったらしではなくて、ソウラという小国の第三王子なんですね。母は貴族ではなく商家の出なので、ノアは凄腕の騎士でありながら軽んじられていたこと、あまつさえ、希望していた将軍職に就けなかったという曰くがあり、自分の力(『たらし』の才能も含む)でのし上がるために国を捨てて来たのです。カルナ=クルスで行われた『レオス皇子の花嫁捜しのためと噂されているパーティー』で、彼はアイロスの姫君を誘惑し事に及ぶ訳ですが、それは「可愛い子だったから」という単純な理由ではなく「王になりたい」という野望からだったんです(まぁ、こういうやり方もどうかとは思いますが)。実はアイロスの姫はレオスの婚約者で、ノアが起こした不始末の責任をとる手段は、処刑かレオスとの婚姻(精霊に守護されているカルナ=クルスでは男性を孕ませる秘術があります)の2つに1つ。やむなくノアは婚姻を選択しますが……
って、これ、ノアの立場だとあまりにも辛くないですか?
ノアって大変前向きな性格というか「起きてしまったことは仕方ない。次、どうするかだ」と考える様な『雑草の様に強い』タイプなので大丈夫そうに見えますけれど、あたしは途中まで怖くて怖くて。
だって「死にたくなかったらセックスしろ」ってことじゃないですかぁ……
どれだけレオスが綺麗でも、セックスが良くても、お話の運びがコメディ調でも、いや、それだからこそ余計に、かなり辛かったです。
「このお話、あたしはダメかも」と思ったんですけれど、レオスの立場や人となりをノアが少しずつ解って来てからは、ぐんと面白くなりました。
特に、国を統べることのみに自分の生活を費やしてきて、市井の人達の暮らしや、後宮の女性たちの心持ちを全く知らない(ひょっとして関心がないのかもしれず)レオスと、身分の低い母を持ったが故に、むしろ自由に遊び回れて、人の心の機微を知っているノアのやりとりは、お互いにないものを補い合う様な関係になっているが故に、相手に一目置くことに繋がっていくというのは「うっわ、これぞ男性同士の恋愛」という感じ。
御前試合のエピソードにしても、隣国との戦争でのあれやこれやにしても、受けさんを侮っていた攻めさんが「ほぉ~」とか「へぇ~」(いや、レオスはこういう言い方はしないと思うが)とか思っちゃって、受けさんに尊敬の念を抱いていくという運びで、この辺はとっても好きなんですよ。
と、いうことで、私にとってはなかなか評価の難しいお話でした。
うーん……あの二者選択がなかったら、すごく好みだったんですけどねぇ……
潔くも凛々しい若者二人の恋
潔いといえば、この作者もそうで、
とっかかりになりそうな読者との共通点を主役に用意していませんし
地の文でこの世界、この国への細かい言及はなし、
ほぼ受け視点ですが、その経験への解説もけっこう大事なところでもなしと、
小気味よいほどです
読者は置いてきぼりにされてもおかしくないところが、
ヒロインが右往左往するタイプではないので
いっしょに引き込まれてしまう勢いがあります
この受けさんが長身・ハンサム・家柄よし・騎士としても随一ときて、
さらにちょっと軽いが優しい、じつに男らしい男なので、
彼の冒険譚としても楽しめます
一方でヒーローはさらなる長身と美貌、でも属性はほぼ同じ、ただし尊大で偉そう-ほんとにエライ-いろんなものを背負っている男です
そんな二人の恋物語は、お家騒動も国同士の諍いも起こって忙しないのに、甘いエピソードもぬかりなく、エロはエロい、そして読後感は爽やかという……
それはたぶんエピローグのせいもあるかも
ちょっとネタバレ 改行
ふたりともほぼ一目惚れのあまあまカップルだったんだ
たった今読み終えました。
もう、とりあえずエロい!行為中のシーンが4,5回あったかなって感じ。
受けが女たらしということで読む前は少し抵抗がありましたが、受けキャラが女性と絡むシーンに苦手意識がある私でもこの作品は楽しんで読むことができました。それだけノアというキャラクターにブレがなかったんだろうなあ〜と。
最近の作品は、序盤あれだけイヤイヤしていた受けがいつのまにか攻めに惹かれている……というテンプレ展開が多い印象ですが(この作品もそんな感じ)、イヤイヤだった受けが攻めに惹かれていく描写が自然だったので違和感がほとんど無かった気がします。
あと、他のかたも書かれているようにエピローグで全部持って行かれました笑。レオスお前あのときそんなことしてたのか……!と、まるでプロローグのような終わり方でした。
個人的には子供が産まれたあとのお話も読みたかったですね。
神評価と迷いましたが受けが長かった髪を終盤で切ってしまうのがとても残念だったので、この評価です。
女好きで女たらしがウッカリで花嫁になってしまうファンタジーです。
「花嫁」モノのファンタジーはいくつか読んできましたが、この作品は一風変わった感じがしたのは、受けのノアが、「女好き」「女たらし」の属性が遺伝子レベルで組み込まれているからでしょうか?
作品の雰囲気次第では、ノアは攻めキャラになってもおかしくない程の「たらし」です。
ですが、ウッカリと攻めのレオスの婚約者の姫に手を出してしまって運命は変わってしまいます。
ノアは攻めになってもおかしくない、と書きましたが、妃になってから初めてのエッチではとても色っぽい受けに開花します。
その後、後宮に入れられ、後宮に居る女性達に「女性らしい」攻撃されます。
そりゃそうですよね、「男」が妃になったのですから。嫉妬されます。
ですが、ノアの遺伝子レベルの「女好き」「女たらし」がここで上手い具合に発揮されます。
後宮の女性達全員を味方にしたシーンは見事でしたね。
受けには必要ないスキルだと思います、ですがそれがこの作品の面白さの一つかと思います。
その後のノアは、やはり「妃」らしいとは言えない数々の行動(行為と言う名の暴走とも言えるかと)を起こします。
そんなノアに振り回される事がないレオスの傲慢っぷりも見事ですが、何度かノアの手中にはまってしまう事も。
レオスの傲慢っぷりをも制御するノアの行動の数々は、ノアのこれまでの生き方の表れだと思います。
上からではなく、下からの目線を持つノアだからこそ、レオスも手中にし、時には実力行使で制御できるのかと思います。
そんな二人だからこそ互いが「最高のパートナー」と言えるのかと思いました。
レオスと対等の目線で、時には剣をも手にし、共に闘うノアの男前さは本当にかっこいいと思いました。
ですが、そのかっこよさが「受け」としての最高のスパイスなんですよね。
二人のエッチは……はい、エロかったです。
イラストも大胆な構図でエロかったです、ごちそうさまです。
このノアとレオスの駆け引きと、エロさのバランスはとても美味しかったです。
ここでご注意なのは、以下ネタばれになりますが、
ノアが妊娠できる身体になってしまう、という事です。
出産のシーンはありませんが、妊娠するかもと少し不安になるノアの心情や、身体的な変化が描かれています。
男性の身体で妊娠が苦手、という方はご注意ください。
私は、妊娠できる身体になってしまったノアが、色気振りまいて、エッチシーンでも感じまくっている所もあって、結構好きでした。
エピローグでレオス視点が描かれます。
このエピローグで、なぜ男のノアが妃に選ばれてしまったのかが判明するのですが、あえてエピローグで原点に戻るというのは、二人の今後の結びつきの強さを予想させ、そして良い具合に余韻を持たせてくれる良い構成だと思いました。
本当に素敵な、そして二人ともかっこいい男前の良い夫婦だと思いました。
後半は少し急ぎ足かな、と思いましたが、読みごたえもあり、爽快感も感じさせる、読んでいてとても爽快感のある「花嫁」モノだと思いました。
剣に魔法に精霊と言った、ハイファンタジーの世界です。
・・・なのですが、色々規格外な受けが大変楽しい一冊。作者さん曰く『嫁を探す旅に出たら「お前が嫁だよ!!」と言われちゃう話』との事。「嫁」と言う単語から連想するにはほど遠い受けに、笑ったりホレボレしたりととても楽しく読めました。
内容です。
大国の皇子・レオスの成人を祝う舞踏会で、女たらしの小国の王子・ノアは、うっかり彼の許嫁を寝盗ってしまいます。代償として、純潔を失った許嫁に代わり、ノアが花嫁になる事に。
実は、レオスの国には男を孕ませる秘術があって-・・・と言うものです。
こちら、出産はありませんが、妊娠ものではあります。王家に伝わる秘術を行うと、下腹部に円形の紋様が浮かび上がり、精霊が見えたり妊娠可能になるというもの。また、秘術と言うのが神官達の前でのエッチです。
ノアにはちゃんと紋様が浮かび上がり、術式は発動したハズなのに、何故か彼には精霊の姿が見えず-。そんなおり、属国の反乱が起こってレオスは討伐のため留守に。その隙を狙うように蛮族の侵攻が・・・と、お話にストーリー性があってファンタジーとしても面白いのです。
しかし、こちらの作品の一番の魅力はキャラクター。
レオスは大国の王子と言う事で、とにかく傲慢なオレ様。そして意外とヤキモチ焼き。ノアを歯牙にも掛けない態度なのに、実は結構執着系なんですね。
あと、ノアですが、こちらは本当に規格外の受け。女たらしの女好きで、後宮に入れば美女ばかりとウハウハする。お約束どおり、その後宮の美女達からは陰険な仕打ちを受けたりするのですが、彼にとっては女性は絶対的存在。あくまで敬う態度を崩さず、歯の浮くような台詞を並べ立てて本気で褒め称えます。そんな彼の人となりに、美女達が敵意を解いて、受け入れられていくのに爽快感を持つんですよね。
まぁ、一見チャラくて軽薄っぽく見えるのですが、実は人を惹きつける人間的魅力があるタイプとでも申しましょうか。
そんな感じの、傲慢な執着系王子と男前で強気な王子との、ケンカップルと言った感じの花嫁もの。なんだかんだ言い合いつつ、互いに心を許して惹かれ合っていく過程にも萌えました。
あとですね、毎回石田先生のイラストを見るたびに思いますが、今回も凄いです。表紙もなかなか凄いですが、口絵カラーもこれまた凄い事になってます。なんかホント、凄いという言葉しか出て来ないのですが・・・。まぁ、表紙をめくったらビックリして下さい!
若干エピソードを詰め込みすぎて、中盤が中だるみ気味な気もしますが、個人的には好みのお話でとっても楽しく読めました!