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gokutsuma no susume
危機感ゼロの超お気楽・ヤクザBL、2冊目です。
極道モノとしては…もう笑えちゃうくらいの軽さ&甘さ!
えっ??? ヤクザって、こんなに簡単にやれちゃうワケ?
…なレベルの、リアル組織犯罪とは関係性限りなくゼロに近い。
映画「極妻」ですら、真面目ドキュメントに見えてくるくらいお気楽ライトなのは、
まぁ~BLだからしようがないか(苦笑)
その中でも…突き抜けてアホらしいのが、ヒロイン(もとい…受け様)の、
恐ろしく学習機能の無い、ズバ抜けた人の良さだった。。。
何度も何度も、同じようなパターンでよそ様を信じて、
挙句の果てに騙される、その運の悪さは、
某少女漫画の大作「王家の紋章」のヒロイン・キャロルを思い出させるものがあるし…
そこまでやらかしても…何度も何度も、攻様に命がけで助けてもらえる運の良さ(?)は、
確かに乙女ゲーにも通じるものがある。
本当にこれは、極道ワールドなんだろうか???
わわっっ…生命の危機…みたいな拉致騒動も、
回数を重ねりゃ、読者の目も次第に慣れてくる。
というか、さすがに飽きてくる。
このテのお決まりのパターンが、読者をまったく裏切らないから、
だからこそのワンパターン。
思えば…受様・優介は、女だったら相当ウザいタイプかもしれない。
超色男恋人相手に、ヒスは起こすわ、焼きもちやくわ、
犬も食わないケンカはするわ、でもしっかり…ベッドではお色気アピールするわ。
でもって…恋も仕事も譲れない、自分は人気予備校講師なんだわ…みたいな。
リアルお年頃女子なら、ザラにいるタイプなんである。
が…これはBLで彼は男、読者的には…あまり腹も立たないどころか、
素直に可愛いヒロイン(?)に見えてくる。
BLって不思議ジャンルなんだと、改めて思える1冊でした。
そうそう…ヤクザ要素といえば、色恋のために指つめすら辞さない攻様よりも、
忠義心がナナメに走ってしまった下っ端・川崎のほうに、
任侠的萌えを感じてしまったよ、私。