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yami ni sumu
事情があって一人暮らし状態の美形男子高校生(臣人)のところに、元軍人の美形外国人(ケイン)が突然転がり込んできて…という状況からはじまるストーリーです。(しかしあまり関係ありまりせんが、この手のBL作品では超絶美形なのに本人に自覚のない天然くんがよく登場しますね。…まぁそれが萌え要素だってのは分かるんですけど)。
お父さんが国際的に活躍している私立探偵とか、死んだお母さんはイギリスの社交界の華だったとか、元軍人の美形は神経的な要因で目が見えない(同じ軍人だった恋人を亡くしている)とか、突然母方の親族の相続争いに巻き込まれるとか…現実的ではない要素がこれでもかと登場します。それらは、二人が惹かれ合っていくための要素になっていてドキドキ感はあるのですが、正直「ちょっと展開が都合良すぎでは?」と思うこともしばしば。
特にお父さんが傷心のケインのために臣人を差し出した…みたいなのはちょっとどうなんだよ?とは思いました。臣人ならば彼に恋するだろうとわかっていたから…というようなことになってはいますが、親としてはさすがにね。
その辺を気にしなければ、ケインかっこいい! 臣人かわいい! を楽しめる作品だと思います。