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sabishigaruya no egoist
え?もう?みたいに、いきなりの攻めのご無体モードに驚かされた話です。
それより前に仕事が先だろと突っ込みながら、読んでいました。
無理矢理があるので、苦手な方はご注意。
ラブホテルオーナー・朝倉臣哉 俺様甘えん坊攻め×インテリアデザイナー・春日深波 天然受け
初指名でデザインの依頼を受けてはりきって出向いたら、仕事はラブホテルの内装で。
おまけに、内装を案内するとオーナーの朝倉についていったら、部屋でいきなり無理矢理に襲われる。
怒って契約を断ろうとしたら、先に朝倉に事務所で契約を正式にされてしまう。
仕方なく仕事を続けるが、何度もまた同じ目にあわされてしまって。
ホテルの内装を確かめる為に仕事で来た受けをいきなり襲うって展開が、とりあえず駄目でした。
BL展開で手っ取り早いといえばそうですが、情緒も何もなく即物的すぎる気がしました。
寂しがりやで甘えん坊で子供っぽい攻めっていう設定が後から判明して、ずるいなと思いました。
孤独な過去があって、それでいままでのご無体を許せちゃうというのが!
いきなり惚れ要素もなく無理矢理にしてしまうアレな展開からして、この本で萌える事は無いと思っていたのに、受けと一緒なら不眠症もなんのそのでぐっすり眠れるってことを、不覚にもちょっとカワイイとさえ思ってしまいました。
ただ、受けが社会人なはずなのに、学生のように反応が子供っぽいのが気にかかりました。
受けの周囲の人の反応は、すごくよかったです。
攻めがご無体をした後の受けの裸を撮っていたデジカメ(受けの会社所有の物)画像を見て、受けが嫌ならこの仕事は断ると断言して怒ってくれるのです。
本人が嫌がっているのに周囲が奨励するのが苦手なので、いい人がいてよかったです。
受けは無自覚惚れという奴で、好きになった事に気付いていなかったって設定ですが、あんなことをされて惚れるって、どれだけボランティア長男体質なんだろうかと心配になりました。
続編エピソードを見ると、すっかり攻めが尻に敷かれているので、始まりはアレとしても、平和と言えば平和なのかも。
エロ:★3 舞台がラブホテルなだけに、しょっちゅう濃い目のHをしています。
総合:★3 最初の急降下から戻って来て、なんとか読めました。