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さて、上下巻シリーズの上巻です。
謎めいた存在の紫姫を好きになった凛が、その紫姫に振り回されてしまうのが、この巻のあらすじ……ってところでしょうか?
紫姫は清純そうな外見とは裏腹に、同室になったことで凛の前でタバコを吸っていたり、凛の存在をまったくないもののように無視したり……。
凛はそんな紫姫に振り回されてしまう。
でも、突然、紫姫が優しくなったり、冷たくなったり、日替わりでころころ変わる。
そして最後には、凛に一言だけ残すと、紫姫は存在した形跡を残さずに消えてしまう……。
そんな感じの話でした。
なんていうか、盛大なあらすじ……という感じでしょうか?
そこから、凛は紫姫を探し始める……という。
話の内容としては、悪くないと思ったんですけど、個人的には、紫姫の正確が変わりすぎて、結局、何を思ってそんな態度をころころ変えているのか、理解できない(苦笑)
何か紫姫なりに思うところがあったんだろう、とは推測してあげることはできるんですが、そこまで。
それが何を意味してるのか、まーったくわかりませんでした。
その辺りで、あんまり紫姫の気持ちに共感できない分だけ、ややイマイチになってしまった感じが否めませんでした。
正直、あんなにころころ態度変えられてたら、迷惑ですよね……。