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地味で大人しい受けが攻めから虐げられるままで終わらず、逆襲に立ちあがる話です。
専務・世良英影 俺様ヘタレ攻め×営業四課・鳴沢真樹 地味眼鏡健気受け
真樹は大人しくて真面目な性格を利用されて、会社ではいじめと嫌がらせを一身に受けていた。
身に覚えのない横領の罪を着せられて、世良のものになれば見過ごしてやると取引をもちかけられる。
理由を聞けば、気を使わずに済む相手が欲しいだけだと言われて、関係を持つことになるのだが……。
社内苛めといい、真樹に対する扱いや境遇が過酷で、それだけで切なくなります。
脅迫から始まった関係ですが、地味な真樹に付加価値を初めて認めてくれたのが世良。
そんな関係に温もりを感じるが、世良には都合がいい相手と思われているだけで。
更なる追い討ちが、自分はただの身代り疑惑で。
そこで虐げられるだけの存在では終わらずに、攻めへの復讐の為に立ち上がるという設定が珍しかったです。
ただ、そこからの攻めへの逆襲に爽快感を感じるどころか、慣れないタイプの子が無理をしている痛々しさがあって、物悲しかったです。
おまけまで読むと、受け攻め共に本当に恋愛不器用同士なんだなという感じがよくわかります。
受けだけがわからないのではなく、読者にも攻めの本当の気持ちがわかりにくかった気がします。
エロ:★3 普通
総合:★3 地味受けの逆襲という設定が珍しかったです。