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大学生の桜井和海は、バイトをする居酒屋で知り合ったカメラマン・谷川史朗と恋人同士。
ある日、行き先が「故郷」であるドライブに二人ででかけることにした。けれど、出発して間もない時間、いきなり飛び出してきた対向車にぶつかられてしまい、恋人とのドライブが一転、悪夢の事故に変わってしまった。
幸い怪我は軽く、二人とも命には別状はなかったのだが、事故の際、脳震盪を起こした谷川は、記憶喪失になってしまっていた。
和海が谷川を見舞いに行くと、和海は谷川に甘い声音のまま別の名前で呼ばれてしまう。どうやらそれは谷川の恋人のことで、名前を“真木”というらしい……。今はショックを与えてはいけないと言われ、和海は谷川の治療の為に、苦しい気持ちを押し隠し、真木のふりを続けていた。
そんなある日、事故を知って真木が駆けつけてきた。
すっかり忘れられてしまうのも嫌だけど、意識が戻った恋人に別の名前で呼ばれたらさぞかしショックだろうと思います。
これでよく谷川のことを嫌いにならなかったと和海の心の広さを尊敬するね……。
これは、別れられてもおかしくない状況だと思うのだけれど。
結局、一旦は現われた真木と谷川は付き合い始めるのですが、その付き合いに違和感を覚えて、最後には谷川が行こうとしていた「故郷」は谷川自身の故郷ではなく、和海の故郷で、そこにいってすべての記憶を取り戻した谷川が改めて、和海に告白して、ハッピーエンド! でした。
これにはもう一つ。
和海の父親を知っているという清原が現われて、谷川と和海の二人の関係がギクシャクするという話も入っています。
実はこっちのほうが、かなり重いのじゃないか、と思いますが。
二人はその危機も無事に乗り越えてくれました。
個人的には、清原があっさり諦めてくれてよかったですが、これで諦めてもらえなかったらかなりやばいのでは……? とか思ってしまいました。
心理学ってつかいようですよね、本当に……。