愛と恋の境界

主人公が男前

仕事がうまくいかない皐（22）は、志藤（28）に誘われて、３か月だけ会員限定倶楽部のウエイターをすることになります。
その倶楽部では、会員のおじさまと、援助を求めるウエィターの若い男とが、愛人契約を結ぶのですが、皐にはそのつもりはなく、志藤を好きになります。
会員には珍しく若い松東谷という男性がおり、好みじゃないはずの皐に言い寄ります。
彼は志藤となにやら関係があるようだと皐が思っていたら、昔、志藤と愛人契約を結んでいた林田会長（倶楽部の創設者）と、松東谷は恋人同士であり、林田会長は志藤を松東谷のレプリカにしようとしたとのことです。
志藤は、皐は松東谷と一緒にいる方が幸せだと言いますが、皐は食い下がり、志藤と恋人同士になります。

皐は受けなんですが、男前なさっぱりした思考で、ストーリーが彼目線で進むので、読んでいて気持ち良いです。

皐の宮崎弁、冒頭だけだったのがちょっと残念です。最後にちょこっと出ても面白かったと思ったんですけれどね。