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ai de kituku shibaritai
これは(言ってはなんですが)正直大した内容じゃないとは思うのに、なぜか好きなんですよ。
数馬がとにかくイイんですよね。ちょっと『ホントに大学生?若さがないよ・・・』とは思うのですが、それも魅力のひとつかな。実際にはそれほど違わないはずなのに、『年の差もの』みたいでした。もう夏鹿が可愛くて仕方ない、って感じでよかったんです。
それに『兄弟』としてお互い強く結び付いて生きてきた2人が、その上に『恋愛』を積み重ねて行く感じが、とても素敵だと思いましたね。しかし、数馬は『兄』としてだけでもいい男ですよ!
この数馬×夏鹿CPと、脇の一成×潮CPのそれぞれのストーリーなんですが、私は一成×潮CPはあんまり興味なかったんですよ。一成の『幼稚さ』がどうにもダメでした。
設定は、ちょっと苦しかったです。最近ではちょっとないんじゃないかというくらい無茶ですよ。ベタというのも・・・もうベタを通り越してると思います。
あまりにも浮世離れし過ぎだし(リアリティのなさそのものがダメなんじゃないんです。荒唐無稽な設定でも、ちゃんと『読ませる』作品はありますし)、逆にこういう『お家騒動』を書きたかったのなら、いっそ舞台を現代にしないほうがよかったのでは、と思ってしまいました。
そこのところに目を瞑れば、まあそれなりに楽しめましたが。
きたざわさんは、本編の脇キャラクターをメインに据えてスピンオフを書かれることが多いんですが、なぜか本編CPよりスピンオフCPのストーリーの方が長くなるパターンがほとんどなんですよね。ご本人はスピンオフCPの方がお気に入りってことでしょうか。
でも、私は本編CPが好きなことが多いので、ちょっと哀しいです。この作品も、数馬×夏鹿CPは最初の1編だけで、あとは(下巻も含めて)一成×潮CPがメインです。
私の場合、最初にも言いましたが、数馬と夏鹿が好きなんですよね。脇CPは、というより一成がね~。こういうキャラクターはどうも好きになれないです。潮は、何をするにもまず『立場』が先に立つので、本当はどういうキャラクターなのかがわかりにくかったんです。
あとは、高永さんのイラストが、とても綺麗で可愛くてよかったです。
とにかく兄がストイックでかっこいいです
13歳から何年間も、自分を殺して弟のためだけに鍛錬
弟・夏鹿もサラッと家督を譲るいい子なだけに
このWホモップル作品のもう一組、小悪党カプの攻めのエゴイスティックな子供っぽさが目立ちます
結局、父からも本当に愛されてないわけじゃなかったし
でも話の分量から考えて、作者は多分こっちの方に思い入れがありますね
下巻には兄弟2人のお話はないです
もっと読みたかったな……
ところでモブの台詞「いかにも男に脚開いてそうな感じするよね」って
こんな会話女子大生がする?
君らは腐女子ですか?